DQ8:サザンビークのへっぽこ王子
ども!
ずしおうまるです。
エイトたちはドルマゲスの逃げたという北の島の遺跡に行くが、闇の力によって封印されており中に入ることができず。
てなわけで、いよいよサザンビーク領に突撃!
ちょっと寄り道して不思議な泉のイベントを見てからサザンビークにいきます。
不思議な泉は南にある、小さな小屋の先にあります。
不思議な泉にやってきたエイトたち。
しかしそこには一足先に先客がいた…盲目の老人。
彼は目が見えないゆえか、ミーティアの気配で彼女が高貴な姫であることを見抜く。
実際の姿は馬なんだけどね。
エイトたちはその老人に今までの経緯をすべて話す。
ドルマゲスという男に、呪いをかけられ、美しい姫の姿から、馬の姿に変えられてしまったということを…
すると、老人は『姫の姿を元に戻す方法があるかもしれない』という。
その方法はこの不思議な泉の水を飲むこと。
聖なる泉の力ならば、邪悪な呪いをとくことができるかもしれない。
さっそくミーティアは泉の水をくちに含む。
すると…突然ミーティアの体が光を放つ。
そして…!
元の姿に戻った!!
元に戻った姫の姿を見て呆然と立ち尽くすトロデ…
ミーティアに声をかけられ、ようやく実感が湧いたのか、目に涙を浮かべる。
大切な愛娘の美しい姿…
そして『馬車なんか引かせてすまなかった…』と呟く。
しかしミーティアは首を横に振る。
『むしろみんなの役にたてて、嬉しかった』と。
ミーティア…なんて健気でいい子なんだ。
トロデが溺愛する気持ちがわかった。
だが、喜びも束の間…
馬の姿にもどってしまうミーティア。
この泉の力すらかなわないほど、強力な呪いなのだろう、と老人は言う。
やはり元の姿に完全に戻るためには、ドルマゲスを倒すしかない。
しかしドルマゲスを倒すまでの間、ここへ来れば、限られた時間だが人間の姿に戻ることができる。
さて、不思議な泉を後にしたエイトたちは、サザンビークの町までやってきた。
もし、姫やトロデがこんな姿になったと知れたら、大変な騒ぎになるどころか、婚約破棄になることもあり得る。
あくまで旅人として、魔法の鏡を借してもらうよう交渉することに。
それにしてもサザンビークの町の人たちもなかなか情報通ですね。
いろいろな情報をくれます。
なぜチャゴス王子とミーティア姫が生まれた時から許嫁なのか?
話は王子と姫の祖父母の時代にさかのぼる。
昔チャゴス王子のおじいさまがまだ王子だったころ、身分をかくして、諸国漫遊の旅に出ていた。
周囲の猛反対で結局ふたりは引き離された。
別れるときに自分たちの子どもを結婚させよう…と約束をしたものの、両家共に生まれた子どもは男ばかり。
約束は果たされることなく、ふたりは亡くなった。
それから子の代になり、おじいさまの息子のクラビウス王が、亡きおじいさまの願いを叶えるために、チャゴスとミーティアが許嫁になることが決まった。
祖父母が叶えられなかったことが、晴れて孫の代で叶えることができた…ってことらしい。
ふむ…なるほど美談っぽく聞こえるけど…。
いくら祖父母の夢を叶えるためだからって、孫たちの将来を決定付けちゃうのはどーよ。
しかもその祖父母たちが生きていて、孫たちの結婚を強く望んでいるならまだしも、もうなくなってるわけじゃん?
お互いに好き合ってるならまだしも…。
でも、ミーティアの許嫁のチャゴス王子は、町のひとからの評判がすこぶる悪い。
肖像画を見るに美男子だけど…
カジノに行くために城を抜け出したり…
サザンビーク王家に伝わる伝統の儀式をあの手この手を使って逃げ出したり…嫌な予感しかしない。
お城の中ではチャゴス王子のもっとも酷い噂が耳に入ってくる。
うーん、ミーティア…相手を間違えたかも?
