もってけ!ずしおうまる

モンハンが大好きな、へっぽこ大剣ハンターZushiの狩猟記録。他ゲー、アニメ、音楽、仕事の愚痴。持続性のない記事が多めです。

ダンガンロンパV3:第5章 愛も青春もない旅立ち (非)日常編3

おはっくまー!
ども!
ずしおうまるです。

ダンガンロンパV3 第5章…
前回ついに、この世界の真実が見えました。
でも、その真実の先にあったのは耐え難いほどの絶望。
今まで必死にみんなが脱出しようとしていた意味はなんだったのか。
必死にコロシアイをしてきた意味はなんだったのか。
絶望に突き落とされた仲間たちは、希望を見つけることができるのか!?











最原くんは絶望していました。
あれほど出たかった外の世界は、生物は死に絶え、呼吸することもままならない、まさに死の世界。
外に出ることが、唯一の希望でした。
でも、その希望すら打ち砕かれたいま…。
生きる意味なんて、ない。

モノクマも、もう姿を現しません。
そりゃそうです。
首謀者である王馬くんがコロシアイをさせることに飽きたいま、コロシアイをさせる意味がないからです。
これはもう、エピローグなのです。
この物語は、もう、終わりなのだから。
死んだってかまわない。
そんなことすら考え始めた頃、部屋の呼び鈴が鳴りました。

扉を開けると、春川さんが立っていました。
みんなが食堂で待ってるから、早く来なよ。
それだけ告げると、春川さんは去って行きました。

食堂には、当たり前ですが、王馬くんと百田くんはいませんでした。
春川さん、夢野さん、キーボくん、白銀さん、最原くん。
16人もいた仲間たちは、こんなに減ってしまっていたんですね。
みんな一様に生きる気力を無くしていました。
無理もありません。
ここから出ても地獄、中にいても生き残りはたった7人だけ。
いっそ、死んでしまったほうが楽だったのかもしれません。

生きる気力を失った仲間たちに、
春川さんは思い出しライトを見せました。
朝、食堂へ来たら、テーブルの上に置いてあったそうです。
もう死にたい、と訴える仲間たちに向かって、春川さんは言います。

楽に死なせてあげる。
…ただし、思い出しライトを確認してからね。
どうせ死ぬのなら、できることをやってから死んだほうがいい。
死んでからは後悔できないから。

春川さんの言う通りですね。
今まさに最悪なんだから、これ以上、最悪になることなんてない。








だったら、やらないよりはやるべきです。

思い出しライト!スイッチオン!
その瞬間、最原くんはすべてを思い出しました。
そう、すべては繋がっていたのです。

始まりは、あの学園からでした。
あらゆる分野の超一流の高校生を集めた、政府公認の特権的学園…
私立希望ヶ峰学園
あの学園からはじまった未曾有の大事件が世界を変えてしまったのです。

人類史上最大最悪の絶望的事件
世界各地でテロや戦争を誘発して広がった、
まさに人類にとって絶望というべき事件でした。
その事件の猛威は凄まじく、結果的には世界の半分が失われてしまいました。
そんな人類史上最大最悪の絶望的事件は、たった1人の女子高校生が引き起こしたものでした。

超高校級の絶望 江ノ島 盾子
彼女は世界を絶望に叩き落とすために、あらゆる手段を用いました。

希望ヶ峰学園78期生によるコロシアイもそうです。
彼らは超高校級の絶望によって閉じ込められ、コロシアイを強要されました。

でも、すべてのきっかけを作った、
超高校級の絶望 江ノ島 盾子が死んだことによって、事件は収束して行き、
世界は少しずつ復興に向けて動き出しました。

それでも、
江ノ島 盾子を崇拝する絶望の残党は世界各地で絶望を振りまきつづけ…
世界に秩序を取り戻そうとする未来機関は、それに立ち向かい続けましたが、
希望絶望の戦いは熾烈を極めました。
そして、その戦いが長きに渡って続いたあと、突然、終焉を迎えました。
そう、すべてはそこからはじまっていたのです。
ここから、みんなが思い出していた真実に繋がっていくのです。

ある日突然、地球に降り注いできた無数の隕石群。
そして、その隕石から発生する未知のウィルス。

その圧倒的な絶望に勢いづいた、超高校級の残党は、「人類は絶望すべきだ!」と声高に叫び…
一方、未来機関は急速にその力を失っていきました。
でも…そんなときでした。

