DQ8:オディロ院長との別れ…ククールとマルチェロの過去
急いでマイエラ修道院に戻ったエイトたち。
うわあああああ!
エイトの疑いは晴れたのだ!
雨は夜明け過ぎまで降り続き、
代わりにククールをドルマゲス討伐の旅に同行させてほしい…と提案してきた。
彼ら兄弟の事情をしっている身としては、どうもこの提案は『院長となったいま、マルチェロにとって厄介者のククールを追い出す理由ができた』という私情を挟んだものにしか思えない。
…修道院入り口にいくとククールがエイトたちを待っていた。
強がっているけど、内心では実の兄に追い出されてショックなんじゃないかな。
でもゼシカに猛アピールするのは忘れない。
実にククールらしい。
なにはともあれ、ククールがついに仲間になったよ!
これで前作の仲間は全員揃ったわけだね!
今作はまだ仲間になるキャラクターか2人のこってるからたのしみだな!
とりあえず外にでて気づいたんだけど…
ククールとエイトたちのレベル差がけっこうある…メタルスライムでレベルあげしちゃったからなあ。
まあ、いっかww
ドニの村を通り過ぎ道なりに進んでいくと、小さな教会がある。
ここに一泊すると、タダで泊まれるうえにククールとマルチェロの過去話が聞けるイベントがあるので、ぜひ一泊しましょう。
夜、ふと目覚めたトロデ王は、教会の外に出る。
そこで夜風にあたっているククールを見つける。
トロデ王はククールに、
『無理に話す必要はないが、話せば楽になることもあるかもしれないぞ』と問いかける。
すると、ククールはおもむろに口を開きポツリポツリとマルチェロとの出会いを話しはじめるのだった。
マイエラ修道院のオディロ院長は、そのあたりでは有名な慈善家で、身寄りのない子供を引き取り育てていた。
ククールは領主だった父親と母親を亡くし、さらに、父親は生前借金を抱えており、家も金も両親もすべて失った。
そんな幼いククールが唯一たよれる場所…
それがオディロ院長のいるマイエラ修道院だった。
オディロ院長をたずねてやってきた幼いククール。
そこで出会ったのがマルチェロ。
彼は初めて修道院にやってきておびえているククールを温かく迎えてくれた。
マルチェロ自身も親を亡くし、ククールと似た境遇でここにやって来たこと、
そしてここのみんなが家族になってくれることを、優しくククールに話してくれた。
しかし…
ククールが名前を名乗った途端、優しかったマルチェロの態度が一変する…。
『お前はこの場所まで僕から奪う気なのか?』
吐き捨てるようにつぶやき、マルチェロは去っていった。
その後も、勉強熱心で将来有望な騎士見習いだったマルチェロは…なぜかククールにだけ態度が違かった。
オディロ院長はククールとマルチェロの事情を知った上で、それでもククールを見捨てず、家族として迎えてくれた。
『いつかここでの暮らしと時間が解決してくれるときがくる…』
ククールにそう諭して。
その後、ククールはすべての事情を知った。
死んだククールの父親は母親と結婚する前に付き合っていた、平民の恋人がいて、子供もうまれていたのだと。
なのに父親は母親との縁談が出るや、恋人と子供を捨ててしまった。
ショックを受けた恋人は、すぐに死んでしまい…その子供は孤児になった。
それがマルチェロだったのだ。
その後、母親に子供ができないから、マルチェロを養子にしようという話になったそうだが、その頃には母親のお腹の中にはククールがいた…。
結局、養子の話はなくなり、ククールが生まれるとマルチェロは修道院に送られることになった。
マルチェロは父親に二度も捨てられた…。
だから…マルチェロはククールと父親を恨みながら育ってきたのだ。
ずっと…。
父親が死んでしまった今、マルチェロが恨めるのはククールだけ。
『わからないでもないんだ』と呟くククール。
だから今回の旅に同行するのはいい機会だと思う、という。
近くにいるから、余計いらだたせる…と。
なんつーか、マルチェロとククールは悪くなくね?ふたりの親父がクズ男すぎたよ。
ククールとマルチェロ…ふたりが和解できる日は訪れるのかな?
以上、今回はここまで。
オディロ院長が死んじゃったり、マルチェロとククール兄弟の裏側を知ったり、何かとショックが大きかったね。
豆腐メンタルなので、本当、ドキドキが止まらなかったぜ!
さて、ようやくククールも仲間になったので、ドルマゲスを追ってさらにつぎへ!
マイエラ修道院編長すぎだわー…
おわり。