もってけ!ずしおうまる

モンハンが大好きな、へっぽこ大剣ハンターZushiの狩猟記録。他ゲー、アニメ、音楽、仕事の愚痴。持続性のない記事が多めです。

「ほぼほぼ」っていう謎の表現が苦手な話。

ども!
ずしおうまるです。
数年まえから若者を中心にブームになっている表現で「ほぼほぼ」という言葉がありませんか?
聞いたことがあるひとは大勢いるでしょうし、
日常で使ってるよ!というひとたちもいるでしょう。
わたしもよく友人や仲間と話しているときや、
ツイッターなどをはじめとするSNSで見かけたり、
最近ではTVのアナウンサーさんもよく使っているのを見聞きします。
しかしながら、わたしは、この「ほぼほぼ」という表現がどうしようもなく苦手なんです!!
今日は、ほぼほぼ苦手委員会の代表として、なぜ、わたしがほぼほぼという表現が苦手なのか説明していこうと思います。
ほぼほぼ派は読むと腹がたつと思うので読まないことを強く推奨します。
むしろ、ほぼ派の方と気持ちを共有したいので、ほぼ派の方はぜひ!読んでいってくださいね(^^)







☆「ほぼ」でいいのでは?
ほぼほぼが出てくる以前、使われていたのは「ほぼ」ですよね。
わたしもこっちのほうをよく使っています。
〇〇できた?
という質問にたいし、
ほぼできました!
というふうに使いますね。
だいたい、あらかた、おおよそ、
という意味合いを短く表現したものが「ほぼ」ですね。
もしくは「ほとんど」とか、そういう表現もありますが、短く語感が良いので、ほぼを使う場合が多かったイメージです。
しかし、最近出てきた言葉、
「ほぼほぼ」はほぼをさらに強調した言いまわしといった所でしょうか。
ほぼが80〜90%できただとしたら、ほぼほぼは90%〜99%できたみたいな感じですかね。
…対して変わらないじゃん!!
そもそも、あらかたとかだいたいとか大雑把な意味あいを表現する言葉に、強調って必要ないような気がします。
意味合いがほとんどかわらないのに、わざわざ強調することに意味があるのでしょうか?
と考えると妙な言葉の表現の気持ち悪さというか、魚の骨が喉に引っかかったような違和感を感じるんですよ。
「ほぼ」はわりと大雑把な表現で、どちらかといえば豪快な感じがします。
「ほぼ」をキャラクターで表現するとジャイアンみたいな。
「ほぼほぼ」は本来は大雑把な表現である、ほぼという言葉にわざわざ強調を入れ、とりあえず知的な感じを演出するというか、カッコつけたい衝動を感じる表現というか…。
「ほぼほぼ」をキャラクターで表現するとスネ夫みたいな。
いま流行りの現代風の知的っぽい言葉を使って、かっこつけたい衝動がひしひしとつたわってきて、モヤっとするんですよね。






☆「ほぼほぼ」は字面が悪い。
ほぼほぼを言葉としてしゃべる場合、理屈っぽさがそこはかとなく漂うため、
ちょっと知的に感じてカッコつけてつかいたくなる表現なんですよね。
〇〇できた?
という質問に対して、
ほぼできました!
と答えるよりも、
ほぼほぼできました!
のほうがおれ出来る感をアピールできるような気がしませんか?(進行状況は同じだとしても)
こういった語感のマジックというか、つい使いたくなるような妙な舌触りの良さみたいなものが、ほぼほぼの方が強い気がします。
しかし、いざ文字に起こしてみると、
字面が異様に悪い!
読むときも、「ほ」が並んでいて読みにくいし、見た目が非常に悪い。
まあまあ、そもそも、いやいや…などほぼほぼと同様に2つ言葉を重ねる表現は結構ありますが、
「ま」と「あ」、「そ」と「も」、「い」と「や」…という二つの文字で形成されているためそこまで字面が悪くは感じません。
しかし、「ほぼほぼ」は、「ほ」が4つ並んでいる時点でごちゃごちゃして美しくありません。
SNSや文書で見かけたときに、
「ほぼ」でいいのに、わざわざ「ほぼほぼ」と書いたのか…と思うと妙な滑稽さすらあります。
百歩譲って、語感の良さは認めるところはありますが、字面の悪さは最悪だと思います。







☆なぜか世間一般で使われている。
たとえばネット民がよく使う、
ワロタw、〇〇ムーブ、わかりみが深い、ワンチャン、イキリトなど、
友達や自分の趣味の界隈では多少使うけど、世間一般では使わないよねっていう表現って結構ありますよね。
たとえば、会社の上司や目上の方などと、話をしているときに、ワロタwとか、ワンチャンやってみます?とか言わないでしょう。
しかし、わたしはそういった世間では支持されていないような、
ネット用語、オタク用語、若者言葉みたいなものはけっこう好きです。
世間一般では浸透してないけど、ネット民やオタクたちのあいだで使われてるみたいな…そういう言葉は昔から気に入って使っています。
ただし「ほぼほぼ」きみはだめだ。
ほぼほぼはおそらく、もともとはネット用語、オタク用語、若者言葉から生み出されたものだと思います。
しかし、その語感の良さと他のネット用語に比べてやや知的な感じがするため、
芸能人だとか、アナウンサーなど、TVに出るようなひとたちが、積極的に使用するようになり、一気に拡散されていきました。
ほかのネット用語やオタク用語がなぜそこまで世間に広まらないかというと、
ちょっと幼稚っぽいというか、おバカな感じがして、表立って使いにくい言葉が多いからです。
しかし、ほぼほぼの場合、「ほぼ」の強調表現だと言われると謎のオサレ感をかんじます。
世間一般でさらりと使っても違和感がなく、語感もなんとなく良いので、
相手が使っているのを聞いて、自分も使おうかな?
と、世間一般に広まっていった感じでしょう。
もちろん、若者たちがこの言葉を使うのはふつうに理解できます。
ネット用語や若者言葉が起源なら使うのは当然でしょう。
しかし、ほぼほぼの恐ろしいところは、
若者言葉やネット用語みたいなものに対して否定的な層も、あたかもずっと使ってました!
という感じで当たり前に使っていることです。

アナウンサーなど、正しい言葉を使うべき職業の方ですら、ほぼほぼを使ってしまっています(ミ〇ネさんとかね)
ほぼほぼがOKなら、ワロタンゴwwwだって使いたいけれど、それはだめでしょう?
ワロタwワロタンゴwだって「笑った」の強調表現ですって言ってもかしこまった場面で使っちゃだめでしょう?
ほぼほぼがほぼの強調表現なのと同様に、
ワロタやワロタンゴwも笑ったの強調表現なのに…
ほぼほぼなんてほぼとほぼほぼ意味がおなじなのに…
ほぼほぼを文字に起こすとそうとう気持ち悪くてダサイのに…
この妙な違和感。わかるひとはたぶんわかるはずです。






☆みんなで ほぼ を愛しましょう。
世間一般でほぼほぼが浸透していく中、
わたしのように、頑なに「ほぼ」を愛用する剛田武のように情に熱いひとも世の中にはきっといるでしょう。
たぶん少数派ですけど。
おそらく、ほぼほぼがネット用語、オタク用語、若者言葉止まりで、一部の界隈でしか使わない言葉だったら使っていたかもしれませんが…。
何故か、ほぼほぼがスタイリッシュなイケてる表現として、使われているのがイラっとくるんですよね。
わたしのように、ほぼほぼ という言葉に対する妙なモヤモヤ感、奥歯にニラが挟まったような微妙な気持ち悪さを感じているかたもいるはず。
少数派の方たちとぜひ!この気持ちを分かり合えるとうれしいです。

長年のポケモンファンが名探偵ピカチュウを観た感想

ども!
ずしおうまるです。
5月3日に公開された、
「名探偵ピカチュウ」を観てきました。
今回はその感想などを書いていこうかと思います。
名探偵ピカチュウは公開前からポケモンファンのあいだで話題になっていましたね。
予告のショートムービーに登場したポケモンたちが、「キモい」「こわい」などとSNSで盛り上がっていました。
わたしも長らくポケモンファンで、ゲームボーイの赤緑からずっと追いかけてきましたが、
ポケモンの世界を実写化というのは難しいだろうと思っていました。
しかしながらこの、「名探偵ピカチュウ」は、実写化して正解だったと言わざるを得ないほど良い作品でした。
今回はそんな映画の感想をまったり書いていきたいと思います。
なるべくネタバレしないように書いていこうと思いますが、少しネタバレも含まれてしまうかと思います。
少しのネタバレも不安な方は見ないようにしていただけると幸いです。
では以下より感想となります。



















☆名探偵ピカチュウの良いところ
・世界観の素晴らしさ
まず映画を見て最初に感動したのが、人間とポケモンが共に生きている世界観が実写で見られたことに感動しました。
昔からポケモンが大好きだったわたしは、
小さい頃からポケモンとの出会いにあこがれていて、草むらの陰にもしかしたらコラッタがいたり、岩場にある石ころが、もしかするとイシツブテだったりするんじゃないか?と想像しながら遊んでいたものですが、
この映画はまさにわたしが小さい頃、思い描いていた世界そのものなのです。
空を見上げればピジョットが飛び回り、
牧場にはバッフロンが飼育されていて、
町にでればエイパムが街灯によじ登って遊んでいたり、
火事が起こればゼニガメが消火活動を手伝い、
見渡せば人と寄り添うように歩くポケモンたち。
人間とポケモンが共存して生きる世界。
ひともポケモンもお互いを必要とし合っている…
そういったポケモンの世界や描き方が絶妙でした。
作り手側もきっと幼いころ、こんな世界に憧れていたのではないだろうか…と思わせるほど、どっぷりと浸れる素晴らしい世界観でした。







・ポケモンは優しくも怖い生き物。
たとえばゲームのポケモンが可愛らしくデフォルメされた姿だとしたら、
名探偵ピカチュウに出てくるポケモンたちは、
現実により近い描かれ方をしているのではないでしょうか?
予告版で散々キモい怖いと言われていたポケモンたちですが、
もしわたしたちの生きる世界にポケモンがいたら、たぶんこんな風に見えるんだろうなぁという絶妙なラインでポケモンたちを描いてるんですよね。
かわいくしようと思えばいくらでもできるはずなのに、あえて気持ち悪いな、怖いなと思わせる方向に持って行っているように感じました。
けれど、それは正解で、
ポケモンってあくまでモンスターですからね。
現実にリザードンがいたらとても怖いし、巨大なギャラドスが海を泳いでいたら発狂ものですし、虫ポケモンなんて鳥肌ものでしょうね。
かわいいだけじゃなく、ポケモンの怖さを描いてくれた点がとても好感がもてました。
より「リアル」に近いかたちでポケモンと人間が生きる姿を見せてくれていたように感じました。
小さな体のポケモンでも、人間より遥かに強いのは当然で、
けれどもそんな怖い側面をもったモンスターたちと信頼を築ければ、パートナーになれる。
夢のある世界だと思います、ポケモンは。





・ピカチュウたちのかわいさ。
映画を観てあらためて思いましたが、ピカチュウは、やはりものすごくかわいいですね。
ニンテンドースイッチで発売されたピカチュウ ・イーブイでは、イーブイにやや押され気味だった印象でしたが、名探偵ピカチュウを観て、やはりポケットモンスターを象徴するキャラクターはピカチュウにおいてほかにない!と思いました。
思わず抱きしめてしまいたくなる、ふわふわの黄色い毛並み…。
場面によってコロコロと変わる表情の豊かさ…。
戦闘になれば凛々しい表情を見せ、電気ワザをバチバチとキメていくかっこよさ…。
もし現実にピカチュウがいたら、みんなピカチュウを欲しがって乱獲されて、いなくなってしまいそうですね。
あと、ゲームのポケモンを遊んでいたときは、「進化」はわりと重要な強化要素で、
てっとりばやく進化させてしまえば、ストーリーをどんどん進められますし、ポケモン図鑑もうまるし、一石二鳥なので、当たり前のようにポケモンを進化をさせていました。
しかし、ゲーム内に登場するNPCたちの中には、ポケモンを進化させたくないと言っているひとや、強さを競いあうはずのポケモントレーナーの中にも、強いこだわりがありポケモンを進化させていないひとたちもいます。
ゲームをしているときは、何でだろう?進化させれば強くなるのに…と思って遊んでいたものですが、ようやく気持ちがわかりました。
あの可愛らしいピカチュウやヒトカゲやゼニガメやフシギダネを観てしまったら、進化させたくない気持ちが痛いほどわかります。
たとえば、ピカチュウならばライチュウになって重くなって肩に乗せられなくなったらとても悲しいですし(ライチュウ30kg、ピカチュウ6kg)
リザードン、カメックス、フシギバナに至っては肩に乗せるどころか自分が背中に乗せてもらうかたちになるのでしょうか…。
それはそれで楽しいですが、
進化先のポケモンたちの凶悪な姿を見たらなかなか進化させたいという気持ちにならないかもしれませんね。
進化キャンセルって大事だなと痛感しました。






・ポケットモンスターという作品へのリスペクト。
この映画はポケモンが好きなひとが作ってくれている!と所々で感じる箇所がちりばめられていましたね。
劇中でゼニガメが消火活動をしていましたが、アニメのポケモンでも、サトシのゼニガメは消防団に入っていましたね。
ライムシティの道路の真ん中で眠りこけていたカビゴンは、ポケットモンスター赤緑で道を塞いでいたカビゴンを思い出させますし、
バーでプリンが歌っていたうたは、アニメのプリンが歌っていた曲そのままです。
そして物語冒頭のシーンは完全に、ポケットモンスターの映画の中でも最高傑作といわれている「ミュウツーの逆襲」のオマージュです。
ほかにも挙げたらけっこうオマージュっぽいところがたくさんあるのですが、
こういった昔からポケモンが大好きなファンも思わずグッとくるような細かい演出がたまらなかったです。
もちろん、赤緑の時代を知らない子どもたちのために初代だけではなく、歴代のポケモンたちがいたるところに登場していた点もよかったと思います。
アニメ、ゲーム、映画…とポケモンシリーズは素晴らしい作品がたくさんありましたが、
名探偵ピカチュウは、今までの作品を作り手側がとても大事にしてくれていることが伝わってくるような、温かい映画
でした。




・主人公とティムと幼い自分を重ねる。
主人公ティムは、幼い頃、ポケモントレーナーになるのが夢でしたが、ある理由からポケモントレーナーになりたいという夢を諦め、
いつしかポケモンそのものを遠ざけてしまうようになりました。
こういった経験はポケモンに多大な影響を受けた方ほどわかると思うのですが、
幼い頃、わたしもポケモントレーナーになりたいと思っていました。
ガチャガチャのカプセルを握りしめて、どこかにポケモンがいるんじゃないかと、友達と一緒にあちこち駆け巡った記憶があります。
いつしか、この世界にポケモンはいないと気づくのですが、
諦めつつも、どこかにいたらいいな〜みたいな気持ちはじつはいまでもあったりします。
主人公ティムは夢を諦めポケモンを遠ざけ、
わたしたちはポケモンがいないと知りポケモンから遠ざかっていった…。
そんなまるで幼い自分を見ているような既視感を感じながら映画を見ているうちに、
ティムはピカチュウと苦楽を共にし、ついにはお互いを認め合う相棒となるのです。
相棒となってからの2人の友情は、まるでアニメのサトシとピカチュウそのもので、
そんなサトシとピカチュウの関係に憧れていた幼い自分を思い出して、何だか懐かしい気持ちになりました。
名探偵ピカチュウは、いまポケモンが好きだという幼い子たちに向けられた作品でありつつも、真の部分ではポケモンが大好きだった大人たちに向けられた作品だったのではないか?と感じました。
先程お話した、過去作品を思い出させる部分も、そういった思いから散りばめられているのかもしれませんね。






