もってけ!ずしおうまる

モンハンが大好きな、へっぽこ大剣ハンターZushiの狩猟記録。他ゲー、アニメ、音楽、仕事の愚痴。持続性のない記事が多めです。

「ほぼほぼ」っていう謎の表現が苦手な話。

ども!
ずしおうまるです。
数年まえから若者を中心にブームになっている表現で「ほぼほぼ」という言葉がありませんか?
聞いたことがあるひとは大勢いるでしょうし、
日常で使ってるよ!というひとたちもいるでしょう。
わたしもよく友人や仲間と話しているときや、
ツイッターなどをはじめとするSNSで見かけたり、
最近ではTVのアナウンサーさんもよく使っているのを見聞きします。
しかしながら、わたしは、この「ほぼほぼ」という表現がどうしようもなく苦手なんです!!
今日は、ほぼほぼ苦手委員会の代表として、なぜ、わたしがほぼほぼという表現が苦手なのか説明していこうと思います。
ほぼほぼ派は読むと腹がたつと思うので読まないことを強く推奨します。
むしろ、ほぼ派の方と気持ちを共有したいので、ほぼ派の方はぜひ!読んでいってくださいね(^^)







☆「ほぼ」でいいのでは?
ほぼほぼが出てくる以前、使われていたのは「ほぼ」ですよね。
わたしもこっちのほうをよく使っています。
〇〇できた?
という質問にたいし、
ほぼできました!
というふうに使いますね。
だいたい、あらかた、おおよそ、
という意味合いを短く表現したものが「ほぼ」ですね。
もしくは「ほとんど」とか、そういう表現もありますが、短く語感が良いので、ほぼを使う場合が多かったイメージです。
しかし、最近出てきた言葉、
「ほぼほぼ」はほぼをさらに強調した言いまわしといった所でしょうか。
ほぼが80〜90%できただとしたら、ほぼほぼは90%〜99%できたみたいな感じですかね。
…対して変わらないじゃん!!
そもそも、あらかたとかだいたいとか大雑把な意味あいを表現する言葉に、強調って必要ないような気がします。
意味合いがほとんどかわらないのに、わざわざ強調することに意味があるのでしょうか?
と考えると妙な言葉の表現の気持ち悪さというか、魚の骨が喉に引っかかったような違和感を感じるんですよ。
「ほぼ」はわりと大雑把な表現で、どちらかといえば豪快な感じがします。
「ほぼ」をキャラクターで表現するとジャイアンみたいな。
「ほぼほぼ」は本来は大雑把な表現である、ほぼという言葉にわざわざ強調を入れ、とりあえず知的な感じを演出するというか、カッコつけたい衝動を感じる表現というか…。
「ほぼほぼ」をキャラクターで表現するとスネ夫みたいな。
いま流行りの現代風の知的っぽい言葉を使って、かっこつけたい衝動がひしひしとつたわってきて、モヤっとするんですよね。






☆「ほぼほぼ」は字面が悪い。
ほぼほぼを言葉としてしゃべる場合、理屈っぽさがそこはかとなく漂うため、
ちょっと知的に感じてカッコつけてつかいたくなる表現なんですよね。
〇〇できた?
という質問に対して、
ほぼできました!
と答えるよりも、
ほぼほぼできました!
のほうがおれ出来る感をアピールできるような気がしませんか?(進行状況は同じだとしても)
こういった語感のマジックというか、つい使いたくなるような妙な舌触りの良さみたいなものが、ほぼほぼの方が強い気がします。
しかし、いざ文字に起こしてみると、
字面が異様に悪い!
読むときも、「ほ」が並んでいて読みにくいし、見た目が非常に悪い。
まあまあ、そもそも、いやいや…などほぼほぼと同様に2つ言葉を重ねる表現は結構ありますが、
「ま」と「あ」、「そ」と「も」、「い」と「や」…という二つの文字で形成されているためそこまで字面が悪くは感じません。
しかし、「ほぼほぼ」は、「ほ」が4つ並んでいる時点でごちゃごちゃして美しくありません。
SNSや文書で見かけたときに、
「ほぼ」でいいのに、わざわざ「ほぼほぼ」と書いたのか…と思うと妙な滑稽さすらあります。
百歩譲って、語感の良さは認めるところはありますが、字面の悪さは最悪だと思います。