江ノ島 盾子を倒した苗木 誠をはじめとする、未来機関の元メンバーたちが再建した希望ヶ峰学園で…
ゴフェル計画が持ち上がったのです。

天災に勝てるのは天才だけ。
そして、絶望に勝てるのは希望だけ。
優秀な若者を汚れた世界から旅立たせ、未来への礎とする。
それこそが人類に残された…唯一の希望。

そんな信念によって計画された、ゴフェル計画には希望ヶ峰学園に通っていた16人の生徒が選ばれました。

それが最原くんたち、16人。
最原くんたちは別々の高校に通っていたのではなく、みんな再建した希望ヶ峰学園に通っていたのです。

最原くんたちは希望ヶ峰学園が再建されたと聞いて、集まってきた生徒だったのです。
新しい希望ヶ峰学園はかつてと同じように、
才能溢れる生徒を募集して、超高校級の才能を集めました。
新しい希望ヶ峰学園が大所帯の学校だったせいで、クラスは別々でしたが…
みんな、新しい希望ヶ峰学園の生徒だったのです。
そんな大勢の生徒の中から、最原くんたち16人
がゴフェル計画に選ばれた理由は…
いや、選ばれたわけではありませんでした。
もう、最原くんたちしか残っていなかったのです。
地球に降り注いだ隕石が運んできた未知のウィルスが、世界中に急速に広がったせいで、
希望ヶ峰学園はもちろん、世界はあっさりと滅亡の危機を迎えたのです。
あれほどの絶望を乗り越えてきたのにも関わらず、理不尽なまでにあっさりと…
しかし、最原くんたちには偶然免疫があり、ウィルスに感染しない体質でした。
それが、最原くんたちがゴフェル計画に選ばれた理由。

そう、あの世界とこの世界は、
すべて地続きに繋がっていたのです。






最原くんたちは、すべてを思い出しました。
最原くんたち、16人は希望ヶ峰学園の生徒だったのです。
いわば希望の象徴
ただ…

超高校級の総統 王馬 小吉を除いては。
彼はゴフェル計画を阻止しようと企んだカルト集団、絶望の残党だったのです。
王馬くんがそのリーダーということは、彼は絶望の残党を率いる人間…。

つまり、誰よりも超高校級の絶望に近い人間だったのです。
王馬くんが絶望の残党のリーダーだったのも、頷けます。
学級裁判、それを仕切るモノクマ、希望ヶ峰学園の生徒同士。
なにもかも、江ノ島 盾子のコロシアイとそっくりでした。
超高校級の絶望を崇拝する人間じゃなければ、こんなコロシアイを再現させるはずがありません。
コロシアイをやめた理由も、実に絶望の残党らしい理由です。
みんなが最も絶望するような計画を念入りに考えて、それすらも飽きて終わらせる…
自分の計画が台無しになる計画すら求める。
まさに超高校級の絶望の思考です。
…うーん、でも前回王馬くんが話していたのと微妙に食い違う部分があるような。
みんなを絶望させるために、嘘をついたのかな?
まだ彼は何か隠しているような気がしてならないです。

すべての真相がわかり、みんなの表情が変わりました。
自分たちが希望になる!…と。
最原くんたちは、希望ヶ峰学園の生徒なのです。
希望と絶望の末に生き残った最後の16人。
そんな人類最後の希望のみんなが、絶望に屈してしまったら…
今まで希望を信じて戦ってきたひとたちの頑張りが、すべて無意味になってしまう。

だから、最後まで戦うことを決意しました。
みんなが繋げてくれた未来を無意味にしないために。







そのためにはまず、百田くんを救出して王馬くんと戦わなければなりません。

百田くんはエグイサルの格納庫に閉じ込められているようですが…
あそこは警報装置があるので、シャッターに近づくだけでバレてしまいます。
警報装置を止めるリモコンキーは王馬くんが持っているし、電子バリアでロックもされています。
いきなり万事休す。

しかし、春川さんは突破する方法があると言います。
1つはエレクトハンマー
前回万能説が出たあのスーパーハンマーですね。
確かにあれがあれば電子バリアのロックも余裕でぶっ壊せます。

もう1つはエレクトボム
電波を妨害する粒子を出して、周囲にばらまいてあらゆる通信手段を妨害する。
なるほど…これで遠隔から、警報装置を止めるわけですね。

さらにこのエレクトボムがあれば、王馬くんが操るエグイサルのリモコンすら無効化できてしまいます。
完全にチートアイテムです。
ここに来て再び、
入間さんの発明品が輝きはじめました。
もし彼女が5章まで生きていたら、めちゃくちゃ大活躍したんじゃないでしょうか。

ちなみに、エレクトボムは王馬くんが持っていましたが、
春川さんが王馬くんの胸ぐらを掴んだときにこっそり盗んでいたみたいですね。
超高校級の盗賊でもいけそうですなあ。

みんな春川さんのおかげでみんな前を向くことができました。
春川さんは百田くんを助けたくて、きっとそれが彼女の原動力だったのでしょう。
でも、その想いがみんなを救いました。
4章までは、ちょっと春川さんが暴走気味で苦手でしたが、今回は純粋に春川さんのおかげでみんなが立ち直れたんだなと思いました。
最後に、
頑張ろうね、
また3人でトレーニングしないと…

