DQ8:法皇マルチェロ!
ども!ずしおうまるです。
前回、煉獄島に閉じ込められたエイトたちでしたが、ニノ大司教の助けられ、脱出することができました。
一カ月前に亡くなった法皇様の死の原因。
やはり法皇様が亡くなったのは事実だったようです。
人々に話を聞くと、法皇様は足を滑らせ崖から落ちて亡くなった…と不幸な事故として処理されているようです。
本当に不幸な事故なのか?確かめる必要がある…。
新しい法皇様…
それはマルチェロでした。
マルチェロは王族というだけで、能力のない人間が、王や法皇になれるのはおかしいといいます。
平民でも王になる器を持つものはいるはず…だが身分のせいで王にはなれない。
しかし、マルチェロは違う。
自らの手でこの法皇という地位を掴み取った。
自分に従い、無能な王を玉座から追い払い、今こそ新しい主を選ぶべきだ!と主張するマルチェロ。
言いたいことはわかります。
けれど、その地位を掴み取るために、どれだけの人間を蹴落として犠牲にしてきたのでしょうか。
平気で他人を犠牲にするような王や法皇に誰が従う?
結局、王族ってだけで無能な人間が王になるのと、なにもかわらない。
結局、どっちもクズはクズ。
そしてマルチェロはエイトたちの存在に気付き、侵入者として始末しようとします。
まあ、エイトたちはマルチェロがどうやってその地位を得たか知ってますから。
単純に邪魔なんでしょう。
エイトたちはマルチェロの飼い犬の聖堂騎士団にかこまれてしまった!
だがそのとき!
神鳥のたましいがエイトに語りかける。
『さあ 今こそ、ボクのチカラを使って……!』
エイトの身体が輝き出し、一瞬で不死鳥へと変わります。
そして、まっすぐ巨大な女神像の前で、演説していたマルチェロの元へと飛ぶ!
エイトたちは静かにマルチェロの前へと立ちふさがる!
通常攻撃とグランドクロスが強力。
はっきりいってレオパルドのほうが強い…気がする。
レオパルド戦前にタンバリンを作っていれば、マルチェロ戦もだいぶ楽になります。
エイトとヤンガスで殴ってれば思ったより早く倒せます。
結局、口ばかりで意外にたいしたことない法皇様です。
そして…くしくもここは聖地ゴルド!
三角谷でクーパスの残した記述を思い出してみると分かりますが…
『暗黒神ラプソーンの身体は世界の中心にある大岩に封じ込めた。
その大岩とは、まさに聖地ゴルドの象徴!
巨大な女神像だったのだ…!
マスター・ライラス、サーベルト、オディロ院長、ギャリング、チェルス、メディ、法皇様。
七賢者の血を吸った杖からついにラプソーンは解放され…
そして女神像に封じ込められていた肉体も取り戻しました。
女神像は大きな音を立てながら崩壊し…
一気に爆発!
そしてゆっくりと大地がせり上がり…
聖地ゴルドの大聖堂部分は宙に浮かび…禍々しい空中都市になってしまいました。
赤黒い空…
不気味に浮かぶ都市…
ついに暗黒神ラプソーンは復活を遂げた!!
残された聖地ゴルドはもはや町としては機能していないほどボロボロ。
家や建物は吹き飛び、大聖堂があったところは大穴が開いています。
生き残ったひとたちは、ただただ目の前で起こったことが理解できず、呆然とするばかり。
そして法皇就任式を見に来ていた、多くの罪もないひと達が、爆発に巻き込まれ、大穴の中に落ちて死んでいった…。
そして、当事者であるマルチェロは無様に生きのびていました。
今にも大穴へ落ちそうなマルチェロ…必死にしがみついている!
が!手を滑らせ…落ちる!
と、思いきやとっさにククールが手を差し伸べました。
きっといろんな葛藤があったはずなのに…。
そして、もう一度、ククールの手を振り払い、穴に落ちて死のうとします…。
『…死なせないさ。虫ケラみたいに嫌ってた弟に情けをかけられ、あんたはみじめに生き延びるんだ。
好き放題やって、そのまま死のうなんて許さない』
まあ、言いたくなる気持ちもわかります。
いろんなひとを蹴落としてのし上がり、
寄付金を巻き上げ、賄賂を送り、
ニノ大司教を煉獄島に突き落とし、
散々汚い手を使ってやっとこさ法皇の座を手に入れたにもかかわらず、
大嫌いな弟に邪魔され、
あげく、暗黒神を復活させてしまったうえに、
結果的に多くの人が死ぬ引き金をひいてしまったのですから。
そりゃマルチェロ的には死んで楽になりたいでしょう。
『10年以上前だよな。身寄りがなくなったオレが初めて修道院に来たあの日。
最初にまともに話したのが、あんただった。
家族も家もなくなって、ひとりっきりで…。
修道院にも誰も知りあいがいなくて。
最初に会ったあんたは、でも優しかったんだ。
はじめのあの時だけ。
オレが誰か知ってからは、手のひらを返すように冷たくなったけど、それでも…。
…それでもオレは。忘れたことはなかったよ』
どんなに冷たくされたって、そのことを忘れられなかったから。
それがマルチェロの本来の姿だったと、知っていたから。
血の繋がった兄弟だからこそ、生きていてほしいかったのです。
ククールに背を向け、
『いつか…私を助けたこと…後悔するぞ』と、呟きながら。
『…好きにすればいいさ。またなにかしでかす気なら、何度だって止めてやる』
もう必要ない、とマルチェロは呟き…
二度と振り返ることなく、崩壊した聖地ゴルドを後にするのだった。
以上、今回はここまで。
マルチェロ…ついに失脚!
マルチェロwwwざまあwww
…とか思っていたら、ククールがいいやつすぎて、ホントすいませんという気持ちになりました。
でもやっぱリメイク版をプレイしてもマルチェロは好きになれませんでした。
煉獄島にエイトたちを落としたくだりから、ククールのことなんて弟ともなんとも思ってないじゃないですか。
正直ククールに死んでほしかったんじゃないかと思います。
まあ、たぶんこの後マルチェロはいいやつになったのかもしれません。
ご想像にお任せしますって感じですかね。
おわり。