城の玉座にいくと、チャゴス王子の父クラビウス王がいる。
魔法の鏡について話してみるが…やはり旅人にタダで王家の宝を貸してくれるはずもない。
ただし、条件によっては貸してもいいというクラビウス王。
その条件とは…チャゴス王子の護衛。
サザンビーク王家には代々王者に伝わる儀式がある。
その儀式は命の危険すらあるのだが、王になる者はその儀式を通過するのがならわし。
次期王子であるチャゴス王子も避けては通れない儀式なのだ。
本来であればひとりで通過しなければならないはずの儀式…。
しかし儀式を嫌がるチャゴス王子に無理はさせたくないクラビウス王。
かといってこのまま儀式を行わず逃げ出せば、城の者にも町の者にも、次期、王になるものとして認めてもらえないまま。
そこでクラビウス王は、安全にかつ確実に儀式を成功させるために、エイトたちに護衛をさせようというのである。
…エイトたちからすれば、喉から手が出るほどほしい魔法の鏡を譲ってもらえるならば、なんだってする。
けどさ、それでいいの?
大臣の言う通りだと思うけどな。
護衛をつけて儀式をやり過ごしたとして、そのうち他のところでボロが出る。
そんなことで、いい王様になれるわけないんじゃないだろうか。
緊急事態発生!
チャゴス王子が逃走!
護衛までつけてもらって…ホンマもんの根性なしや…。
城内を探してみるとどうやら三階の部屋に立てこもったようである。
部屋には鍵がかかっており無理やりあけたら舌を噛み切ると脅すチャゴス。
どうせ噛み切る根性もないだろうからこじ開けちゃえばいいのに…。
仕方がなく4階にいくと…
チャゴス王子が立てこもる部屋の天井裏につづく穴を発見。
トーポ先生お願いしまーす。
久しぶりのトーポ視点。かわいい。
屋根裏にいくと、大きなトカゲを発見。
トカゲちゃんをうまく誘導しチャゴス王子のいる部屋に落としてみる。
部屋に立てこもったチャゴス王子…
すると頭の上にポトリてなにかが落ちてきた。
アッー!!これは一生もんのトラウマ…!
チャゴス王子の大嫌いなトカゲ!
たまらず王子は部屋を飛び出しゆきました。
どやっ!トーポ先生大活躍!
今度こそ謁見の間に連行されたチャゴス王子。
クラビウス王はチャゴス王子にエイトたちを、護衛として紹介します。
しかしやはり儀式を渋るチャゴス王子。
そしてゼシカを引き合いにだし、
『ミーティア姫はそこにおるおなごにまさるともおとらず、
ぼん!
きゅっ!
ぼーん!…らしいぞぉ』
おいwwえろジジィwww
結局、城の者や町の者にはチャゴス王子はひとりで試練に向かった…というふうに見せかけ、エイトたちとは城の外にある馬車で合流することにしよう、と話はまとまった。
馬車が狭いと騒ぐチャゴス王子。
まったくこれだから世間知らずのおぼっちゃんは…
とりあえず目的地は東にある王家の山。
チャゴス王子はエイトにトカゲのエキスを手渡す。
アルゴリザードは匂いに敏感な生き物で、人間の匂いがするだけですぐ逃げてしまうだろうという。
しかしこのトカゲのエキスをかけて、トカゲ臭くなればとらえられる。
なんだ、ちゃんと準備してんじゃん。
でも、目的地に着くまでは馬車の中にいる…というへたれなチャゴス王子。
なんだかさきが思いやられるなあ。
以上!
ついにサザンビークに来ました!
チャゴス王子は相変わらず好きになれないなあ。
つーか!チャゴス!
なんだよあの肖像画!詐欺だろ!
似ても似つかないじゃん!
クラビウス王はイケメンなのにまったく似てない…。
性格も微妙…見た目も微妙…根性は腐ってるしアウトじゃん。
ミーティア…こんなんと許嫁なんてかわいそうすぎる。
エイトたち無事、儀式のサポートができるのか?!
次回につづく!
おわり