そう言ってくれた春川さんがとても印象的でした。





エレクトハンマーの充電時間により、24時間は行動できません。
つまり、決行は朝になります。

でも、最原くんはいてもたってもいられず格納庫付近まで下見にやってきました。

格納庫周辺には見張りのエグイサルが見回りをしていました。
中央にはモノクマが佇んでいます。
なぜ、エグイサルはモノクマを守っているのでしょうか?
しかも4体も使って。
おそらく王馬くんがやらせているのでしょうが、なんの意味が?
とりあえずエグイサルが4体もここにいるならば格納庫は手薄になっているはずです。

格納庫前のシャッターは当然閉まっていました。
警報装置に電子バリア。
エグイサルもまだ1体いるはずです。
最原くんは格納庫のトイレの窓から偵察をすることにしました。

その小窓を除いた瞬間、そこにいたのは…

百田くんでした。
どうやら百田くんは格納庫のトイレに閉じ込められているようです。
王馬くんはその隣の部屋にエグイサルと一緒にいるようです。
百田くんは、未だ諦めていませんでした。
あんな絶望的な話を聞いても。
百田くんは、最原くんを励ますように、
俺がなんとかしてやる!
テメーらが頑張ってるのに、主人公の俺が何もしねーわけにはいかねーからな!

と、笑いました。
そして、ゴン太くんの裁判の件を謝ろうと、最原くんが口を開きかけた瞬間。
それを遮るように、百田くんは、

みんなを頼むぜ!終一!
と、以前のように最原くんを名前で呼びました。
2人のあいだにあったわだかまりが、ようやく解けたのです。
百田くんは、あのときのことを謝りはしませんでした。
けれど、最原くんを信じて、みんなを託すと決めたその姿勢こそが、彼の答えだったのだと思います。
決戦は、いよいよ明日の朝…。







翌朝。
食堂にはみんなが集まっていました。
いよいよ百田くん救出のため、格納庫に向かいます。

みんなエレクトハンマーを携え、準備万端です。

が、春川さんだけは使い慣れているという理由でナイフを選びました。
ナイフじゃエグイサルに勝てない気がするけれど大丈夫なんでしょうか…。
最原くんはみんなに昨日の状況を説明しました。
モノクマを守る4体のエグイサル。
そして格納庫に閉じ込められた百田くん。


するとキーボくんは、昨日の夜忍び込んだときと状況が違うと言いました。
キーボくんは王馬くんと平和的に解決できないものか考えていたようで、昨夜シャッター前から王馬くんに呼びかけていたようです。
当然、返事はなかったようですが…。
その時に、モノクマを守っていた緑色のエグイサルが1体格納庫に入っていったそうです。
しかも、格納庫に入ったエグイサルには警報装置にも電子バリアにも反応しなかったそうです。
つまり、エグイサルには警報装置も電子バリアも無効ということでしょうか。
いざとなったらエグイサルを操縦しちゃうのもアリですね。

さっそく格納庫周辺に向かいましたが…エグイサルは停止しているうえにモノクマも消えています。
エグイサルが4体から3体に減っているのは、キーボくんが言っていた通り。
残り2体は格納庫に隠されているのでしょうか。

エレクトボムを使って、
警報装置とリモコンを無効化!
あとはタッチパネルをエレクトハンマーで叩けば、電子バリアを解除できるはず!

が、そのとき最原くんは異変に気づきました。
タッチパネルが傷だらけになっている…?
まるで鋭利な刃物で傷つけられたような…。

とにかく迷っている暇はありません。
エレクトハンマーで電子バリアを解除し、ようやく格納庫へ突入することができました。
















そう!すべてはこのときのために!
コロシアイを終わらせるために!
すべて終わらせ…………






















目の前に飛び込んできたものは

予想だにしないものでした

絶望と戦う…

そう誓った仲間たちの思いを

あざ笑うかのような光景でした

立ちすくむ5人の前に飛び込んできたのは

飛び散った血と死の臭い

まるで終わりが見えない

絶望…。










長らく沈黙を守ってきたモノクマの笑い声。
それすらも、


まるで、遠くに聞こえるほど…













以上!
今回はここまで。
またまた衝撃展開!!
前作と繋がった物語だったんだ!と、すべての真相がわかり、希望が湧いてきたところで、この仕打ち。
ようやく百田くんと最原くんとのわだかまりも解け、
春川さんの活躍で、みんな前を向けたのに…。
このプレスされた死体は誰なんでしょう。
あのプレスからのぞいている上着を見る限り…百田くんの可能性が高そうですが…
あれじゃ死体の判別も無理だろうし…。
どちらにせよ、百田くんか王馬くんのどっちかがプレスされたとしかいまのところ考えられないですね。
それか1みたいに誰かの死体を使ったトリックだったりするんですかね?
やー。ダンガンロンパではプレスがお馴染みですが…これはキツイです。
ほんとに上げて落とすのが上手いゲームですね…褒め言葉です。


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おわり。