美容院に行くと顔面に滝汗をかいてしまうヤツの話
ども!
美容院に行くと必ず顔面に滝汗をかいてしまうずしおうまるです。
これ、まじでほんとにつらいです。
わかる人が周りにいないので、そういう方ともしも知り合えたら、握手して抱きしめ合いたいです。
色々調べたけれど、自律神経のほうの問題だったり精神的なものが深く関係しているみたいです。
【いつ頃から?】
小学生〜高校時代はこの症状はなかったと思います。
もちろん夏場に自転車を漕いで美容院に行ったら、汗ばむことはありましたが、季節に関係なく滝汗をかくなんてことはなかったです。
ただ、今思えば昔から人前で話したり、発表のとき極度に緊張してしまうタイプではありました。
この症状を自覚したのは大学時代です。
あの頃はストレスでもあったのかな…理由はわからないのですが、
仲良しの友達や先輩や後輩以外の知らない人(男女関係なく)と話すだけで滝汗をかいてしまうのです。
レジでCDやゲームを予約したり、レストランでご飯を注文したり、就活の面接のときもやばかったです。
とにかく人と話すのがNGでした。
思えばあの頃が一番酷かったかもしれません。
その中でも特に苦痛だったのが美容院で、
まず予約の電話で滝汗、美容院に着いて「予約した〇〇です…」と名乗る時点で滝汗、
どんな髪型にしますか?と相談してるときには絶望、髪を切る頃には「具合でも悪いの?」と心配される始末。
ほんとにつらい…あの絶望感はわかる人にしかわからないと思います。
【ピーク時よりマシにはなったが…】
いまはこれでも幾分かマシになったのか、
病院だとかお店だとかでは滝汗スイッチはほぼ発動しなくなりました。
ごくたまにある程度です(特にお薬とかは飲んでないです)
ただ、美容院だけは未だにどうしてもダメ。
あの環境が体にうけつけないのでしょうね…。
おしゃれな雰囲気と、座ったら逃げられない不安感、へんなポンチョを着せられ、
鏡に映ったブサイクな自分を眺めながら、
素敵な店員さんとおしゃべりしながら髪を切られる…みたいな。
もう、すべての絶望が詰まってるんですよ。
一刻も早くこの拷問が終わることをひたすら願いながら、1時間半〜2時間耐えるっていう。
もうこの滝汗症状とはだいぶ長く付き合っていますが、たぶん、一生治らないと思います。
【治らないなりにあがく】
以前はショッピングモールの中に入っているような美容院に通っていました。
一応、迷惑をかけてしまうから、
毎回、諸事情で滝汗かきます…って、店員さんには説明していました(皆さん、優しく大丈夫ですよ!って言ってくれる…)
でも、美容院に行くたびに苦痛が伴うし、美容師さんにも迷惑をかけてしまうので、
髪が伸びてもついつい先延ばしにしてしまうのです。
そうしてどうしようもなくなった頃、
やっとの思いで美容院に行くと、
以前、施術してくれた美容師さんがいなくなってしまっていて…。
また1から、初対面の美容師さんに、諸事情で滝汗かきますと説明する…
まさに、まどマギのような地獄のループを何度か繰り返した結果、
最近は家の近くにある個人店の美容院に通っています。
個人店なので毎回ほぼ美容師さんと2人きりなんですが、
滝汗をかいても他のお客さんもいないし、従業員さんもいないので少し気が楽です。
事情を説明したら、首にアイシングをまいてくれて、
「美容院で顔に汗掻いちゃう人って、結構いるから大丈夫ですよ」
とにこやかに言ってくれています…。
かといって汗がとまるわけではないけれど、
でもわかってもらえてるだけで少し違いますよね。
これは個人的な意見なので、無理しないほうがいいとはおもいますが、
担当してくれる美容師さんには、堂々と「滝汗をかきます!」と言っておいたほうがいいと思います。
美容師さんだって、一切喋らず、顔面に汗をダラダラかいているお客さんが来たら、心配になるでしょうし、