☆名探偵ピカチュウの微妙なところ
・先が読めてしまうストーリー
名探偵ピカチュウは、アッと驚く展開だとか、今までの情報が点と線で繋がって、一気に伏線を回収していく…みたいなことを期待する映画ではないです。
わたしもわりと序盤で、もしかすると…と思っていたのですが、案の定わたしが思った通りの出来事が起こり、やっぱりそうだよね…という感じで終わりました。
それが全てを台無しにしているかと言うと、決してそんなことはありません。
ただ「名探偵」いう要素に期待するとかなり拍子抜けしてしまう作品だと思います。
ピカチュウと一緒に推理をして犯人を見つけて事件を解決していく…というスタンスの映画では決してありません。
どちらかといえば、ピカチュウとティムの友情の物語であり、親子の絆の物語であり、その世界観に浸り、登場するポケモンにホッコリすることに特化した映画です。
推理や謎解きや主人公たちのラブコメ要素に期待するならば、いまちょうど同時期に上映している名探偵コナンのほうをご覧になったほうが有意義かと思います。
やはり「名探偵ピカチュウというタイトルがちょっとアダになったかな?と思うような感じでしたね。
推理物に特化していないし、わりと先が見えてしまう内容なので、探偵要素に期待していたひとは、え?と思うかもしれません。
そこが少し残念な点かな…と思いました。






・主人公ティムの掘り下げが少し浅い
もともと名探偵ピカチュウは3DSのゲームとして発売された作品でした。
残念ながらわたしも原作は未プレイのため、原作通りに物語が作られているのか、それとも映画用に新たにストーリーを作ったのかはわからないのですが、
ただ1つ言えることは、主人公ティムの過去や何故ポケモントレーナーになる夢を諦めたのかという部分の掘り下げが、やや浅いかな…と思いました。
一応、ティムがポケモントレーナーを諦めるきっかけになった出来事が描かれているのですが、その起きた出来事に対して、過去と現在のティムがどう感じたのか、なにを引きずっているのか…という感情の部分の掘り下げがイマイチなため、わかりにくいのです。
そしてその出来事をきっかけにポケモントレーナーの夢を諦めた…それはわかるのですが、
ポケモンとの関わりを一切断ってしまった…という点はよくわからないですね。
その出来事にポケモンが深く関わっていて、ポケモンに対して良い印象がなくなった…というならばわかりますが、夢を諦めた根本的な原因がポケモンではないにもかかわらず、
そこまでしてポケモンを遠ざける理由が曖昧で、少し違和感をかんじました。
ただ、ティムをカラカラに見立ている描写があるのですが、
そこでティムの感情、過去を読み取れるようにしているのは好印象でした。
というか、話のテンポの良さと世界観でゴリ押しできてしまうので、ささいな不満ではあると思いますが、心理描写がもう少し丁寧だとなおよかったかなと思いました。






・やはりバトルが見たい
名探偵ピカチュウという作品自体はわたしはすごく好きで、素晴らしいと感じました。
しかし、SNSなどの感想を見ると、さきほども言ったように、ストーリーの先読みができてしまい、驚くような要素もなく、
見る人がみれば、ありきたりでつまらないストーリーだと感じている方も多いのかなぁと思いました。
たしかに、
推理物としても中途半端、アクション物としても中途半端
であるような感は否めません。
ただ、名探偵ピカチュウで一番アツイ場面はどこだったか?と聞かれたら、
ピカチュウVSリザードン
を挙げるひとがけっこういるのではないかな?と思います。
そもそも「ポケモンに望んでいることはなにか?」
と言うと、ポケモンバトルをイメージするひとが多いと思うんですよ。
実際、わたしも映画のバトルシーンにはワクワクしました。
…しかし、主人公がポケモントレーナーではなかったことと、
舞台であるライムシティも、ポケモンとの共存を主とした町で、法によってポケモンバトルを禁じられているという設定のため、
手に汗握るような駆け引きと熱いポケモンバトルをがっつりと描けなかった部分は、かなり惜しいと思います。
逆に、成功してる部分もあって、
さきほどの「ポケモンに望んでいることはなにか?」という問いにもどります。
バトル以外に出てくる答えがあるとすれば、
大自然で生きるポケモンたちの姿や、
ひとの生活の中で生きるポケモンたちの姿を見たい。
ポケモンと人間の絆が見たい。

そういった部分だと思うんですよね。
名探偵ピカチュウはいま挙げた部分はとても上手に描かれており、その点においては成功しているのではないかな?と感じました。
だからこそ、次回作があるとすれば、ポケモントレーナーと相棒ポケモンとの出会いと成長と絆と冒険の物語を、純粋に描いてほしいなーという気持ちが強くあります。
やっぱりポケモンといえば、ポケモントレーナー!
そしてバトルなんじゃないかなと思いました。






以上がわたしの、名探偵ピカチュウを見た感想でした。
個人的には現実とポケモン世界の融合というのはまさに夢で、この世界観を観ることができただけでもかなり大満足でした。
今でもポケモンが大好きなひとには絶対おすすめできる映画ですし、
幼少期にポケモンにハマっていた大人にも観てほしい映画です。

ストーリーもありがちと感じる方もいるかもしれませんが、世界観にどっぷりハマれるひとはあまり気にならないと思います。
わたしたちの生活の中にもしもポケモンがいたら…という世界を絶妙に描いてくれているので、気になる方はぜひぜひ、映画館に足を運んでみてはいかがでしょうか?

ドラクエ10:フレンドにマジ切れした話


ども!
ずしおうまるです。
昨年の9月ごろからドラクエ10をはじめまして、まったりとドラクエライフを満喫しています。
ドラクエ10はシリーズ初のオンラインゲームなので、当然ながら自分以外のひとと関わり合うことがあるゲームです。
わたしの場合、チームなどには所属していないので、(ただしくは所属しているが自分のキャラクターとリア友のみで作ったチームなので、他人はいない)
片手で数えるほどしかフレンドがいません。
どうやら、わたしはフレンドをたくさんつくってあちこちに顔を出して、広い人間関係を築くよりも、
数人のフレとたまーに遊んだり雑談して、あとは個人行動が合っているようです。
さて、そんな少数のフレとしか関わり合いをもたない主義のわたしですが、
ドラクエ10をやっていて最近フレにキレましたw
オンラインゲームを遊ばない方からすると、ゲームのことなんかでキレるの?と思うでしょう。
わたしもオンラインゲームをするまえはそう思っていました。
しかし、ゲームとはいえキャラクターに中身がいれば人同士の関わりあいになるわけで、現実とおなじく友情がうまれることもあれば争いがうまれることもあります。
こんなことでキレるわたしの器が小さいのかもしれませんが、どんな世界にもわかりあえないことってあるのです…。
きょうはそんな話。







*平穏なご近所付き合い
ドラクエ10をはじめて2ヶ月くらいたったころのことでした。
フレンドのすすめで住宅村に家をもつことになりました。
ドラクエ10の世界ではキャラクターの住むお家を買うことができるのです。
さっそく家を買って、庭に畑を設置して花の種や作物の種をまきはじめました。
お花や作物は成長するとバザーに出品して売ることができるので、冒険者のあいだでは初歩的でありかつ確実に儲かる金策です。
するとある日、見知らぬひとがわたしの畑にお水をまいてくれているのに気づきました。
畑はいろいろなひとに水をいてもらうと、たくさん実ったりレアな作物が実るようになり、とてもありがたいことなのです。
最初はフレンドのサブかな?と思ったのですが、どうやらわたしの家の隣に住んでる方が親切にわたしの畑に水撒きをしてくれていることを知りました。
しかも複数のサブキャラを使って、毎日のようにまいてくれていたので、わたしもお礼にご近所さんの畑に水をまきはじめるようになりました。
残念ながらわたしは2キャラしかいなかったので、2キャラでしかご近所さんの畑に水まきはできなかった(後に3キャラ目を作りましたが、3キャラ目の畑には、負担になるので水はまかなくて良いとご近所さんに伝えてあります)のですが、
あちら側は5キャラくらいで水をまいてくれていました。
最初はお礼になにか送るべきか…と悩んだのですが、
ポストの設定がものを入れられないようになっていたため、お礼の手紙すらだせず。
たまに住宅村で顔をあわせても、わたしがもたもたお礼のメッセージを打っているあいだに走り去ってしまうクールなご近所さんでした。
…しかし次第に、フレンドになったりせずとも、直接お礼を伝えずとも、こういうご近所付き合いという温かい人間関係もあるんだ。と気づくようになりました。
手紙や物や言葉でお礼をつたえるのではなく、
畑にお水をまいてもらったら、こちらもお礼として水をまく。
その行動そのものがお礼の姿勢をしめすことになるのではないか…とわかったのです。

たまにドラクエ10のスマホアプリでジェムというログインボーナスと課金で手に入る、いわゆる課金石(わたしは課金せずログボでもらった石を貯めている)を使って、
作物のレア度がアップしたり作物が実りやすくなるお水をまいて、感謝のきもちをつたえました。

そして、スライムチャットという伝言板のようなものがあるのですが、
そこにいつもお水、ありがとう!とだけメッセージを残しておきました。
すると、数日後、わたしのスライムチャットにも、ご近所さんからメッセージが届いており、こちらこそ、いつもありがとうございますとメッセージが残されていました。
それを見てほっこりした気持ちになり、お互いに水をまきあう日々がすぎていきました。








*突然こわれた平穏。
そんな平穏な日々がぶち壊されたのはわたしのフレンドの一言からはじまりました。
「〇〇さんってZushiのフレ?」とたずねられたのです。
〇〇さんとはご近所さんの名前でした。
なぜ、フレがご近所さんのことを知っているのか?
意味がわからず、ひとまずわたしのフレンドではなく、近所に住むひとだとつたえました。
すると、
「このあいだ〇〇さんが俺の畑に水をまいてくれて、今日はレア度アップの水をくれた♪」
と言われました。
ご近所さんが、まったく面識がないはずのわたしのフレの畑に水をまく?そんなことがあり得るのかと疑問に思いながら、
そのときはそれ以上深く考えず、わたしのフレの畑に水までまいてくれて申し訳ないなぁ、お礼を言わなきゃとおもっていました。
しかし、フレは定期的にご近所さんからもらえるレア度アップ水で、自分の畑に良い作物ができ、金策が捗り味をしめてしまったのでしょう。
フレの行動は徐々にエスカレートしていきました。
彼はもともとサブキャラが多いひとでしたが、さらに新しくサブキャラを複数つくり、10キャラ以上のサブキャラでわたしのご近所さんの畑に水をまきはじめました。
すると、優しいご近所さんは見知らぬひととはいえ、畑に水をまいてもらったお礼にと、律儀にフレのサブキャラのすべての畑に水をまきかえしていました。
もちろんご近所さんはフレの畑を知らないので、ドラクエ10のスマホアプリの課金石を使ってフレの複数のキャラに水をまき、レア度アップ水をまいていたようです。
しかし10キャラ以上に水をまきかえしているとなると、ログインボーナスでたまる課金石では捌ききれないので、
おそらくずっと大切に貯めていた石を使っているのか…最悪の場合はリアルマネーを石に変えていた可能性だってあります。

そんな事実を知ってか知らずか、
フレはルームのひとたちに、びっくりトマト金策はかなりお得だからサブキャラをつくってどんどんやるべき!かなりおいしい!などと自慢しはじめました。
それを見てさすがにイラッときてしまったのです。
ひとの畑にたかって課金水もらってるだけじゃん!
事情をしらないルームのひとたちにドヤ顔で自慢してるフレに腹がたちつつも、でもご近所さんとフレのあいだのことだし…と、わたしも耐えていました。
しかし、フレはご近所さんともっと仲良くなって、もっともっと課金水をまいてほしくなったのでしょう。
ご近所さんの家のスライムチャットに執拗に複数キャラでメッセージをのこしはじめたのです。
ご近所さんのスライムチャットは、
フレの10数キャラのメッセージでびっしり埋め尽くされていて、さすがにゾッとしました。
同じ人物が複数キャラで同じようなメッセージを残していく気持ち悪さは言葉にできません…。
さらにポストにものを入れられるようにしてくれ
などと書き置きを残しており、
これを見た瞬間、これはもう、さすがに放置できないと思いました。






*ついに堪忍袋の尾が切れる。
これ以上放っておいたらエスカレートしかねないと判断したわたしは、
フレに直接、
複数キャラでご近所さんの畑に水をまくのも、スライムチャットに粘着するのもやめてほしい。
という話をしました。
が、フレはすかさず、
水をまいてもらったお礼に複数キャラで水をまいているだけだ!
と主張していました。
しかし、おそらくそれは建前で、本音はご近所さんの畑にたくさんのキャラで水をまけば、お礼にレア度アップ水をまいてくれるから通いつめていただけなのでしょう。
そうでなければわざわざまた新たにサブキャラを複数つくるでしょうか?
それにフレは、以前は畑の水やりにそれほど熱心ではなく、わたしがフレの畑に毎日水撒きをしても、フレがわたしの畑に水を撒きにきてくれたことはほとんどありませんでした。
しかし、ご近所さんから課金水をもらってからは、まるで取り憑かれたように毎日水やりをするために通い詰めていました。
そりゃ通いますよ…
なぜならフレの10キャラ以上のサブすべての畑に課金水をまいてもらった場合、一度に数百万Gを越える利益を稼ぐことができます。
ドラクエ10の世界ではかなりの価値のある収入源です。
ふつうにちょっと考えれば、知らない畑にお返しに水をまくことは課金石を消費することだとわかるし、ましてたくさんのキャラでまいたら相手にとって負担になるな…と気づきます。
そもそも、ひとに課金石を使わせている時点で、まともな神経の持ち主なら、自重しようと考えるのがふつうです。
もちろん、フレがお返しに課金石を使ってレア度アップ水をご近所さんの畑にまいているならば、わたしだって文句は言いません。
両者が課金石を使い、対等な関係だったらそれで良いと思います。
しかし、フレはツールを使っていないので、課金水をまくことはできません。
フレは、ご近所さんの畑1カ所に複数キャラで水をまいているだけ(課金水は一切まかない)
ご近所さんは、フレの10以上もいるキャラの畑に水をまき、時折、課金水まであげていたようです。
これが対等といえるでしょうか?
こんなの、ただただご近所さんに負担を背負わせているだけです。

わたしは、そんな理不尽な関係をどうしても許すことができませんでした。
とりあえずフレには、
ご近所さんは課金石をつかってまで水をまいてくれている事実。
そして、複数キャラで水をまけばまくほどご近所さんの課金石を消費させている事実。
ある日突然、見知らぬ複数のキャラに水をまかれたらどう思うか、少しは相手の立場にたって物事を考えてほしい。
また、スライムチャットに複数キャラでメッセージを書いたりするのも怖いし、
ポストの権限を変えてくれというのもおかしい。
そもそも、ご近所さんが複数キャラすべてに、課金石を使ってまで水をあげてくれていることに、心は痛まないのか?
ということをつたえました。
フレはまだ納得していないようでしたが、
ひとまず、
ご近所さんの負担になってしまうから、これからは1キャラでしか水はまかない
という約束をしました。








*ご近所さんに真実を話す。
そして1ヶ月ほど月日は流れ、
わたしは、自分の家の畑のまえでご近所さんに出会いました。
ご近所さんは真夜中にinしていることが多いようでなかなか顔をあわせる機会がありませんでした。
直接、ご本人に聞くのはどうか…と思いましたが、勇気をふりしぼってご近所さんに声をかけました。
最近知らないひとに畑に水をまかれていないですか?
そのひとはわたしのフレなのですが、複数キャラを操作してご近所さんの畑に水をまいています
ご近所さんがまいてくれているレア度アップ水が目当てのようで…。
やはり課金石を消費することですし、ご近所さんのスライムチャットにも粘着していたので、注意をして今後は1キャラでしか水をまかないと約束していたのですが、最近はどうですか?