☆なぜか世間一般で使われている。
たとえばネット民がよく使う、
ワロタw、〇〇ムーブ、わかりみが深い、ワンチャン、イキリトなど、
友達や自分の趣味の界隈では多少使うけど、世間一般では使わないよねっていう表現って結構ありますよね。
たとえば、会社の上司や目上の方などと、話をしているときに、ワロタwとか、ワンチャンやってみます?とか言わないでしょう。
しかし、わたしはそういった世間では支持されていないような、
ネット用語、オタク用語、若者言葉みたいなものはけっこう好きです。
世間一般では浸透してないけど、ネット民やオタクたちのあいだで使われてるみたいな…そういう言葉は昔から気に入って使っています。
ただし「ほぼほぼ」きみはだめだ。
ほぼほぼはおそらく、もともとはネット用語、オタク用語、若者言葉から生み出されたものだと思います。
しかし、その語感の良さと他のネット用語に比べてやや知的な感じがするため、
芸能人だとか、アナウンサーなど、TVに出るようなひとたちが、積極的に使用するようになり、一気に拡散されていきました。
ほかのネット用語やオタク用語がなぜそこまで世間に広まらないかというと、
ちょっと幼稚っぽいというか、おバカな感じがして、表立って使いにくい言葉が多いからです。
しかし、ほぼほぼの場合、「ほぼ」の強調表現だと言われると謎のオサレ感をかんじます。
世間一般でさらりと使っても違和感がなく、語感もなんとなく良いので、
相手が使っているのを聞いて、自分も使おうかな?
と、世間一般に広まっていった感じでしょう。
もちろん、若者たちがこの言葉を使うのはふつうに理解できます。
ネット用語や若者言葉が起源なら使うのは当然でしょう。
しかし、ほぼほぼの恐ろしいところは、
若者言葉やネット用語みたいなものに対して否定的な層も、あたかもずっと使ってました!
という感じで当たり前に使っていることです。

アナウンサーなど、正しい言葉を使うべき職業の方ですら、ほぼほぼを使ってしまっています(ミ〇ネさんとかね)
ほぼほぼがOKなら、ワロタンゴwwwだって使いたいけれど、それはだめでしょう?
ワロタwワロタンゴwだって「笑った」の強調表現ですって言ってもかしこまった場面で使っちゃだめでしょう?
ほぼほぼがほぼの強調表現なのと同様に、
ワロタやワロタンゴwも笑ったの強調表現なのに…
ほぼほぼなんてほぼとほぼほぼ意味がおなじなのに…
ほぼほぼを文字に起こすとそうとう気持ち悪くてダサイのに…
この妙な違和感。わかるひとはたぶんわかるはずです。






☆みんなで ほぼ を愛しましょう。
世間一般でほぼほぼが浸透していく中、
わたしのように、頑なに「ほぼ」を愛用する剛田武のように情に熱いひとも世の中にはきっといるでしょう。
たぶん少数派ですけど。
おそらく、ほぼほぼがネット用語、オタク用語、若者言葉止まりで、一部の界隈でしか使わない言葉だったら使っていたかもしれませんが…。
何故か、ほぼほぼがスタイリッシュなイケてる表現として、使われているのがイラっとくるんですよね。
わたしのように、ほぼほぼ という言葉に対する妙なモヤモヤ感、奥歯にニラが挟まったような微妙な気持ち悪さを感じているかたもいるはず。
少数派の方たちとぜひ!この気持ちを分かり合えるとうれしいです。