DQ8:神への祈りも届かぬ場所。
ども!
ずしおうまるです。
前回、レオパルドを追い、ついに倒すことに成功したエイトたち!
結局…エイトたちはマルチェロによって捕まってしまうのでした。
法皇暗殺の罪を着せられたエイトたちは、巨大な鳥かごのようなものに入れられ…島流しにあってしまいました。
…が、こんな結果になってしまいました。
飼い犬に噛まれるとはこのことでしょうか。
エイトたちがこれから向かう場所は、煉獄島。
大罪を犯した者たちを死ぬまで閉じ込めておく監獄…。
エイトたちを乗せた鳥かごは、ゆっくりゆっくりと大罪人の地獄へと落ちてゆく…。
一方…マルチェロはご満悦です。
法皇は心労で倒れ、
邪魔だった大司教はいなくなり、
おまけに憎んでいたククールも地獄へと突き落とした。
が!しかし、突然マルチェロの頭の中に響く邪悪な声。
杖を手にしたマルチェロを操り、再び七賢者を殺害し、復活を企てるのです。
あやつられることなく杖を握り、歩き出すマルチェロ。
その先に見えるものは…次期法皇の座か。
その頃、エイトたちは煉獄島にたどり着いていた。
この牢屋の中は地獄そのもの。
囚人は空腹に倒れ、泥水をすすり、ただ死を待つだけ。
囚人の中にはマルチェロの策略でここに送られてしまった者もいました。
しかし、ここから出ることは何人たりとも叶わない。
祈っても、叫んでも、ここに神はいないし届かない。
それゆえに煉獄島と呼ばれるのだ。
エイトは次第に疲れ、眠ってしまいました。
エイトは夢を見ました。
それはとても懐かしい夢でした。
その頃のトロデーン城は、王妃が病気で亡くなって間もなかったときでした。
ミーティアは大好きだった母を失い、食事がまともに喉を通らない日々が続いていました。
優しかった母を思い出しては涙に暮れるミーティア。
そんなある日、森を歩いていたミーティアは、1匹の子ネズミに出会います。
子ネズミはミーティアの周りを走り回り、付いて来いといわんばかりに草むらへと消えていくのです。
ミーティアは導かれるように草むらへ入り、子ネズミを必死でおいかけました。
すると…
子ネズミを追った先には、ミーティアと同い年くらいの少年が倒れていました。
少年はひどい高熱で気を失っていました。
そのおかげか、少年の熱はすぐに下がりましたが、意識は戻らず…。
ミーティアは少年が目覚めるまで、夜通し看病しつづけたのです。
ある日、ミーティアの必死の看病のおかげか、少年は目を覚ましました。
『心配しないで、もう大丈夫よ』
そういって、ミーティアは少年の右手を優しく両手で包み込んだのです。
それが…少年エイトとミーティア姫の出会いでした。
エイトは懐かしい夢からゆっくりと目覚めました。
けれど、夢から覚めても、地獄に来てしまった現実は変わりません。
昼も夜も、今が何日で、何時なのかもわからない。
しかし日に一度だけ見張りの交替がやってくる。
それを見て、天に召される日が1日近づいたことがわかる。
何て残酷な仕打ち…。
エイトたちはただ、なすすべもなく、囚われたまま。
1日がすぎ、1週間がすぎ、もうどれほどここにいるのかわからなくなった頃…
見張りがあるニュースを持ってきました。
法皇様が一月前に亡くなった。
愕然とするエイトたち。
真実を確かめるためには、どうにかしてここから出なければなりません。
ここは地獄。
神への祈りも届かない…でも、今は祈るしかない。
チャンスは見張りが交替するまさにその瞬間。
突然腹が痛いと、のたうち回るニノ大司教。
最初は相手にしなかった見張りも、
『ここへ来る前に、奪われてはいけないと、金のロザリオを飲み込んでしまった!』と、ニノ大司教が叫んだ瞬間、態度が一変します。
金のロザリオを売って儲けようとでも思ったのか、見張りたちはまんまと牢屋のカギをあけ、ニノ大司教に近づいてゆく。
カギさえ開けばこっちのもの。
見張りたちはあっというまに、エイトたちにボコられるのでした。
見張りたちが気絶しているあいだに、鳥かごへ乗り込むエイトたち!
だが、そこであることに気づく。
鳥かごを動かすには、誰か1人がここに残り、レバーを動かさなければなりません。
つまり…全員で脱出することはできない。
そしてニノ大司教自らがここに残る…と言うのです。
『わしはどうせ、この煉獄島から逃げ出したところで、すぐに教会どもに見つかってしまう。
ここは、わしが引き受けた。だから…。
エイトよ。頼む。
わしにかわって法皇様の死の原因をつきとめてくれ』
一気にレバーを引くニノ大司教。
『わしに構うな!早く地上を目指せ!』そう叫びながら。
ニノ大司教1人を残し、鳥かごは地獄へと抜け出していきました。
そして…そのあいだに、目覚めた見張りたち。
ニノ大司教は……。
エイトたちを無事に地上へと送り届けた鳥かごは…まるで最後の客を乗せたかのように鎖が切れ、
そして、深い深い地獄へと落ちていきました…。
以上
今回はここまで。
煉獄島のくだりは妙な緊迫感があって心臓に悪かったです。
ニノ大司教は悪いことばっかしてきた嫌なやつでしたが、極限状態に追い詰められ、良いひとになりました。
糞みたいなことを散々してきたんでしょうが、エイトたちの命の恩人なのは変わらないですね。
だがマルチェロてめぇはだめだ!
ストーリーが進むにつれ、マルチェロが嫌いになるのですが、どうしたらいいですか。
でもマルチェロのファンってひと、けっこう多いんですよね?
だれかマルチェロの良さをわたしに教えてください。
おわり。