…と。
するとご近所さんは、
あーやっぱりそうだったんですか…
とちょっと言いにくそうにしながら、
このあいだもたくさんのキャラで水をまいていただきましたね…
と話してくれました。
やはりわたしと約束していたにもかかわらず、未だにフレはコソコソ複数キャラを使ってご近所さんの畑に通いつめていたようです。
さすがにこれには、あきれてしまいました。
しかし、ご近所さんはとても優しい方で、
さすがに最初は驚きましたが、自分のフレにもジェムを使って水をまいてますし…その方もついでに水まきするくらいどうってことないから気にしないで良いですよ〜。
いちおうわたしの畑に水をまきかえしてはくれていますし…。

と言ってくれました。
しかし、わたしはどうしてもゆるせない気持ちでいっぱいでした。
課金水をまいてくれるから調子に乗って複数キャラで水をまいていたんだ…ごめん。
というならまだしも、
あくまでご近所さんにお礼がしたくて複数キャラで水をまいていたと主張し、
さらにはご近所さんの負担になるからもう複数キャラでの水撒きはしないと約束したにも関わらず、未だに水をまきつづけてる矛盾。
100歩譲って最初はお礼のきもちだったとしても、
わたしと約束してからも懲りずに水をまいているということは、
それはもはやお礼のきもちではなく、ご近所さんに課金石を使わせてリアルマネーに負担がかかっても、
とりあえず自分のキャラの利益につながるからおいしい金策だなww

と思ってるから未だにつづけてるということですよね?
他人が懐を痛めていても、自分にとっては美味しい金策だからずーーーーーっとご近所さんの畑に粘着してたわけですよね?
正直、わたしは無関係だし…思いたいところでしたが、
わたしのフレンドが、勝手にわたしの近所をうろついて、
ご近所さんとわたしとのあいだにやりとりがあることに気づき、
勝手にご近所さんの畑に水やりをはじめ、課金水がもらえるから粘着しはじめた…とあっては、原因はわたしにもあります…。
ひとまず、ご近所さんには、
もう不審なキャラに水をまかれても水をまきかえす必要はないこと、
そして、課金水は誰だかもわからない得体のしれない人間に使うよりも、
ご近所さんの大切なフレのみなさんや仲の良いチームメイトのみなさんに使ってあげてほしいこと、
今後、わたしのフレにつきまとわれるようなことがあればすぐに言って欲しいことを、謝罪の言葉と共に伝えました。

ご近所さんも快く承諾してくださり、ひとまずは、
どんなにフレが水をまこうとも、ご近所さん側からの水まきはもうしない
というかたちにおさまりました。
そして念のため、また1ヶ月後くらいにご近所さんに会ったとき、経過を聞いていこうと決意しました。









*同じことは繰り返される
そして次の日、フレにすべてを問いただしました。
1キャラでしか水まきはしないと約束したけど、
いまだに〇〇さんの畑に複数キャラで水まいているでしょ?
とたずねました。するとあろうことかフレは、
約束してからはちゃんと1キャラでしか水まいてないよ。
平然と嘘をつきました。
これには完全に激怒してしまいました。
すかさずわたしが、
ご近所さんから直接聞いたよ。複数キャラで水まいてますって言ってたけど?
と問いただすと、しばらく沈黙したあと、
だって、向こうから先に水をまいてきたからしかたなく水をまいたんだよ…
と返答を返してきました。
この後に及んで嘘をつき、さらにそれを平然とご近所さんのせいにするなんて…。
怒りを通り越して失望しました。
そもそもずっと疑問だったのですが、
本当にご近所さんのほうからわたしのフレンドに水をまいたのでしょうか?
フレンド同士でもない、名前も知らない、ましてキャラクターも見たことがない状態でどうやってご近所さんが、わたしのフレの畑に水をまけるのでしょうか。
そしてなにより、そのフレ以外の、わたしの他のフレンドにはご近所さんは水をまいていません。
なぜご近所さんは、わたしの複数いるフレンドの中から、彼のキャラにだけピンポイントで水をまいていたのでしょうか?
理由は簡単です。
ご近所さんのほうから、フレの畑に水をまいたというのは最初から嘘で、
フレがわたしの住宅村に来たときにご近所さんの畑に水をまいていたからです。
そしてご近所さんは畑に水をまくと残る履歴から、アプリをつかってフレのサブたちに課金石を使い水をまきかえしていたのです。
最初からフレが先に畑に水をまかなければ、ご近所さん側から水をまく手段はありません。
そしておそらく、
わたしの家のスライムチャットに残された、ご近所さんからのお水のお礼のメッセージと、
わたしの畑に残されたお水をあげた履歴を見てご近所さんの名前を知ったのでしょう。
そして、わたしとご近所さんが仲が良いと思ったのか…理由は不明ですが、
とにかく、わたしの知り合いだと思い込んだフレがご近所さんの畑に、勝手に水をまきはじめた。
おそらくこれが真実だと思います。
この後におよんで、自分から水をまきはじめたにもかかわらず、ご近所さんから水をまいてきたからしかたなく、水をまきかえしたなどと自分をまもるために、へいきで嘘をつけるフレに、ほとほとうんざりしました。
そのことについて、強く言及するとフレは話をそらすように、
わかった、じゃあもう二度と水はまかないよ。
と再度約束をしました。
けれど、内心、もうフレは約束を守らないだろうなとは思っています。
でも、いくらフレが水をまいたところで、もうご近所さんから水まきはされないので徒労に終わるだけなんですけどね。






*ブロックリスト入り決定
もうこのフレにはほとほとあきれたというか、こういうふうに無神経にひとの入って欲しくない領域に土足で入り込むひとっているんですね。
いちおう、ご近所さんとフレの水やりが完全に切れたのを確認したら、もうこのフレをブロックしようかなと思っています。
そもそも、わたしがスラチャや畑の履歴を公開していたため、そこからフレはご近所さんを知って粘着しはじめたので、もとをたどればわたしの脇の甘さがまねいたことなので、
きちんとご近所さんとフレの水やり関係が切れるのを確認してからが筋かな、と思い、
まだフレ切りはしていません。
フレを切ってしまうとご近所さんになにかあったとき、対応が難しくなるので、
ひとまずこの件がおちつくまでは、フレでいなければなりません。
いちおう、このフレはドラクエ10でわたしが最初に出会ったフレでお世話になっていましたが、考え方が根本的に違うので、
このことがおこる以前から、
フレの空気の読めなさや、強引なところや、ひとの人間関係に土足で踏み込もうとする無神経さに、
イライラすることが何度も何度もありました。
そのたびにグッとこらえてきましたが、さすがに今回のことでもう、我慢の限界です。

今回の件だって、ひとのスラチャと畑の履歴を見て、ひとの家のまわりをウロウロして履歴にあった人物の家を見つけて、畑に水をまく…なんて考えられません。
たとえばご近所さんのように、おなじ丁目に住んでいるからご近所付き合いの一環で水撒きをし合う…というならわかります。
しかし、いくらフレの知り合いっぽいひとだからって、いきなり面識がないひとの家の畑に水をまくなんて、ちょっと無神経だと思います。
わたしに、〇〇さんとフレンドなの?と確認してから水を撒くなら、まあ100歩譲って理解できますが、
わたしとご近所さんがどういった関係なのか確認せず、いきなり水をまくのはあきらかにおかしいと思います。
本当にこのフレには嫌悪感しかかんじなくなってしまったので、おそらくこの先どんなに良くしてもらったとしても、
近いうちにブロックリスト入りすることでしょう。








*リアルでもゲームでもわかりあえない人間はいる。
とまあ、わたしのように片手で数えられるくらいしかフレがいなくても、こういったトラブルがあるくらいなので、
フレンドがたくさんいる方や、
チームに所属している方はさらに色々なトラブルにまきこまれる可能性があるでしょう。
たかが、オンラインゲームといえども、相手には中身があることをわすれてはいけません。
そして必ず、どんなに言葉をつくしても相容れない人間というのは存在するものです。
わかりあえないと思ったら、
すぐに距離をおくことも大事なのかなと痛感した出来事でした。
このひととは合わない、理解できないと思ったのならばすぐに離れるのがお互いのためです。
結局物の考え方は人それぞれなんですよね。
今回のことも、
自分のフレが勝手にご近所さんの畑に課金水目当てに複数キャラで水を撒き、スライムチャットに粘着したわけですが、
わたしだったら絶対にやらないし理解できないし、フレであるわたしにたいしてもご近所さんにたいしても誠意が欠如した行為だと感じました。
しかし中には、
ご近所さんだって水を撒き返していたんだし別にいいじゃん。
嫌だったら嫌だって言えばいい。
仲良くなって課金水をもらうことのなにがだめなのかわからないし、
スライムチャットに粘着って言っても悪口ではなく御礼の言葉なんだからいいじゃん。

と感じるひともいるでしょう。
相手が嫌だと感じているけど言えないのかもしれない…と察するひともいれば、
嫌だって言わないんだから嫌じゃないはず。考えすぎだよ…と感じるひともいます。
こういう考え方のズレは埋めようがなく、
わかりあうことはなかなか難しいことなのです。
わたしは、
言動や行動の裏に隠された相手の気持ちを出来るだけ察したいタイプですが、
フレは、
行動や言動がすべてで、相手の気持ちは深く気にしないタイプなので、根本からすでに考え方が違うんですよね。
こういった小さな考え方のズレは、ボディブローのようにじわじわと後々効いてくるので、
合わないと感じたらフレを切るのが一番です。
正直なところ、このフレがめちゃくちゃ良いひとで分別をわきまえたひとならば、
ご近所さんに近付こうがなにしようが良いのですが(そもそも分別をわきまえたひとはフレの知り合いの畑に、許可なくいきなり水撒きしないけど)
いろんな意味で地雷っぽいひとなので、
できればご近所さんに近づかないでほしかったというのが今回、厳しく怒った理由です…。
とりあえず。
はやくフレきりてえ……!!




おわり。

歪んだ視点から見たラブライブ !サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow

ども!
ずしおうまるです。
さてさて、ついにAqoursの輝きの物語のはじまりであり、終わりの物語が全国のロードショーで1月4日からスタートしました。
ラブライブ !サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow
わたしも公開初日から計3回ほど劇場版を観てきました。
先に劇場版を観て、どうだったか?
というと、率直に言って、
観てよかった!想像以上に素晴らしかったというのがわたし個人の思いです。
じつは映画を観る前の予告編を見たときはイタリアが舞台ということで、少々ガッカリしていました。
なぜかというと、わたしはどちらかといえばAqoursのホームである沼津周辺で、千歌たちの活躍を描いてほしかったのです。
しかし、見終わってみると、イタリアに行ったことも千歌たちにとっては糧となり、意味のあったことだったのだ…と納得できる内容でした。
正直ここまでうまくまとめてくるとは思ってなかったので想定外でしたね。
さてさて、細かいことは以下より色々と書いていきます。
キャラ考察を中心とした歪んだ考察というか感想なので、個人の主観は必要ないという方、
とにかく映画のくわしいネタバレが見たいという方には不向きな記事
かと思われます。
全速前進でUターンしてください!
ちなみに一応言っておきますが、
Zushiは曜推しヨハネ推しです。
かなり偏った視点になる可能性があるので、そういうのは嫌だなと感じる方は見ない方がよろしいかと思います。
では、以下より感想となります↓











*沼津への感謝が伝わる風景。
ラブライブ!サンシャイン!!といえば、語らなければならないのが沼津!
わたしも何度か沼津を訪れているのでわかるのですが、劇場版でもしっかりと沼津の町が描かれていたのが本当に素晴らしかった。
特に冒頭での歌のシーンで出てきた商店街とラブライブ !サンシャイン!!を応援してくださっているお店が出てきたときは、おもわず感動してしまいました。
今回の劇場版はイタリア編だと思っていたのですが、
想像していた以上にAqoursメンバーが愛する沼津の街並みが登場します。
Aqoursといえば沼津、沼津といえばAqoursといっても過言ではないくらい、この2つは密接に関係しており、
応援してくださっている地元の方への感謝のようなものを感じました。
沼津に行ったことがないひとも、沼津に行ったことがあるひとも、劇場版をみたらおもわず沼津に行きたくなるような…それほど町並みが丁寧に描かれていました。
ラブライブをきっかけに沼津を知り、沼津という町の良さに気づく。
ラブライブ は地域発展をになう素晴らしいアニメだと再確認することができました。









*千歌たちはなぜAqoursを解散しなかったのか?
映画がはじまってすぐに、果南、鞠莉、ダイヤの3年生組が卒業したあと、千歌たちは6人で新生Aqoursとしてスタートを切ったことが明かされます。
9人から6人になった千歌たちですが、
6人で活動をはじめてすぐに、3年生の存在の大きさに気づき、壁にぶつかります。
では、そもそもなぜ3年生が卒業した時点で、千歌たちはμ’sのようにAqoursを解散しなかったのか?という疑問がある方もいると思いますが、それは廃校問題が大きく関わっているのだと思います。
μ’sはこの9人だからこそμ’sである…という答えを出したと共に、
音乃木坂学院の廃校を阻止できたため、たとえ解散しても、学校の歴史と共に、ラブライブで優勝を果たした伝説の9人のスクールアイドルとしてその名を刻んでいくことができました。
一方Aqoursも、ラブライブで優勝を果たすことができたわけですが、残念ながら浦ノ星女学院は統廃合することが決定してしまいました。
千歌たちは学校が無くなってしまったからこそ、なおさらAqoursを終わらせたくなかったのではないかと思います。
Aqoursをつづけ残していくことが浦ノ星女学院を残すことに繋がる…だからこそ千歌たちは解散を選ばなかったのかな、と。
そもそも千歌は、一緒に輝けるならば誰が入ってもいいし、たとえ何人になってもAqoursはAqoursという考え方をもっている子なので、解散を選ぶつもりがないのは明白だったと思います。
9人であることの大切さを尊重したμ’sと、
ずっとその名を残していくことを決意したAqours、
どちらがどう、というわけではなく、穂乃果たちと千歌たちのグループに対する考え方の違いと廃校問題が絡み合った結果、μ’sとAqoursそれぞれの決断に行き着いたのかな、と思いました。