事前に汗をかきやすい、緊張しやすい人なんだなとわかっていれば、無理に話しかけてきたりせず見守ってくれるでしょう。
【滝汗をかく人は冬より夏のカットがおススメ】
夏場は特に汗をかいて恥ずかしいから行きたくない…って人もいますが、
逆に夏が狙い目だとわたしは思います。
夏場は暑いから、外からお店に来た人はだいたい汗をかいていますし、
たとえクーラーがついていても、店内が冷えすぎないように控えめに温度が設定されているので、
滝汗をかいても「めっちゃ暑がりなんだろうな…」くらいにしか思いません。
逆に冬場は「寒いのに、なんでこの人滝汗かいてるの?」と思われてしまいます。
さらに、暖房や厚着が思わぬ敵になります。
店内が暖房で暖かくなっているうえに、
自分自信も寒いから…とセーターやタートルネックを着ていたりするともうアウトです。
さようなら、平穏。絶望よ、こんにちは。
…と、このような長年の研究の結果、
顔面滝汗のプロのわたしからすると、冬のカットより夏のカットを推してます。
【滝汗仲間はけっこういるらしい】
美容院に行くことは、
普通の人ならば、さっぱりして気持ちよくなって、心機一転できるステキな場なのに、
なぜ我々だけ、こんなに毎回憂鬱な気持ちになりながら行かなければならないんでしょうかね?
自分で汗をコントロールできないから、美容師さんに毎回心の中で何度も何度も謝っています。
ただ、わたしのように苦しい思いをしている人もいるようで、
ネットで調べたらおなじような症状で、
悩んでいるという方がたくさんいらっしゃって、少し気持ちが楽になりました。
顔面だけでなく人によっては、
手や背中とか頭皮?から汗が滴り落ちて大変って人もいるみたいです。
つらいですね。ホントに気持ちがよくわかります。
【汗なんて…そう思えたら】
このつらさはある意味経験者じゃないと理解できないかもしれません。
「汗くらいで…大したことないよ、それがなに?」
と思える人がホントに羨ましいです。
そういうふうに、思えてたら滝汗なんてかかないんだろうなぁ…。
わたしは今現在は美容院で滝汗スイッチが発動しますが、
もっとひどい人は、
美容院に限らず色々なところで滝汗スイッチが発動するんですよ。
大事な会議のとき、面接のとき、レジに並んでいるとき、ご飯を注文するとき、
病院で先生に診察してもらっているとき、
電車の中にいるとき、気になる人と2人きりでいるとき…。
人前でこんなに汗をかいてしまって…
変だと思われたらどうしよう…と思えば思うほど、汗がブワッと出てきちゃうんですよね。
【仲間がいるよ…!!】
こんなに滝汗がでるなんて
自分はへんなやつなんじゃないかと悩んじゃう人もいると思います。
でも、たぶん、我々は人より少しだけ心が繊細なんだと思います。
汗をかいているとき、
へんに思われたらどうしよう
汗臭かったらどうしよう
心配かけたらどうしよう
そんなことが頭の中をぐるぐると駆け巡って余計に汗がでちゃうんです。
人の目が気になったり、迷惑かけちゃったら嫌だな…って、
人を不快にさせたらどうしようってことばかり考えてしまう。
たぶんホントに人一倍、心が繊細なんだと思います。
もしかすると…自律神経が人よりぶっ壊れてるのかもしれません。
だけど、おなじようなことで悩んでいる仲間は世界中にたくさんいます。
今日も世界中のどこかに、美容院で滝汗をかいた人がいる。
そう考えたら、不思議と少しだけ勇気がわいてきませんか?
今までずっと、
このことを掘り下げて書こうか悩んでいましたが…。
いつも迷って書き損ねて数年がたちました。
でも、こんな病める時代だからこそ、書きたくなったのかな。
美容院嫌いの滝汗をかいちゃうみんな…!
ひとりぼっちじゃないよ!
仲間がいるよ!!!