*小原鞠莉と黒澤ルビィ
さて、今回の劇場版では、
新しい場所へと旅立つ3年生側と、
残された千歌たち6人側の物語が進んでいくのですが、
各視点の主人公を決めるとしたら、
3年生側の主人公は小原鞠莉
残された側の主人公は黒澤ルビィ
だったのではないか…と感じました。
映画について語る前に鞠莉とルビィ、彼女たちについて個人的主観ですが話していきたいと思います。
まず、小原鞠莉と黒澤ルビィというキャラクターは、ファンの方には申し訳ないですが、他メンバーに比べてファンの獲得率がやや低めだと感じています。(あくまでわたし個人の主観ですが…)
しかし、鞠莉とルビィというキャラクターが他のメンバーと比べて魅力がないのか…というと決してそうではなく、
むしろ、鞠莉とルビィは他メンバー以上に秘めたものを1期、2期から持っていたキャラクターでした。
鞠莉は、
果南やダイヤと過ごした大切な日々を取り戻すために、わざわざ浦女の理事長に就任したり、
千歌と梨子との関係で思い悩む曜に、素直になれずに2年間も無駄にした自分のようになってほしくない、と背中を押したり、
廃校問題では理事長としての立場とAqoursメンバーとしての立場の板挟みで、相当つらい思いをしたはずなのに、後輩の前では決して涙を見せませんでした。
ルビィは、
姉想いの優しい子で、ほんとうは大好きだったはずのスクールアイドルも、お姉ちゃんが嫌いなものは好きになれない、と遠ざけようとしたり、
卒業していなくなってしまう姉と共にラブライブに出場したいと、誰よりも強い意志をもっており、姉を心配させまいと、劇中で誰よりも成長したキャラクターでした。
鞠莉とルビィの内面は劇中でも特に丁寧に描かれており、その秘めたポテンシャルはそうとうなものだとわたしは思っています。







*小原鞠莉と黒澤ルビィの強すぎた「個性」
では、鞠莉とルビィは内面において、相当高いポテンシャルを秘めていたにもかかわらず、どうして人気キャラクターとして結果に繋がらなかったのか?
それは決してキャラクターに魅力がないわけではなく、ましてや声優さんがどうのこうのということではありません。
キャラクターとして強すぎた個性が問題なのかな、と思いました。
鞠莉の独特のしゃべり方と妙なテンションは、やはり好き嫌いがわかれるところでしょうし、
ルビィのおくびょうですぐに泣きだしてしまう部分は狙いすぎとも取れてしまいます。

ふたりの外っつらだけを薄っぺらく評価すると、どうしても鞠莉とルビィは他のメンバーと比べて、独特すぎる個性が邪魔をしてしまいます。
個性というのはうまく働けば大きな武器になりますが、うまく働かなかった場合はどうしても不利になってしまうのではないかと思います。
逆に個性が成功したキャラクターが津島善子です。
善子も厨二病の痛々しいキャラで、そのままではひとを選ぶキャラクターになっていたかもしれません。
しかし、Aqoursメンバーはわりと真面目なキャラクターが多くボケられるメンバーがほとんど不在です。
そんな中、善子は場の空気をなごませられるAqours唯一のボケ担当としてオイシイところを全て持っていけてしまった…。
これこそが、個性がうまく働いたパターンだと思います。
おなじ個性的なキャラクターでも善子は人気キャラクターですが、
うまく個性が働かなかった鞠莉とルビィはやや他メンバーに比べて、その個性が邪魔になり、不利な立場にいたのではないか
と考えています。
しかしながら、劇場版でこれだけ鞠莉とルビィにスポットライトを当てることができた理由は、
人気投票で下位にいるキャラクターに花をもたせる…ということも少なからずあったのかもしれませんが、
もともと2人はAqoursに対する並々ならぬ情熱を他メンバー以上に、もっているキャラクターだった為、スポットライトが当たるべくして当たったのではないかと考えています。







*鞠莉とルビィは芯が強いキャラクター
たとえば、各学年でAqoursに対する想いが強いメンバーを1人ずつあげるとしたら誰なのか…と考えたときにパッと浮かぶのは…。
わたしの場合は、2年生は千歌1年生はルビィ3年生は鞠莉です。
物語の主人公である千歌はひとまず置いておいて、まずは鞠莉から説明していきます。
なぜ鞠莉がAqoursに対する想いが強いと思ったのか…その理由は、
果南とダイヤは鞠莉のためとはいえ一度はAqoursを終わりにするという決意を固めていました。
しかし、鞠莉は果南とダイヤに拒絶されても、決して諦めませんでした。
海外留学をわざわざ取りやめ、浦女に戻り理事長にまで就任したその情熱。
それは2人と過ごした日々が鞠莉にとって、とてもとても大切で、なんとしてでも再び取り戻したかったからでしょう。
劇場版で明かされましたが母親の反対を押し切って、浦女に戻った描写もありました。
その並々ならぬ熱意と、喧嘩別れした友達と再会する勇気はそうとうな覚悟がなければできません。
その情熱は劇場版にも繋がっており、
スクールアイドルはくだらなくなんかない!
という言葉にすべてが集約されていました。
果南とダイヤとの出会い、
千歌たちとの出会い、
学校が廃校になってしまったこと、
ラブライブで優勝したこと、
ぜんぶひっくるめて1つも無駄なことはなく、すべてがいまの鞠莉を形作っているのだと、千歌たちのまえで証明・体現してくれるキャラクターが鞠莉なのです。
この3年生組の情熱が、残された6人と共にあること、そしてこの先も無くならず残っていく。
3年生と過ごした日々、そしてAqoursへの想い、無くなった学校も含めて、そのすべてが千歌たちに残りその胸に灯った炎は決して消えることはない。
3年生組の中で、だれよりもAqoursを復活させることにこだわり続けた鞠莉だからこそ、千歌たちに想いを伝える役割を担えたのだと、わたしは思います。
そして、ルビィ。
ルビィも1年生組の中で一番Aqoursを大切にしていたキャラクターだと思います。
特にルビィは黒澤ダイヤという偉大な姉の存在が大きく、いつもダイヤがルビィの先を歩き、ルビィが躓けば手をさしのべてくれる。
ルビィを優しく守ってくれる存在がダイヤでした。
しかし2期の函館編で、ダイヤの卒業を目前に控え、ルビィはAqoursで活動していく意味を失いかけてしまいます。
しかし、ライバルSaint Snowの理亞との関わり、親友の花丸と善子の支えもあり、
姉の背中を追いかけるのではなく、自分のために自分の意志でスクールアイドルをつづけることを決意するこです。
この決意もまた劇場版に繋がっていきます。
千歌たち残された側は6人になって否が応でも3年生の存在の大きさを実感しました。
しかし、イタリア編で3年生組のAqoursに対する想いと、
一緒にいなくても心はずっとそばにいるという想いをルビィたちは正しく受け取りました。
ダイヤの言葉で、
ルビィはもうなんでもできるのですわ!
なんでも!

という台詞があるのですが、
これは函館編での成長から、今度はダイヤの手を離れ、ルビィが自分の足で歩けるようになったからこそ出た言葉だと思います。
ずっと姉の背中を、3年生の背中を追いかけていたAqoursですが、そうではなく、
自分たちだけのAqoursを始める。
それは今までやってきたことを捨てて、新しく生まれ変わるのではなく、
Aqoursでみたもの、かんじたものすべてを胸に新しく歩んでいくということなんですね。
そしてその気づきを、Saint Snowの理亞につたえていく役割を担ったのがルビィです。
理亞は姉の卒業と共にひとりでスクールアイドルを続けることになりましたが、
不器用な理亞は新メンバーともうまくいかず、ひとりぼっちで悩んでいました。
そんな理亞の気持ちを正しく理解できたのはルビィただ1人であり、
なぜそれができたのかというと、
2期の函館編で理亞と深く関わったルビィだからこそ…というのもありますが、
Aqoursメンバーの中で、最も大きな成長を遂げたのがルビィだったからではないかと思います。
物語の主人公は千歌ですが、裏の主人公はルビィだと言っても過言ではないくらい、黒澤ルビィという存在は主役級の力をもったキャラクターだったと思います。
以上のことから、ルビィ、鞠莉が劇場版でここまで活躍できたのは、2人が各学年の鍵となるキャラクターだったからではないでしょうか。
ふたりの外側の部分だけ見ると個性が強すぎるメンバーですが、
内面は芯が強く、Aqoursというグループの中心人物になり得る魅力あるキャラクターだということが劇場版を観て、あらためて分かる作りになっていた
のが素晴らしかったです。






*Aqoursと共に成長したSaint Snow
まさか劇場版にまでSaint Snowが登場するとは思っていなかっただけに、登場したときはうれしかったです。
それだけ聖良と理亞が人気キャラクターになっているからだとは思いますが驚きでした。
3年生がいなくなり悩むAqoursと、同じ悩みを抱える理亞。
けれども理亞はAqours以上につらい思いをしていたかもしれません。
理亞は姉である聖良が卒業したことにより、ひとりぼっちになってしまったうえに、
新しいメンバーともなかなかうまくいかず。
なにより、函館で開催されたラブライブの予選で、理亞が失敗してしまったために、姉の聖良の悲願だったラブライブ 出場とAqoursと決勝で対決するという夢を、壊してしまいました。
理亞はずっと自分の失敗のせいで、姉の夢を叶えてあげることができなかったことを引きずりつづけ、姉と作り上げたSaint Snowの影を追いかけていました。
理亞が自分の失敗を嘆き、涙を流すシーンは見ているこっちまで胸が苦しくなり、劇場版で一番グっときたシーンでした。
しかし、ルビィをはじめとしたAqoursメンバーに背中を押され、叶えられなかった決勝での対決を実現させたことにより、理亞もまた、ひとまわり大きく成長していきます。
ルビィがダイヤの背中を追いかけていたように、理亞もまたずっと聖良の背中を追いかけていました。
しかし、姉と過ごした日々、作り上げた日々を糧に、今度は自分の力で新しいSaint Snowを作り上げていく。
それに理亞と一緒にわたしも気づけた瞬間、もうウルウルしてしまいました。
そしてSaint Snowの曲がとんでもなくカッコいい!!
衣装があみタイツ+看守さんみたいな感じで、エッチでやばかったです。
決勝でこの衣装を着るつもりだったのか姉様は…wと思うとクスリと笑ってしまうくらいエッチでしたね。
曲は間違いなくアタリ曲でした。
もはやSaint Snow曲にハズレなんてないですが…。
作画も美しく、ものすごく気合いを感じましたね。





*渡辺 月 と劇場版でも曜ソロな渡辺曜。
渡辺 月は劇場版ではじめて登場した渡辺 曜のいとこです。
浦ノ星の統合先の学校の生徒会長という設定で、父兄の反対で分校になってしまった浦女の曜たちを、影ながらサポートしていくことになります。
わたしは曜推しですが、渡辺月というキャラクターは必要か否か…と考えたときに正直な感想を言いますと、必要なかったかな?と思うのです。
渡辺曜というキャラクターはAqoursメンバーの中で屈指の人気を誇っています。
しかし、1期11話以降目立った活躍がほとんどないのも事実。
いちおう1期11話で2年生組の溝がなくなったかのように描かれました。
そのため、2期では千歌、梨子、曜の描写が丁寧になるのかと期待されたものの、あいかわらず千歌と梨子のふたりだけの描写が多い…。
曜と千歌、梨子と曜の描写はなにかのついでに入れとくか的な軽いかんじで、チャチャっと描かれてしまいました。
そこが非常に残念でしこりのようなものが残りましたが、さすがに劇場版でもう少し2年生トリオについてなにか描かれるかなと思いきや、それもナシでした。
劇場版は鞠莉を中心とした3年生、ルビィを中心とした1年生、そして支えあう千歌と梨子、善子にツッコミをいれる花丸と梨子、そしてあぶれた渡辺曜…
おそらく劇場版を描く中で、一番扱いに困ったのが曜という存在なのかな…と。
千歌と梨子の描写を丁寧に描くと、どうしても曜があぶれてしまいますし、
かといって他キャラクターに絡ませようとしても、1年生と3年生は学年の絆があまりにも強すぎる。
しかし曜は人気キャラクターであり、曜に触れないわけにはいかない…
そこで登場したのが渡辺月です。
曜のいとこ の登場というだけで曜にスポットライトがあたり、ファンはとにかく興奮します。
そして性格も好みも曜にそっくりというだけで、ファンはとにかく嬉しくなります。
しかし、映画館を出て、ふと冷静に考えてみると、渡辺月の登場で曜の人間関係図にひとり人間が増えただけで、
実際に曜の心理描写が丁寧に描かれていたか?というと、首を傾げてしまいます。

特に、渡辺月が曜の気持ちを代弁して、
曜が梨子を尊敬している曜はAqoursのみんなが大好きで、曜の一部なんだ…というシーンがあります。
正直これは、渡辺月の口から伝えるべきことではなく、渡辺曜の口から聞きたかったのが推しとしての気持ちです。
曜はもともと我慢してしまう性格で思ったことをうまく口に出せない不器用な子ですが、
1期11話以降、少しずつ自分の気持ちを口に出すようになり、2期でも曜から、千歌と梨子にきちんと本心を伝えています(千歌と梨子からのレスポンスはかなり描写不足で、モヤモヤしましたが)
もちろん、推しとして曜の気持ちを知ることができてうれしいのですが、その反面、それを渡辺月が伝えてしまうのはちょっとどうかと思いました。
渡辺月が登場したことで、曜に間接的に触れることになり、あたかも曜にスポットライトが当たったかのような錯覚に陥ってしまいますが、
実際のところ渡辺月は渡辺曜のためにあてがわれたキャラクターで、しかもやや曜を食ってしまっているのがまた微妙なところでしょう。

しかし、渡辺月のビジュアルの美しさと、Aqoursの成長とこれからを見届ける第3者視点のキャラクターという面では新鮮味があって、評価したいところではあります。
しかしながら、
劇場版でも曜がハブられ気味なのは、運営側の執念のようなものを感じました。
なぜ、1年生、3年生はきちんとトリオとして描写できるのに、2年生組は曜そっちのけで千歌と梨子の描写ばかり執拗に描きつづけるのか…。
ファンからも色々な声があったはずだとは思いますが、第3者キャラクターをあてがってまでハブくとは…ここまでくるとあっぱれです。
そして、ラブライブ !サンシャイン!!永遠の謎として残りつづけることでしょう…。






*ひたすらに食べつづける花丸
先程、渡辺曜が渡辺月にやや食われ気味、劇場版でも千歌と梨子にハブられ気味と言いましたが、国木田花丸もなかなかどうしてかわいそうな扱いだな…と。
1期4話で親友のルビィを想う心優しい文学少女として描かれていた花丸は、いったいどこへ行ってしまったのでしょうか。
2期ではなぜかくいしんぼうキャラに変貌し、善子をいじりたおすだけのキャラと化してしまいました。
函館編でも思い悩むルビィに親友として声をかけるのかと思いきや、ルビィの異変に気付くどころか永遠に食べ物を食べつづけるだけという謎のキャラになってしまいました。
これはさすがに劇場版ではある程度救済が入るだろうと思いきや、またもや食ってるだけ……。
たしかに食べものを口いっぱいに頬張っている花丸はとてつもなく愛らしいのですが、キャラクターとしての掘り下げが1期4話以降、ほぼないのはあまりにもひどいような…?
また善子いじりも、いじりというかいじめっこみたいな感じに徐々に変化していったのもややマイナスでしたね。
仲が良いからこそできるいじりなのは理解できるんですが、1期のマイルドないじり方からちょっと意地悪ないじりに変化してしまったように感じるのが残念。
花丸は劇場版でもう少し、性格を元の文学少女よりにもどして、物語に絡んでいくような役割を与えてもよかったように感じました。







*第4回センター総選挙
そして花丸といえば第4回 センター総選挙でも1位最有力候補キャラクターですね。
ツイッターでは、花丸の声優、高槻かなこさんが、1位をとりたい!とハッキリ決意表明をしたことで、花丸を1位にしてあげようという空気が流れ、
その流れにつづくように善子の声優、小林愛香さんもヨハネを1位に!と宣言しました。
その宣言でさらに花丸と善子の一騎打ちか!?と大いに盛り上がりました。
しかし、わたしはふたりの決意表明をあまり快く思っていませんでした。
なぜなら、どの声優さんも自分が声をあてている以上、自分のキャラクターの順位を気にするなと言っても気にしてしまうのは当然で、
どうせ総選挙をやるからにはみんな1位になりたいと思います。
とはいえ、あくまで主役は声優ではなくアニメキャラクター。
たとえば、声優のセンター総選挙なら声優が前面に出てもなにも感じませんが、
キャラクターのセンター総選挙に声優が出て行く必要があるのか?と考えるとちょっと違うような気がします。
そういった認識の違いから、何人かの声優さんは、何位になってもがんばりますとだけ宣言したり、沈黙を貫いているのかな、と。
それが正しいわけではないと思いますが、模範解答かなと思いました。
もちろん、1位をとりたい気持ちをファンに伝えることは大事ですし、その熱意にキャラクターへの愛も感じました。
けれど、
一部の声優さんは総選挙について触れていて、
一部の声優さんはまったく触れていない、
という状況では、声を上げた声優さんのキャラクターに票が多く入るのは当然です。
それならば黙っていないで、票を入れください…と呼びかければいいじゃないか!黙っているくせに票がほしいなんておかしい!と思うかもしれません。
けれど、そんな単純な話ではなく、上記にも書いたように、
キャラクターのセンターを決める総選挙で、声優が票を入れて!と呼びかけるのは違うとおもっていたり、
自分のキャラクターはすでにセンター曲があるし遠慮しようかなとおもっていたり、
もうすでに一位をとってるし声をあげにくいとおもって、あえて黙っている可能性もあるのです。
声をあげた声優さんが悪いとか、正しいとか、
沈黙を貫いている声優さんが悪いとか、正しいと言うよりも、
決意表明するなら、運営側がきちんと全員にさせる、しないなら全員にさせないように、
しっかり管理すればよかったのではないかと思います。

総選挙は全員に可能性があってしかるべきなので、同じ土俵での勝負になるようにしてほしかったです。
正直いまの言ったもん勝ちの出来レースみたいな雰囲気はちょっと嫌だなと思ってしまうのです。








*劇場版を見たうえでのセンター総選挙
が、しかし!!
映画本編でのあの花丸のあつかいをみた瞬間、高槻かなこさんが花丸を1位にしてあげたいと連呼していた気持ちが痛いほどわかりました。
ただただ、ひたすらに食い続け善子にツッコミを入れつづけるだけの花丸。
そして映画劇中歌ではセンター曲が1つもない。

この現状を理解した瞬間、高槻かなこさんが声を上げたのも致し方ないのかもしれないと思いました。
だってあまりにも花丸がかわいそうです。
今回、わたしの予想では花丸がかなり高い確率でセンターになると思っています。
それには理由がいくつかありますが、
・いち早く高槻かなこさんが花丸を1位にしたいとツイッターで発言しファンに拡散したこと。
・劇場版で鞠莉にセンター曲をあてがったことで実質センター曲がないのは花丸のみ。
・劇場版での花丸のあつかいの悪さにより、他キャラ推しからの同情票が入る可能性。

・もともと国木田花丸は人気キャラであり1期4話のイメージがかなり強く残っているためポテンシャルも高い。
以上の理由からほぼ90パーセント以上の確率で花丸が1位になると思っています。
逆に、ここまでお膳立てして1位がとれなかったら運営はなぜ、センター曲がない花丸に劇場版で曲をあげなかったのか?という話にもなりますし、
花丸をあまりにも蔑ろにしすぎている…
という声があがるのは間違いないので、おそらく4thは花丸が1位になるでしょう…
というか、ならせてあげてください!
一番最初に出た中間発表結果はこんなかんじでしたね。
1位 国木田 花丸
2位 津島 善子(ヨハネ)
3位 黒澤 ルビィ
4位 小原 鞠莉
5位 桜内 梨子
6位 黒澤 ダイヤ
7位 渡辺 曜
8位 高海 千歌
9位 松浦 果南

だいたい予想通りというか、まあ、こうでしょうねというかたちに収まってますね。
今までずっと上位にいたものの1位になれなかった花丸と善子は、妥当な位置ですし、
鞠莉、ルビィは劇場版での活躍でキャラクターの良さに気づいたひとたちが投票したので当然の位置。
梨子は最近人気急上昇の逢田梨香子さんが中のひとなのでまあ、この位置。
ダイヤも2期からだいぶ掘り下げられたキャラですがMy舞でセンターをもらっていますからね。
曜、果南はすでに1位をとり、千歌は主人公でセンター曲には恵まれていますし、この3人が伸びることはないでしょう。
たぶん、だいたい変動なくこのかたちをキープしていくような気がします。
1年生トリオをトップ3にして花丸のセンターを飾るようなかたちにすればそうとう盛り上がりそうなので、トップ3の動きはいまのままのほうなおもしろそうな感じがします。
4位以降はやや動きがありそうですが、多少の入れ替えくらいでしょう。






*総評
今回の総評はキャラクター考察がほとんどになってしまいましたw
結果的に劇場版はかなり評価できる作品だったと思います。
ルビィと鞠莉にスポットライトを当てたのもよかったし、
賛否がわれそうですがSaint Snowの登場も素晴らしかった。
ただ、描きたいものがたくさんあったのか、ややストーリーが走り気味、詰め込みすぎな感があったかな、と思いましたが、
これだけ色々な要素を詰め込んで物語を形にするのは相当難しかったでしょう。
批判があるかもしれませんが、3期をつくってじっくり描いても良いくらい凝縮された内容だったかもしれないと思いました。
新生Aqoursの葛藤編
イタリア編、
セイントスノウ編、
新生Aqoursのはじまり編
…と、大きくわけてもこれだけ詰め込んだわけですから大したものです。
結果的には見てよかったと思える作品で、内容も充実していたなと思いました。
Aqoursが見つけた輝きの、さらにその先にある虹を越えた物語。
迷っているひとはぜひ、一度は劇場に足を運んでみるのはいかがでしょうか。



おわり。

ドラクエビルダー2 クリア後感想

ども!
ずしおうまるです!
みなさま、そろそろ待ちに待った約束されし神ゲーをクリアした頃ではないでしょうか。
そう…
ドラゴンクエスト ビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽ島
ようやくわたしもストーリーをクリアすることができましたので感想を書かせていただきたいなぁと思います。
わたしのぶっちゃけ記事はわりと不満みたいなものが多めになっちゃうのですが、
ビルダーズ2に関しては良い点が多く、かなり高評価できるゲームでした。
ひとまず、ドラクエビルダーズ2をクリアしてみての感想をまとめていきたいと思います。
ネタバレも含むかと思いますので、未クリアの方は見ないことをオススメします。
では以下より↓








☆ビルダーズ2の良いところ

*前作の不満点がほぼ改善されている
前作ドラクエビルダーズはドラクエ1の世界観の作り込みが素晴らしく、ドラクエ1の世界を冒険できる…というだけでも、かなりの高評価をつけたくなる作品でしたが、システム周りはやや評価を落としてしまう印象でした。
たとえば前作の不満点いくつかあげると…


・村人をパーティーにいれると、村人が崖から降りてこなかったり迷子になってしまい、結局ひとりで戦ったほうが早い。
・武器や防具が壊れる。
・ルーラの概念がなくいちいちキメラの翼を使用しないとワープができない。
・ダッシュができない。
・作業台でものを作るときに個数を指定してつくれない。
・もったものの向きを変えることができない。
・一人称視点がないため、細かい部分の作業がしにくい。
・高所に水場をつくることができない。
・高さがある建物をつくれない。
・マルチプレイで遊ぶことが出来ない。


…といくつかあげてみましたが、まだまだ多くの不満点があったと思います。
しかし。
少なくともいま上であげたいくつかの不満点は、ビルダーズ2ですべて改善されています!!
これは本当に開発者の方々の努力の賜物だと思います。
ユーザーの意見に耳を傾け、より遊びやすいように改良してくれたのでしょう。
前作のビルダーズを楽しめたひとならば、ビルダーズ2はより快適に遊べるようになっているので、確実にど ハマりすること間違いなしです。





*ストーリーが熱い
やはりビルダーズの良いところは何と言ってもストーリー。
とはいえ、正直、前半〜中盤はストーリーといっても、おつかいのようなものばかりなので、どちらかというと建築と世界観を楽しみつつ、ビルドの基本を学ぶような作りになっています。
一気に熱くなるのは後半からです。
今作は主人公の相棒シドーが登場します。

シドーは物作りをする力はないのですが、戦闘が得意なので戦いにおいては常にお世話になるキャラクターであり、
主人公と共に冒険する大切な仲間です。
とはいえ、ナンバリングタイトルのファンならわかると思いますが、ドラクエ2で登場するシドーといえば、
ハーゴンによって呼び出された破壊神。
ドラクエ2のラスボスとして勇者たちのまえに立ちはだかった恐ろしいモンスターでしたが、
ビルダーズ2の世界のシドーは…?
という疑問が頭の中によぎりますよね。
物語が進むにつれ、主人公とシドーの仲はどんどん深まっていき、良き親友・相棒となるのですが、それに伴うような形で、
シドーの正体、
主人公の記憶と食い違う世界、
いにしえのビルダー、
ハーゴンの企み、

など、伏せられてきた謎が徐々に明かされていきます。
そこから畳み掛けるような、演出、展開、音楽が本当に素晴らしく、主人公とシドーの絆にグッとくること間違いなしです。
そして、主人公がある島で出会う魔物たちの言葉にも感動させられました。
ずっと魔物たちは人間の敵でしたが、
その島で主人公と魔物たちは心を通わせ、友だちになるのです。
そして魔物たちは主人公に言うのです、
破壊と創造は相容れない…そうではなくて、
破壊と創造はトモダチ
なのだと…。
これがビルダーズ2の全てというか、根本にあるものであり、
この言葉を人間から教えられるのではなく、敵側だった魔物たちから教えられるというのも素晴らしい演出でしたね。
後半の物語、そしてキャラの言葉にはかなり、グッとさせられました。






*仲間モンスターがかわいい
今作ではそざい島という、ビルドに使う素材をとることに特化した島があるのですが、
そこではなんと!モンスターを仲間にして、自分の島につれて帰ることができます。
とはいえすべてのモンスターを仲間にできるわけではないのですが、
おなじみのスライムホイミスライムキラーパンサーなど、歴代人気モンスターを仲間にすることができます。
モンスターはパーティーにいれて連れ歩くことができるのですが、
それだけではなく、モンスターの力を借りることができます。
たとえば、スライムならば、背中に乗ることによって二段ジャンプができるようになったり、高所から落下してもダメージを受けなかったり、
キラーパンサーなら背中に乗ると高速で移動が出来たり、
キメラにつかまることで空を飛んで簡単に高所に行けたりと、
仲間モンスターたちの力が本当に心強い。
それだけには止まらず、モンスターたちはからっぽ島にいるときは、それぞれ得意なことを生かして島に貢献してくれます。
キメラは料理が得意なので厨房があれば料理を作ってくれたり、
キラーマシンは畑の野菜を収穫してくれたりと、島に連れ帰っても住民のように活動してくれるので、仲間モンスター集めが本当に楽しいです。
なにより、かわいいので人間そっちのけで島に連れ帰ってしまっている現状ですw





*村人たちがイキイキしている。
今作はとにかく村人が生きています。
前作も生きてはいたけれど、それ以上ですね。
朝はトイレに向かい、朝食をとったあとは、
畑を耕したり、調理が得意な子は調理場へいき料理を作り、商人は道具を売ったり、兵士は島をおそうモンスターと戦います。
夕方は仕事を終え、順番にシャワーを浴びて、夜はバーでお酒を飲んだり、プールに入って泳いだり、自室でのんびりしたり、思いおもいの時間を過ごします。
とにかく起きてから眠るまで、村人たちは村の中で生活し、ビルダーをサポートしてくれます。
これが本当に素晴らしかったですね。
前作は世界にビルダーは主人公ひとりしかいなかったため、すべてをビルダーがやってあげなければならかったし、村人たちの村というよりはビルダーのための拠点といった感じで、生きている村には感じられませんでした。
しかし今作はビルダーが作ったものを住民が使ってくれたり、畑仕事を手伝ってくれたり、
素材と設計図さえあれば村人たちが建築を手伝ってくれたりもします。
村人たちもビルダーとなって、物作りを手伝ってくれるのが本当に革新的だったと思います。





*マルチプレイが楽しい!
前作ではマルチプレイは非対応だったので、マインクラフトのようにフレンドとわいわい遊ぶことができず非常に残念でしたが、
今作からはマルチプレイ対応となり、
同機種のゲーム機を準備すれば、最大4人までの友達とマルチプレイが可能となりました。
基本的にホストを1人決めて、そのひとのからっぽ島に招いたり招かれたりするようなかたちになります。
仲間とつくったものは、仲間が島から退出しても、ホストのからっぽ島に残るようになっています。
ちなみにからっぽ島にもっていけるものは各ビルダーアイテムのみで、武器や防具、食事やブロックなどは持ち込むことができないので、
ホストの島やからっぽ島で調達することになります。
マインクラフトほど広いフィールドではないし、自由度は少なめかもしれませんが、
やはり仲間と物を作るのはおもしろいですね。
自分たちだけのオリジナルの島ができたりとやろうと思えばどこまでも出来るのが良いですね。
とはいえ、ホストの島で作ったものは自分の島に反映されるわけではないので、
どうしてもホストの島のみを開拓していくかたちになってしまいます。






*ビルダー百景で色々な建築を知ることができる。
今作ではそざい島で、前作をプレイした方々の渾身の作品、ビルダー百景を見ることができます。
ビルダー百景は開発の方たちが選んだよりすぐりの建造物ばかりです。
ビルダーズにおいて大切なことは、見て真似することからはじまると思うんですよね。
たとえば、マイクラやビルダーズをやったことがない初心者にいきなり屋根つきの家をつくれといっても、なかなか難しいのではないでしょうか。
わたし自身、前作では屋根のある建造物をつくったことは一度もなく、
ビルダー百景や、動画や画像などを参考に建物をつくりました。
やはり他人の作品に触れることはかなり大切だと思います。
特に、今作はビルダーペンシルというアイテムがあり、なんとそれを使うと、ビルダー百景の建物の設計図を手に入れることができます。
つまりビルダー百景で気に入った建物をペンシルで設計図に起こして、自分のからっぽ島に持ち帰ることができるんですよね。
そんなのまるパクリ…と思うかもしれませんが、設計図をもとにパクった建物を建築していくうちに、屋根の作り方、装飾品の置く位置、壁や床の配色などを学ぶことができます。
作り方がわかれば自分のオリジナルの建物を建ててみたいという意欲にも繋がるので、かなり良いシステムだなあと思います。






☆ビルダーズ2の悪いところ
*進行不能なバグが多い
これはアップデートなどで改善されていくことだと思うのですが、けっこう細かいバグが多いです。
わりと進行不能なものも多くネットでもかなり話題になっていました。
わたしもクリアまでに3つバグに当たりました。
いちおう参考までにその3つのバグを挙げておきます。

・あるキャラクターの存在そのものがいなくなり、ストーリーに関係がある重要キャラだったため進行できなくなる。
・上記のバグがあった為、オートセーブからやり直したものの、ちょうどマントを使って滑空していた為、スタートした瞬間、シドーが空中に浮いたままに…。
もちろん拠点に戻っても浮いたまま。
・へんげの杖を使ったものの、シドーのみへんげせず、エラーが表示され強制終了。


ちなみにこれぜんぶムーンブルクで起きたバグです。
さすがにこのバグに連続で当たったときは、イラッとしてしまいましたが、あまりにもストーリーが良かったのと、前作を改良したシステム面が素晴らしかったので、すべて帳消しになりましたw
バグをやらかした身として言えることは、
とにかくこまめにセーブをとることが大事です。
オートセーブもありますが、運悪くオートセーブポイントで滑空していた場合はシドーが浮遊したままになるため、まずはセーブをとること。
あとはなるべく寄り道をせず、キャラクターに頼まれたことは1つずつ確実にこなすこと。
ストーリーに関係ない場所を先走って探索したりしないようにすること。
キャラクターがいなくなったら慌てず、まずは再起動。
ひとまずこれらを意識するだけでだいぶバグの遭遇率が減るかもしれません。
バグといえどアプデで修正できる時代でほんとうにありがたいですね。
これだけ多くのバグがあっても、なんとなく許せてしまうのは、ビルダーズ2が完成度の高いゲームだからだと思います。
クソゲーなうえにバグだらけだったら、たぶんここまで高い評価を得られることはなかったでしょう。





*ストーリーがやや長すぎる。
先程ストーリーが良いといいましたが、それは終盤の話で、序盤〜中盤はとにかく長いです。
一章ごとに村人からいくつもお題があり、それをクリアしていかなければならないうえに、
からっぽ島にも開拓のお題があり、それもストーリーの一部に組み込まれているので、さらに長くかんじます。
ストーリーは長い長いチュートリアルといった感じで、住民にあれを作ってこれを作ってとお願いされて、言われるがまま作っていくようなかたちになっています。
前作を未経験だったり、マインクラフトなどをやったことがない初心者には非常にわかりやすい作りになっており、
その点は評価したいところですが、少し長すぎたかな?と思います。
作ってといっても四角い部屋にドアをつけて指定されたものをおけば、だいたいお願いされた部屋ができてしまうんですけどね。
それよりも個人的には建築講座みたいなものが学べるようなシステムだったらよかったのにと思います。
和風の建物の作り方とか、屋根の置き方とか、水の上手な使い方とか、バランスを意識した建築とか、
建築のノウハウみたいなチュートリアルが欲しかった
です。
それだと自由度は狭まってしまうから難しいかもしれませんが、マイクラと違って、かなり親切に初心者を意識したつくりになっているため、そういったものをやってもいいんじゃないかなと思います。
ためになる建築が学べるなら多少ストーリーが長くてもやりたいなと思いますし…。
ただ、終盤のストーリーは本当に、素晴らしい!の一言なので、この不満も贅沢な不満ですが…w






*マルチプレイができるまでが長い
今作はマルチプレイができるのですが、それまでの道のりがけっこう長めです。
とはいえ一章クリア後なのでマルチができるまで8時間くらいかな?
これでもまだ優しい方かもしれませんが…
もしもストーリークリア後だったらマルチをする前に挫折するひとが続出したのではw
個人的にはビルダーズはストーリーが良いゲームなので、ストーリーはそのままで良いのですが、建築をすぐに楽しみたいかたもいると思うので、マルチでのフリービルドはすぐにできるようにしてくれるとありがたいかなと思いました。
…なぜなら、ストーリーをクリアしていかないと武器やハンマーが強化できなかったり、からっぽ島の開拓地が解放されなかったり…と、
結局からっぽ島を自由に心置きなく開拓できるようになるのは、やっぱりストーリークリア後なんですよね。
個人的にはストーリーモード&フリービルドモードを最初から選べるようにして、
ストーリーをやりたいひとはストーリーを(もちろんクリア後特典などもつける)
ビルドモードをやりたいひとはフリービルド+そざい島を自由に探索できたらなおよかったかなと思います。
また、フリービルドの舞台がストーリーに絡んでしまったために、ストーリーの進行の都合で一時的にからっぽ島に帰れなくなってしまった点もちょっと残念ですね。
ストーリーとフリービルドがわかれていればこういうこととは無縁だと思います。
もしくはマイクラのようにポンと世界に投げ出して、その世界の中にストーリーがあって、
ストーリーを進めるもよし、建築するもより、色んな村をまわってもよし、動物を集めるもよし…とある程度ユーザーにゆだねるのもアリなんじゃないかなと思います。
とりあえず今回はストーリーとフリービルドの舞台を一緒くたにしてしまった点がややあそびにくかったように感じます。






と、こんな感じでビルダーズ2の良い点、悪い点を少しずつあげていきましたがいかがでしたでしょうか。
正直言って、今作は本当に前作の完全上位版なので、前作をたのしめたひとはほぼ確実に楽しめる作品になっていると思います。
ここまで前作の不満点をひとつずつ丁寧に潰してくれているゲームは、最近ではなかなかないように感じます。
もちろん、進行不能バグといった不満点もありましたし、これだけバグが多いとさすがに萎える気持ちもわかります。
事実、わたしもバグに当たりまくったときは少し萎えましたw
けれども、クリアした瞬間、もうそんなバグはどうでも良くなって、
プレイして良かったという満足感に満たされる…そんな素敵なゲームでした。
バグについては開発者の方々も一生懸命対処してくださるそうなので、アプデで少しずつ修正されていくでしょう。
今回、無理やり悪い点を挙げていきましたが、前作から改善してくれた部分があまりにも多く、悪い点も霞んでしまうほどでした。
とにかく作り手側のナンバリングタイトルに対する愛とリスペクトが感じられる、素晴らしい作品でした。
このシリーズは新しいドラクエシリーズの原動力になってくれる大事なソフトだと思うので、今後も大切に育てていってほしいと思います。
次回作は、ドラクエ3の舞台になるのでしょうか。
ビルダーズシリーズのファンはいまからソワソワしていると思います。
わたしも今からたのしみです。
次回作、3の世界でもビルダーが大活躍することを祈って…ドラゴンクエストビルダーズ2の感想を締めくくりたいと思います。




おわり。

ゴッドイーター3をクリアしてみて正直な感想

ども!
ずしおうまるです。
全国の厨二病患者のみなさんは待ちに待っていたでしょう…この厨二病患者御用達ゲーム
ゴッドイーター3を!!
2018年12月13日発売ということで、がっつりプレイしてもうストーリーは終えていらっしゃる方も多いかな?と思います。
わたしも別ゲーと並行しつつやっていき、無事クリアできました。
ストーリー以外のクエストもやりつつだと、クリアまで30〜40時間くらいですね。
ストーリーだけおいかけた場合はもう少し早めにクリアできるかな?と思います。
ボリュームは過去作に比べるとやや少なめかなと思いますが、DLCで追加要素がくるようなのでそちらに期待していきましょう。
さて、これからクリアしての感想を書いていくわけですが…。
わたしは初代から遊んでいるシリーズファンでありつつも、今作はゴッドイーター2のとき以上に思うところが多く、正直わりと批判的な意見が多くなってしまいました。
今回の感想記事は辛口だとは思いますが、
これもまた1つのシリーズファンの感想として生暖かい目で見守っていただければと思います。
それでは以下より感想となります。
ネタバレも含むのでネタバレなどが嫌だ!という方は、
スタングレネードを使ったのち、ただちに撤退してくださいw
































*ユウゴの存在が賛否をわける。
ゴッドイーター3が良ゲーか否かに意見がわれる理由の1つに、
ユウゴという相棒キャラを気にいることができるか否か…でけっこう差が出てくるかなと感じました。
ぶっちゃけわたしはユウゴが好きではありませんでしたw
ユウゴのように主人公以上に仲間を引っ張っていけるキャラというのは、無印や2でもいました。
リンドウやジュリウスがそうだったと思います。
しかし彼らは途中である理由から離脱します。
彼らが離脱したのち、空中分解しそうな仲間たちを、主人公がまとめ引っ張っていくのが、シリーズの通例でした。
だから主人公を中心に仲間たちがまとまっていき、主人公の成長と、仲間たちとのかたい絆、熱い友情劇を楽しむことができました。
しかし、今作はとにかくユウゴがでしゃばる。
そして結局、最後まで離脱してくれないw
相棒と言いつつ、主人公の出番を食ってしまっているので、完全に主人公がユウゴの言うことに従うパシリ…むしろ忠犬、もっと酷い言い方をすると命令に忠実なロボットみたいになってしまっています。
もちろん、ユウゴの発言や行動がぐうの音も出ないほどカッコ良ければ、相棒として納得できたかもしれませんが、ほとんど他力本願なのがとにかくダサすぎる。
最初、手錠で繋がれて支配下におかれていたときも、現状を変えてやる!とドヤっていたので、自分たちの力で脱出するのかと思いきや、幸運が重なり偶然脱出。
イルダに保護されてからも、自分たちのミナトを作る・価値を証明するとイキっていたわりに、結局ほとんどがイルダと主人公頼み。
むしろイルダが素晴らしい人格者だったおかげで、あの船に置いてもらえたと言っても過言ではありません。
ユウゴは口では立派なことを言うのですが、とにかく誰かの力に頼っていて、しかもそれについて自覚もあまりないので、ぜんぜんかっこよくないんですよね…。
わたしはどちらかといえばゴッドイーターの相棒キャラはプレイヤーが決めるほうが好きでしたね。
仲間たちと絆を深めて、お気に入りのキャラを主人公の相棒として脳内で想像するのが楽しかったように感じます。
ユウゴのように開発側が決めた相棒は必要ないと思いました。
ただまあ、ネットではユウゴと主人公の関係性が素晴らしい!と感じたひともわりと多かったようなので、ある程度は好評だったのかな?
ただ、ユウゴが合うか否かはわりと重要な要素の1つかなと感じました。






*必要性を感じない数十年後。
今作は2RBから数十年後の物語だそうですが、なぜそんなに中途半端に時間を経過させてしまったのかよくわかりませんでした。
2RBで人類にも希望がもてそう?と思っていたにもかかわらず、数十年後の世界は新たなアラガミも現れ、灰嵐という災害みたいなものも起こり、ますます人類側は追い詰められています。
また、時間経過させてしまったせいで前作活躍したゴッドイーターたちは、年齢が30〜40代がほとんどで、現役時代より確実に衰えていることは予想できますし、何なら誰かしらすでにゴッドイーターから足を洗ってる可能性すらあります。
そうなると、もう過去に頼らずに前作キャラを切るつもりで時間を経過させたのかと思いきや、
過去作に登場したソーマが、アインと名を変えて登場してしまいました。
ソーマを登場させてしまったことにより、否が応でもほかのキャラクターたちはどうなってしまったのか…考えてしまいますよね?
むしろストーリーにソーマが登場してからは、3の内容よりも、2RB〜GE3のあいだの空白の数十年間で一体なにがあったのか?ということのほうが気になってしまいます。
極東支部はどうなったのか?アリサやコウタたちは?シエルやジュリウス、ブラッドメンバーたちは?ソーマは左目を失明しているが一体なにがおきたのか?なぜアインという偽名を名乗っているのか?ソーマのキャラバンに過去作の仲間たちはいるのか?
などなど、GE3の内容よりよっぽど深い物語が作れそうな気がしました。
正直、十数年後なんて中途半端に時間経過をさせるくらいなら、過去キャラは一切ださないでほしかったです。
時間経過というのは良い方向に転がる場合もありますが、
キャラゲーではある意味、数十年後という時間は中途半端すぎて、
キャラクターに残酷な仕打ちをしてるようにしか感じません。
せめて、ソーマを出すなら過去作と同じ時系列で違う支部の物語にするとか、
いっそ中途半端に時間を経過させるくらいなら、過去作から数百年後とかにしてしまったほうがまだマシだったように感じます。
これが吉とでるか凶とでるかはまだわかりませんが、ダウンロードクエで何とかそのあたりをうまく補完してほしいかなと思います。








*理解しにくい世界設定
3の残念な部分はどうしてもスケールが小さく感じてしまったという点ですかね。
過去作は、人々、仲間、世界を守るゴッドイーターといった感じで、新米ゴッドイーターが成長し仲間と共に世界を救う壮大な物語でしたが、GE3はややスケールが小さくなったように感じました。
まず、GE3は悲惨な環境で自由を奪われているところから物語がスタートしているので、
主人公たちの目標がまず、自分たちの自由を取り戻し、自分たちの価値を証明する…という物語になってしまっているんですよ。
それでまず、前半を使ってしまった感じですね。
後半からようやくいつものように仲間との絆を深め戦う物語になっていくのですが、
今回は明確な悪がいなかったので、それも後半の盛り上がりに欠けた理由かな、と。
敵となる側にもそれぞれ戦う理由があり、
敵側もひいては仲間のため世界のために戦っているため、
アラガミとの戦いというより今作は人間同士の生々しい戦いになってしまっているせいか、内輪揉めしてる感が否めず、スケールが小さく感じるのかもしれません。
そして、灰域というふつうのゴッドイーターですら対応できない環境化でも戦えるAGEを、奴隷のように扱っていた理由も納得できませんでした。
劇中の説明では、AGEは灰域に適応するために、ふつうのゴッドイーターよりも偏食因子を多く投与されており、更にアラガミに近い存在なので危険だから拘束している…とのことでした。
でも、結局ただのゴッドイーターだってふつうの人間より、ずっとアラガミに近いから、彼らも危険という意味ではAGEと同じですよね?
なぜAGEがそこまで危険視されているのか…理由がよくわかりませんでした。
たとえば、アラガミにより近いせいで力をコントロールできずに暴れてしまったり、
理性を保てなかったり、暴走してひとを傷つけてしまうような描写があれば、拘束されていても納得できました
が、劇中の描写では、ただ灰域に適応してるだけで、ふつうのゴッドイーターと大差ないような気がしました。
アラガミも増えつづけ、灰域という過酷な環境下で、しかも灰域種という新たな新種のアラガミもいる中で、
唯一対応できるAGEをのんきに拘束している人類…
もはやわけがわからないですよねw
おそらく悲惨な環境下から立ち上がり、自由を手にするゴッドイーターたちを描きたかったのかもしれませんが、設定だけが先走りすぎてちょっと描写不足だったように感じました。
この設定にするくらいなら、
過去作のように、命がけで戦う代わりに、ゴッドイーターはふつうの人間より最低限の衣食住は保証されてる…っていうほうが納得できましたね。
人類が生き残る鍵となるはずのAGEを拘束している理由が、納得できないせいでどうもストーリーが入ってこなかったです。








*仲間たちの背景が薄い。
先程は前半は主人公たちが自由を取り戻す物語後半は仲間と絆を深め戦う物語と説明しましたが、
その前半・後半にはそれぞれ中心となるキャラクターがいます。
もちろん、主人公ではありませんw
そう、ユウゴとフィムですね。
前半はユウゴの物語後半はフィムの物語になっています。
ユウゴとフィムは物語の中心にいるため、このふたりの描写は丁寧に描かれています。
…が、そのほかの仲間たちは葛藤などがよくわからないまま流されていきます。
過去作は仲間たちの心理描写は全員丁寧に描かれていて、ストーリーが終わったあと、全員良いやつだったな…特に〇〇が好きだなと思えたのですが、今作は特にだれが好きかと聞かれても思いつかないかなwって感じですね。
ルル、ジーク、クレアはもっと掘り下げてくれたら、さらに大好きになれるキャラクターだと思うんですよ。
ルルが初めて出来た大切な仲間のために、命がけで師匠と対峙するシーンは熱かったし、
クレアが自分の立場を捨てて、仲間の元に駆けつけるシーンはぐっとくるものがあったし、
ジークが人間もAGEもゴッドイーターも、死んでいいやつなんて誰もいない!と啖呵を切ったシーンは本当にカッコよかった。
けれど、彼らがその行動をとった背景と、その発言をした理由がきちんと肉付けされていないせいで、もう一歩のところでイマイチ感情移入できない。
だからこそ実におしいです。
リカルドに至っては描写不足も甚だしい。
イルダの右腕で、イルダの精神的支柱なのは何となくセリフではわかるけど、いかんせん描写がなさすぎる。
そうなんだろうなあ、と想像はできるけど納得いく材料があまりにも少ない。
もっともっとルル、ジーク、クレア、リカルドの話に時間を使ってほしかったと思います。
最初から最後まで、ただただユウゴとフィムの物語を追いかけていただけで、ストーリーに入り込む前に、物語が終わってしまったように感じました。




*イルダは個人的にはMVPキャラ
イルダというキャラがいなければGE3はよくわからない産物になっていたと思います。
ユウゴとかいうなんちゃってリーダーより、イルダはよっぽどリーダー的存在でした
イルダの懐の深さにすべてを救われていたような感覚。
過去作でもゴッドイーターに協力的な人間でサカキ博士がいましたが、彼より正直イルダのほうが人間味があったかも?
キャラバンのオーナーとして多くの人々を引っ張りつつ、危険視されているAGEを自分の船に乗せ、元恋人への葛藤や想いもあったでしょうに、すべてを押し殺し、最終的には仲間のために自分のすべてを投げ打ってくれる素晴らしい人格者でしたね。
ぶっちゃけるともう少しイルダと元恋人のヴェルダーのストーリーがほしかったですね。
主人公側朱の女王側グレイプニル側の3つの勢力にわけてしまったせいもあり、
朱の女王側の背景がイマイチ描写不足で、もったいなかったなーと思いました。
イルダに関する過去やヴェルダーやリカルドとの話はDLCに期待したいです。







*アクションゲーだが戦闘は簡単。
2RBのブラッドレイジほど俺つぇぇぇ感もなく厨二感もないうえに、ブラッドアーツ以下のエンゲージ…
と、設定上では危険視されていたわりに、AGEたちは過去作のブラッドの隊員以下の性能なんですが、まあ、そこはご愛嬌でしょうかw
そのせいかわかりませんが、戦闘は比較的優しめかな?
わたしは今作から登場した双剣を使っていたのですが、R1+□で薙刀に変形させて、ずっと振り回してるだけで、アラガミがバタバタ死んでいきました。
もともとあまり射撃は使わなかったのですが、今作はグウゾウ以外は、薙刀ぶんぶんで全部倒せました。
ただ、そうなると戦闘のおもしろみは?と聞かれると、あまり期待できないかも…?
まあ簡単なのでクリアしやすくストーリーだけ追いたいひとには今作の戦闘は非常に楽で良いと思います。
しかし、じっくり戦闘を楽しみたいひとには少し物足りないかもしれないですね。
DLCでその辺はうまく調整してくれると思いますが、もともとゴッドイーターは狩りゲーというより、キャラゲーだとおもうので、わたし自身はそこまで戦闘には期待していなかったし、これはこれで許容範囲です。
ただ、戦闘に期待してるひとには物足りない内容だと思います。






*一部操作が意味不明。
最初にスタートして思ったのが、カメラ操作があまりにも酷すぎる点ですかね…。
R3でカメラ操作するってどういうことw
結局、わたしは我慢できずに十字キーでカメラ操作に切り替えましたが…。
カメラワークはR1、L1、十字キーが安定だったと思うんですけどね。
ダッシュはR1長押しで良いけど、R3押し込みとかでもよかったんじゃないかなーと思うんですが、だめだったのかな?
あと視点変更の話ついでにいうと、
ロックオンがすぐ途切れるのも酷かったかなと思います。
せっかくロックオンしてても視界から捉えられなくなると、勝手にロックオンが外れて、真後ろから攻撃をくらったりザラにありました。
あとは地面に潜るアラガミだといちいちロックが外れて、またロックをやり直し…というのが煩わしかったですね。
カメラ操作がイマイチならロックオンの性能でカバーしてほしかったです。
ただ、部位ごとにロックオンができるようになったのは結構助かりました。
破壊したい部位が狙いやすくなって、
これはなかなか良い変更点だったなと思います。







*新アラガミの行動に調整がほしい。
今回新アラガミが多数登場しておもしろかったんですが、
今作のアラガミはとにかく、隙が少ない!
特にハバキリは害悪レベルに酷かったですね…。
攻撃の範囲がとにかく広くて当たりやすい+当たるとスタンが入ったり、避けたけど追撃されたり、プレイヤーを執拗にずっと狙ったり…と、
思わず、え?と声に出してしまうくらいプレイヤーの隙潰しをしてくるアラガミがいて、
ちょっと納得いかなかったこともまあまあありました。
隙が少ないアラガミはどうしても捕食するタイミングがあまりないので、結局ゴリ押しで倒すという、おもしろみがないうえにダルいという二重苦でしたね。
ハバキリと他アラガミの2頭討伐とかいう苦痛でしかないクエストも多々ありました。
ハバキリはちょっと調整したほうがいいんじゃないかなと思います。
あとは、おそらく今作の目玉である灰域種アラガミですが、これも酷かったw
怒ると捕食行動をしてくるんですが、その頻度が半端じゃなくて、避けても3回連続で捕食行動をとられたり、それってなんのために避けたかわからないですよね?
とにかく避けても捕食行動をしまくってくるから、どうしたって仲間や自分が当たってしまいます。
捕食されると、アラガミがバースト化して強くなってしまうのですが、それがまたひどくて、
体力満タンでも攻撃があたると半分以上HPを抉りとられるなんてザラです。
また自分が捕食されてしまった場合、エンゲージは使えなくなるわ、死んでもリンクエイドできないからリスポーン扱いになるわで、とにかく最悪です。
アラガミがバースト化したら、おとなしくなるのを逃げつつ待つという、だるい時間を強いられます。
べつにこれは仕様として許してもいい範囲ですが、とにかく捕食回数の多さをどうにかしてほしいです。
せっかく避けても、どうせまたすぐ捕食がくるうえに、自分が避けても味方に当たるし無意味なんですよ。
結局、バーストしてないときにダメージを与えまくって倒すので、これもまたゴリ押しゲーの要因の1つになっていますね。
この捕食の多さも早急に調整したほうが良い点かと思います。
あと、とってつけたように現れた、AGE食いとかいう某ハンティングゲームに出てくるモンスターのような灰域種アラガミは何だったんでしょうね?
完全にイ◯ル・ジョーですよね、これww







*総評
正直ほぼ不満だらけの評価になりましたが、
1つのゲームとしては悪くはなかったです。
ただ、問題はこれがゴッドイーターシリーズのナンバリングタイトルだったという点で、
わたしが評価を下げてしまったのもそれが要因です。
これが外伝だったら許容範囲だったかなと感じる場面が多々ありました。
内容はそこまで悪いわけではないのですが、
過度に期待しすぎるとちょっと期待はずれに感じてしまう可能性は否定できません。
ゴッドイーターシリーズが好きで、やってみたいひとはあまり期待しすぎずに遊べばじゅうぶん楽しめるかな…と。
また、ナンバリングタイトルなので、本当は無印からやってほしいところではありますが、
過去作からの繋がりはあまりないので、シリーズを初めて遊ぶ方のほうが、もしかするとより楽しめるんじゃないかなと思います。
ただ、シリーズファンのわたしの意見からすると、


もっとキャラクターを大事にしてほしい。


これが一番ですね。
ハンティングアクションゲームと言いつつも、モンハンとゴッドイーターがきちんと住み分けされた理由は、
モンハンはアクション重視で、
ゴッドイーターはストーリーとキャラクター重視のゲームだったからではないでしょうか。
ゴッドイーターシリーズの良いところは、魅力的なキャラクターとストーリーです。
だからこそ、過去作の主人公たちが紡いできた物語、仲間たちと頑張って世界を救った結果が、ゴッドイーター3で意味を成しているのかどうか…という部分が曖昧に濁されている点は、ちょっとガッカリしました。
今後はぜひ、今作で時間を経過をさせた理由に、もう少し納得のできる説明をしていってもらいたいと思います。
中途半端にソーマに触れたうえに、2RB以降、なにが起きたのかわからないまま放置することはさすがにないとは思うので、
DLCや次回作には期待していきたいと思います。

ゴッドイーターシリーズのファンだからこそ、熱く語ってしまいましたが、これがわたしの正直なきもちでした。
純粋に楽しんでいるひとにとっては水をさすような感想ではありますが、
大好きだからこそ、ただ褒めるだけの感想でお茶を濁したくなかった…
ということを強く言っておきます。
さてさて、それでは以上!
ゴッドイーター3の感想でした!






おわり。

ドラクエ10を1ヶ月プレイした初心者の正直な感想。


ども!
ずしおうまるです。
じつは8月31日から、
ドラゴンクエスト10をはじめました。
ドラクエ10といえば、シリーズ初のオンラインゲームとして有名です。
サービス開始は2012年8月2日ということで、じつに6年前からはじまったゲームなんですね。
しかし発売当時、長らく1人用のゲームとして歴史を築いてきたドラゴンクエストシリーズにおいて、
ドラクエ10のオンラインゲームというかたちは多くのファンのあいだで賛否が巻き起こりました。
いまでも10はナンバリングタイトルの位置にはない・他シリーズはやったけれど10はやっていない…というかたも多くいらっしゃるでしょう。
かくいうわたしも、ドラクエはあくまで1人用ゲームであり他人と冒険するなんてナンセンスだと思っていた人間のひとりでした。
10をやろうと思ったのも、何となくでした。
特に誰かに誘われたわけでもなく、やりたくてやりたくてたまらなかったわけでもない。
強いて言うならば、8月に友達とドラクエのリアル脱出ゲームに行って、最後にいただいた袋の中に入っていたチラシに10の宣伝とプレゼントのじゅもんが入っていたから。
そして、6年前、ブログで仲良くなったお友達に、ドラクエ10をやらないかと誘っていただいたにもかかわらず、当時、オンライン環境がなかったわたしはそのお誘いをお断りしてしまった…という心残りから。
…と、まあ、そんなこんなで、ドラクエ10を遊ぶことになりまして、ゲームを開始して1か月とちょっとが過ぎましたので記事にした次第です。
とりあえずドラクエ10を遊んでみての超初心者の正直な感想を、良い面、悪い面含めて書いていこうかなと思います。







☆ドラクエ10の良いところ
・ストーリーが良い
ドラクエ10は他シリーズと違い、オンラインゲームだから戦闘がうまくできないと楽しめないのでは…という固定観念がどうしてもあります。
ストーリーうんぬんよりも、他の人とパーティーを組んで楽しむ戦闘のほうに力が入っているのではないか…と考えてしまいがちですよね。
しかし、ドラクエ10は戦闘よりなによりも、ストーリーが面白かったことがやってみて一番良かった点です。
先が気になるワクワク感は他ナンバリングタイトルに引けを取らないと個人的には思います。
オンラインゲームだから他人とストーリーを進めたり、誰かに迷惑をかけてしまうんじゃ…という不安もありましたが、ひとりでもクリアは可能なので黙々と遊ぶこともできます。
ただ、他シリーズより世界が広大な点とオンラインゲームの都合上、新しいモンスターやストーリーをどんどん追加していくため、やたら中ボスクラスのモンスターが多いです。
この大陸はどれだけ中ボスモンスターが多いんだよ、どれだけ危機に晒されれば気がすむんだよ…というツッコミ要素もありますが、それはまあご愛嬌ということで。





・初心者も他シリーズ経験者もたのしめる
ドラクエ10の良いところの1つに敷居がわりと低めという点があります。
ゲームをやったことがないひとやドラクエシリーズ自体はじめてという方も、わたしのフレンドの中にいました。
そういった方たちも楽しく遊んでいます。
ドラクエ10は知識がないと勝てないボスもいるようですが、ストーリーを進める分には基本的にコマンド選択で簡単にかっこいい技を出せるので、
アクション系のオンラインゲームに比べればはるかに簡単だと思います。
また、サポート仲間がかなり優秀なので、ゲーム自体やったことがないひとでもそこそこ戦えるのも良いですね。
もちろん、シリーズファンも楽しめる要素があり、先ほど話したストーリーの素晴らしさはもちろん、シリーズファンなら、あっ!と思うキャラが登場したり、
歴代勇者装備のドレアを楽しんだり、
歴代フィールド曲、戦闘曲があちこちで流れたり、
ドラクエシリーズファンの胸をちょこちょくすぐる要素があります。
初心者にも優しく、シリーズファンにも優しい印象をうけました。






・キャラへの愛着がわく
とにかく自分のメインキャラがかわいくてかわいくて仕方がなくなります。
わたしは最初、種族選びでオーガの女の子を選んだのですが(胸がでかくてかっこいいから)
冒険をはじめて少し経ってから、町中をあるくプクリポがあまりにもかわいく、
さらにプクリポを選んだ友達のちまちま歩くすがたが愛しすぎて、プクリポキャラも新たに作ってしまいました。
正直、オーガもプクリポもかわいい。
ほんとうに自分のキャラが一番かわいい現象が起こります。
いまはプクリポへの愛が高まっていますが、オーガもどのオーガより自分のオーガが一番かわいいと思っています。
それくらい自分のキャラに愛着がわきます。
また、ドラクエ10は自分のキャラだけではなくストーリーに関わったキャラにも愛着がわきます。
サブストーリーというかたちで、ストーリーに関わったキャラのその後のお話や、掘り下げもしてくれます。
旅先で出会ったキャラたちも自然に名前を覚えてしまったり、背景を知って益々好きになったりすることも多々あります。
従来のドラクエはストーリーが終わったらそれ以上そのキャラのお話がない…ということがありましたが、ドラクエ10はどんどん掘り下げてくれるので、そういった楽しさも得られます。






・ひとりでも楽しい
先ほどもチョロっと書きましたが、ドラクエ10はエンドコンテンツに手を出さず、ストーリーだけなぞるぶんには他人と関わる必要はありません。
猛者になるとエンドコンテンツもひとりで挑む方もいるみたいですけどねw
酒場で自分と同レベルのサポート仲間を探して冒険することもありますが、それすら中身にひとがいないので、レンタルNPCみたいなものです。
ストーリーをクリアしていくぶんにはサポート仲間だけで十分なのかなと思います。
中には酒場フレという、酒場でキャラクターを貸し借りするだけの関係のフレンドを作ることも可能です。
ただ、やはりそうは言ってもオンラインゲーム。
町中でみんながワイワイチャットをしてる姿を見ると、さみしく感じることもあるかもしれません。
そんなときはチームに入ることもできるので、人恋しくなったらチームに入ってみるのも1つの方法かなと思います(ちなみにわたしはコミュ障なので自分のキャラとリア友しかいないチームを作りました)



・親切なひとが多い
ドラクエ10をやって驚いたことは、親切なひとが多いことです。
このゲームをはじめた当初はいきなり暴言を吐かれたり、嫌な思いをすることもあるだろうと身構えながらゲームをはじめたものですが、
ドラクエ10をプレイしている年齢層が高めだからというのもあるのでしょうか。
とても和やかな雰囲気です。
わたしの場合、オンラインゲームと言ったら、モンスターハンターシリーズくらいしかやってこなかった人間です。
モンハンシリーズは正直、チャット機能が簡素で、定型文程度のやりとりしかありません。
無言に毛が生えたようなものですねw
たまに会話があるとすれば、子どもたちに暴言を吐かれたり、アイテムをせびられたり…などなど。
もともとわたしは疑り深い性格であり、なおかつモンハンのような簡素で殺伐としたオンラインゲームしか経験したことがなかったので、
ドラクエ10をプレイしている方々の穏やかさには驚きの連続でした。
だから、オンラインゲームだからと身構えず軽い気持ちではじめても良いのではないかと思います。
ただ、もちろん悪質なプレイヤーはいるでしょうし、親切もいきすぎれば迷惑になることもあります。
相手を深く知ろうとすればするほど深みにはまることもあります。

やはりオンラインゲームなので、ある程度の距離感をたもちつつ、ゲームを楽しむのが一番だと思います。





・やれることが多い
ドラクエ10はストーリーを楽しむだけでなく、やれることがたくさんあります。
たとえば、戦いが好きならめちゃくちゃ強いボスに挑むこともできます。
キャラクターのドレスアップが好きなひとはキャラクターにかわいい服や、かっこいい服を着せることができます。
家具や庭いじりが好きなひとは、家を買ってハウジングを楽しむこともできます。
のんびり釣りがしたいひとは何種類もの魚を釣ることができます。
物を作るのが好きなひとは職人になって、料理や武器や防具を作ることができます。
お金をたくさん稼ぎたいひとは、職人でお金を稼いだり、フィールドアイテムを拾ったり、敵からアイテムを盗んだりして稼ぐことができます。
これ以外にもやれることはまだまだあります。
戦うことだけがドラクエ10の楽しみかたではなく、自分で楽しめることを見つけられるのがこのゲームの醍醐味なのかなと思います。
知らないひとと協力して戦闘を繰り返すことがすべてではない、ということです。
戦闘をたのしむもよし、キャラクターのドレスアップをたのしむもよし、釣りをたのしむもよし、職人をたのしむもよし…自分の好きな遊び方を見つけることができます。





☆ドラクエ10の微妙な点
・移動速度が遅すぎる
ドラクエ10をやっていてわたしが一番ストレスを感じた部分は、とにかく移動速度が遅いことです。
序盤では、町から目的地までの移動に敵とバトルを一切していないのに、30分以上当たり前にかかることがありました。
これでもいちおう昔に比べればマシになったようで、フィールド移動用の乗り物やルーラできる場所を増やしたりと改善はされたようです。
しかし、それでも新規でドラクエ10をはじめたひとは絶対に思うはずです。
移動おそすぎじゃね?…と。
6年も長くつづいているオンラインゲームで、ここまで移動にストレスを与えつづけている意味がよくわかりません。
たとえばドラクエ8やドラクエ11も移動や町の中の探索が煩わしくかんじるときがありました。
しかしドラクエ8やドラクエ11は寄り道した先に得られるものがあるのです。
たとえばマップの端にがんばって行ってみたら良い武器が入った宝箱があった…とか、
町の中をくまなく探索したら防具やゴールドが手に入った…とか、
強いモンスターと戦って経験値をたくさん得られた…などなど。
たしかに、ドラクエ10も30分以上かけて移動した先に宝箱はあります。
けれど中身は、まほうのこびん、やくそう。
タンスやツボの中身は3ゴールド。
正直、宝箱をあけてもガッカリすることしかありません。
しかもフィールドモンスターから得られる経験値やゴールドは雀の涙なので、戦う理由はほぼ皆無…ただの障害物です。
序盤は特に宝箱の中身がお粗末なので、フィールドで得られるものがほとんどなく、ますます移動が苦痛にしか感じられないんですよね。
ドラクエ10は従来のドラクエのように一度いったところに自由にワープできません。
特に序盤は自分で登録した場所にしかワープできず、クエストのたびになにも得られない広大なフィールドを行ったり来たりさせられます。
正直、ドラクエ10はこの移動の不便さを妥協した先に楽しさを見出せます。
個人的には、もうすこし移動速度をアップしても良いのではないかと思います。
もしくはもう、ルーラのじゅもんを作って良いと思うし、
それがダメだというのなら移動でなにか得られる要素をもっと作ってほしいですね。

ただ、6年間もこの移動速度でファンの方々が耐えている現状(多少改善はあったらしいが)を考えると、今後も移動面の大きな改善はないのかもしれませんね…。
また、移動速度を速くしたらドラクエらしさが失われる…という声もありそうですが、
城から町の入り口まで…という本来なら走っていけるようにするべき距離や、
住宅村で買い物をしたあと自分の家に戻る短い距離ですら、みなさんルーラストーンで飛んでいますよね。
わたしは逆に、本来快適に歩いていけるようにしなければならない距離を、ユーザーにルーラストーンを使って移動するという選択をさせてしまっている時点で、ドラクエらしさは一切感じないですけどね。
移動は新規参入の方のためにも、ぜったい改善するべき点だとは思います。





・自分のキャラはしばらく無能
ドラクエ10は自分のキャラでそこそこ戦えるようになるまでなかなか時間がかかります。
従来のドラクエといえば敵と戦えばどんどんレベルがあがり、主人公もどんどん強くなり、パーティーのエース的存在になりますが、ドラクエ10では長らく冬の時代が続きます。
酒場で雇うサポート仲間の方が自分よりはるかに強いなんてザラです。
パーティーのお荷物として長い時間過ごすことに耐えなければなりません。
ドラクエ10はひとつの職だけあげれば良いというわけでなく、色々な職業のレベルをあげてパッシブスキル(全職業HP+10などなど)をとっていくことでキャラ強化ができます。
とはいえ、Ver1のストーリーまではスキルを100までしかとれないので、全職業のパッシブスキルをとったのにお荷物のままなんてこともザラです。
Ver2のストーリーまで進めてようやくスキルが150〜180までとれるようになり、そこからやっとパーティーの役にたてている実感を得られます。
どんなゲームでも序盤は無能ですが、ドラクエは特に主人公が一番強いという固定観念があるので、役にたてない歯がゆさみたいなものを感じる場面が多々あったかなと思いました。






・お金が全ての世界
従来のドラクエではモンスターを倒してお金を稼いで、いらなくなった装備を売って新たな装備を買うという繰り返しで、
そこまでお金に固執することのない世界観でした。
が、ドラクエ10は金です。
とにかく金金金!
お金がすべてという世界です。
レベル50になったし装備をそろえようかなと思ったら、腕装備だけで10万G
全身揃えたら50万以上、ものによっては500万、5000万、1億とかザラです。
初心者のひとは必ずこの武器防具の高さに驚くことでしょう。
そしてなにも買えずに涙で枕を濡らすハメになります。
ほかにも、
かわいい家具がほしい…金!
ステキな服がほしい…金!
良い釣竿がほしい…金!

とにかくお金を要求されます。
ならばモンスターを倒して稼げばいいじゃんと思いますが、モンスターを倒したところで得られるお金は10Gとかそんなもんです。
従来のドラクエのようにモンスターを倒してお金を稼ぐのではなく、モンスターが落とす素材や、フィールドにおちているキラキラや、職人で稼いでいかなければなりません。
ドラクエ10においてキャラ強化と同じくらい、もしかするとそれ以上にお金稼ぎは重要な要素です。
いちおう、初心者救済要素として強い武器防具が入った白宝箱のドロップを狙うこともできます。
しかし、財力があるひとの集めた装備には到底かないません。
このお金がものをいう世界が苦手と感じることもおおいにあると思います。






・フレンドが出来ると苦労もある
これはどのゲームにもいえますがフレンドがいることでプラスになることもあれば、マイナスになることもあります
私もドラクエ10をはじめてフレンドができました。
まだ人数は少ないですが楽しく遊んでいます。
しかし、まだ初心者のペーペーだった頃、エンドコンテンツに連れていってもらったことがありました。
なにをするのかよくわからないまま、後についていき、まだLv30くらいの状態で、いきなりLv70以上のボスと戦うことになりました。
当然、装備もレベルもろくに整っていないので一撃で死にました。
わたしは床を舐めつづけ、わけがわからぬままフレンドたちがボスを倒して終わりました。
倒し終わると宝箱から装飾品が出てきて、みんなが口々にやったあと喜んでいました。
しかし、初心者のわたしには、なにがやったあなのかまったくわかりませんでした。
正直、最初は楽しくなかったです。
それが何度もつづいて、エンドコンテンツでまったく役にたってないのに、誘われつづけることが苦痛でしかたがありませんでした。
今ならわかりますが、おそらくフレンドは親切で誘ってくれていたんだと思います。
しかし、それが初心者には親切と感じない場合もあるんですよね。
ほとんど死んでただけなのに、装備だけもらうなんて寄生プレイみたいなものだし、不甲斐ないし、申し訳ないきもちでいっぱいでした。
もちろん、それを喜んで受け入れるひともいるかもしれませんが、わたしは逆に役にたてないことがとてもつらかったのです。
ただ今になってひとつだけ言えるのことは、
誘う側は弱いことを理解したうえで誘ってきてくれているので、そこまで思い詰める必要はないということです。
ドラクエ10はフレンドと遊ぶとたのしくなることが確かにあります。
ただ、フレンドが増えたりチームに所属すると、弱いままではフレンドやチームメイトに申し訳ないからと…どんどんストーリーを進めてサブクエストをすっ飛ばして、ガンガン強くして…と駆け足で進めてしまうひとも一定数出てきてしまうのでは…と思います。
それも本人が楽しいなら別にかまわないですが、
わたしの場合は、そうやって無理することが苦痛になり、結局自分のペースでのんびり進めるスタイルにおちつきました。
フレンドと合わせるためにゲームをしているのではなく、自分がたのしむためにゲームをしているわけですから…。
もしそれでフレンドが離れたとしてもそのひととはその程度の縁だったってくらいで、ましてやリア友でもないし気にする必要はありません。
マイペースに遊ぶのが一番。
ただ、新規さんはフレンドができたりチームに入ると流されてしまうことが多いのが、ちょっと残念な部分かなと思います。






・出会い目的のひともいる
これもどんなオンラインゲームにもいえますが、異性との出会いを目的としているひとがいます。
フレンドになってすぐに、リアルのことを根ほり葉ほり聞いてくるひとも当然ながらいます。
そういうひとは大概、出会い目的なので要注意です。
わたしもオーガの女の子キャラで遊んでいたら、ウエディの男性キャラに声をかけられ、初心者同士ということでフレンドになりました。
フレンドになった次の日、チャットがきました。
中身は女性ですか?
と聞かれました。答える必要がないので秘密と言いました。
リアルでは何歳なの?
と聞かれました。これも答える必要がないので秘密と答えました。
しかし、わたしの受け答えが気に入らなかったのでしょうね。
中身や年齢のことを教えてくれないってことは仲良くする気がないってことだよね?
フレンドでいる意味ないよね!?

…と、完全に逆ギレされました。


むしろわたしがキレたいのですが!


なぜリアルのことを話す=仲良くする
につながるのかまったく理解できません。
ゲームのフレンドはあくまでゲーム内の友達。
ゲームを楽しく遊ぶことがお互いの目的であり、リアルの話をする必要ってあるんですか?
年齢や性別を聞く理由のその先にあるものって、結局、出会いが目的ってことですよね?
まあ、ゲーム内の友達で一緒に遊んでいくうちに仲良くなって、そのうちお互いが気になりだして、会いたくなって…とか段階を踏んでならまだわかりますよ。
出会い目的のひとは色々なことをすっ飛ばして、
リアルのことを知りたい…女の子なのかなぁ…女の子だったら会いたいよぉ…何歳なのかなぁ知りたい知りたい知りたい…アッーーー!
…って、一気に距離を縮めようとしてくるから気持ちが悪いんですよね。
出会い目的なら同じように出会い目的でドラクエ10をやってるひとに声かけろよと思いますが、見境なく声をかけてくるので純粋にゲームを楽しみたいひとには不愉快です。
ドラクエ10の気をつけなければならない点として、
相方というものがあるようなので、それ目的で近づいてくるひとがいます。
ゲーム内でフレンド以上の関係なった男女を相方という言葉で表現するみたいです。
相方については検索すればゴロゴロ出てきますので、初心者の方は調べてからドラクエ10をはじめたほうがいいかも…。
いきなり、相方になって!と言われて、意味を知らずに適当に、はい…なんていったら後々めんどうなことになりかねないので。







と、まあ良い点も悪い点もあげましたが、
総評するとドラクエ10はおもしろいゲームだと思います。
内容は本当におもしろいと思うので、興味があるひとにはおすすめできる一本だと思います。
システムで微妙にかんじるところは多々あれど、それも目を瞑れば特に気にならないでしょう。
ただ、やはり、嫌だなあと感じることといえば腐ってもネットゲームなので人間関係でしょう。
ドラクエ10自体はおもしろくても、人間関係が最悪なら微妙なゲームになってしまいますからね。
わたし自身、え?まじか…と思うことが何度かありました。
でも、そこは現実の友達ではないので、一線を引いて、ゲーム内の友達なんだから仕方がないか…と割り切ったほうが楽です。
何度もいいますがドラクエ10自体はおもしろいゲームです。
ただ、フレンドの質や関わり方、自己の遊び方によって糞ゲーにも良ゲーにもなります。
ドラクエ10を遊んでみて1ヶ月以上が過ぎ、わたしはいまのところたのしめています。
ためしに遊んでみて、あわなかったら辞めれば良いので、オンラインゲームのお試しとして、軽い気持ちで遊んでみてはいかがなぁと思います。




おわり。