「君の名は。」心を揺さぶられる映画
ども!
ずしおうまるです。
最近話題のあの映画を見てきました!
「君の名は。」
映像が綺麗だとかでネットでは公開後から話題になっていましたね。
私も気になってはいたんですが、見ようか迷ってたんですよねー。
誰か誘ってみるほどじゃないし、かといってひとりで見るのも…金曜ロードショー待ちかなと思っていたら、
お母さんに「君の名は。って映画見にいかない?」と誘われましたw
もうすぐに二つ返事で「いく!」と答えました!
で!以下より感想なのでネタバレはいやだ!
って方は逃げてください!ほんじゃ以下よりスーパーネタバレ!
まず、率直な感想。
グッとくる映画でした。
最初から美しい田舎者の風景と、都会の雑多な風景がとにかくすばらしい。
でもそれ以上に、ふたりの主人公にぐいぐい感情移入させられていきます。
この映画を観る予定のひとは、絶対にこの先のネタバレは見ないでほしいです。
ぜひ、劇場でこの感動を味わってください。
田舎町(岐阜県 糸守町)で暮らす少女:宮水 三葉
由緒正しい宮水神社の家系である彼女は、巫女の仕事の手伝いや、
父が選挙活動をしているせいで、学校でも色々と噂をされ、少し浮き気味。
そのせいあってか、東京での暮らしに憧れ、生まれ変わったら東京のイケメンになりたいと願っています。
喋ると可愛らしく訛っていて、性格はやや引っ込み思案。
都心(新宿区 若葉)に住む高校生:立花 瀧
父と二人暮らしの少年。
友人たちと共に学校に通うごく普通の高校生。
イタリアレストランでアルバイトをしていて、同僚の奥寺先輩に片思い中。
性格は喧嘩っ早く、物事をはっきり言うタイプ。
絵が異様にうまい。
これは2人の少年と少女の、奇跡の物語。
ある日、田舎町に住む少女、三葉はいつものように学校に通うと、友人に「昨日は変だったけど大丈夫か?」と聞かれます。
毎日結っている髪も結ばず、
自分のクラスも、席も、名前さえもわからなかったようだった…と。
まったく身に覚えがない三葉。
しかし、授業中、何気なくめくったノートを見て異変に気付く。
「お前は誰だ?」
ノートに書かれていた身に覚えのない文字。
不思議に思いつつも、友人のいたずらだろう…と、特に気にすることなく1日を終えました。
つぎに目覚めたとき、三葉は見知らぬ少年になっていました。
突然、男の子の体になってしまったことに動揺するも、これは夢なのだ…と自己解決することにしました。
少年の名前は瀧という名前で、都会に住む高校生。
友人たちと遊んだり、バイトをしたり毎日忙しくも楽しい日々を送っているようです。
三葉は瀧になりきり、友人たちと都会のカフェに行ったり、バイトをして1日を終えました。
眠る前、三葉は携帯のアプリに瀧が日記をつけているのに気がつきます。
三葉も瀧にならって、今日1日あったことを日記に残します。そして、
「お前は誰だ?」
という問いに答えるべく、瀧の腕にマジックで自分の名前を書くのです。
「みつは」…と。
一方、瀧も三葉になりきり、田舎で過ごしていました。
引っ込み思案だった三葉に比べて、瀧は物事をはっきりというタイプ。
三葉の実家の神社のことや選挙活動をするお父さんの悪い噂話をするクラスメイトの前で、
キレて机を思いっきり蹴り倒したり、スカートなのにガニ股で座ったりとやりたい放題。
終いには男前な性格になった三葉に、男子だけでなく女子まで告白しにくる始末。
三葉は三葉で都会の暮らしをエンジョイし、大好きな甘い物をカフェでたくさん食べたり、
瀧の憧れている奥寺先輩と持ち前の女子力で仲良くなり急接近していきます。
瀧は三葉が抱えていたものをいとも簡単にぶち壊し、
三葉は瀧が近づくことができなかった先輩に近づいていく。
自分ではできなかったことをお互いが成し得ていくのです。
そうしていくうちに、週に2、3回ほどこの入れ替わりがおこることに気がつきます。
そこで2人は困らないためにも、ルールを決めることにしました。
・必ず毎日、日記をつけること
他にも細かいルールは多々ありますが、ふたりはルールを守りながら奇妙な生活を続けていきます。
ある朝、瀧が起きるといつものように三葉になっていました。
その日、学校はお休みのようで、妹の四葉と、おばあちゃんと一緒に山奥にある宮水神社のご神体へ行くことになりました。
ご神体に、三葉と四葉がつくった口噛み酒を奉納しに来たのです。
口噛み酒とは、一度米を口に含み、よく噛んでトロトロにし、吐き出したものを発酵させたお酒のことをいいます。
三葉は宮水神社の巫女なのでこの伝統の酒造りを守ってきましたが、これのせいで同級生にからかわれたりと、あまり良い思いはしてなかったようです…。
おばあちゃんは瀧に言います。
「この口噛み酒は三葉の半身なのだ」と。
自分の口で作るお酒なので、自分自身の魂であり、半身…そういう意味なのでしょう。
そして、瀧をまっすぐ見つめ言うのです。
「三葉…あんたいま夢を見ているね」と。
その瞬間、瀧はハッと目を覚まします。
今度は自分自身の体で。
しかし、なぜかその日、瀧は涙を流しながら目覚めました。
理由は自分でもわかりませんでした。
無意識に携帯を手に取ると、憧れの奥寺先輩からメールがきている…「もうすぐ着くよ」と。
不思議に思い、もはや日課になりつつある日記をチェックすると三葉の日記が残っていました。
明日は、奥寺先輩とデート 駅前で待ち合わせ
奥寺先輩は瀧のバイト先の先輩で、瀧はずっと想いを寄せていました。
そんな瀧が彼女に惹かれていることに気づいた三葉は、奥寺先輩とデートの約束を取り付けていたのです。
瀧は慌てて家を出て、待ち合わせ場所へと走ります。
一方、三葉は朝の支度をしながら、瀧と奥寺先輩のデートのことを考えていました。
ふと…鏡を見ると。
鏡にはなぜか涙を流す自分自身の姿。
なぜ、泣いているのかわからず、頰に手をあてる三葉。
彼女の中で瀧の存在は想像以上に大きなものになっていたのです。
その頃、瀧は憧れの先輩と2人きりのデート中。
しかし、元々女性慣れしていないうえに、心の準備もないままのデートで、瀧は緊張して自然に話すこともままならず…。
あまり会話も弾まないまま、夕方になってしまいました。
別れ際…奥寺先輩は瀧に言います。
「瀧くん、今日はなんだか別人みたい」
ハッとする瀧。
奥寺先輩の言う瀧…もう1人の…三葉。
「前はわたしのことちょっと好きだったでしょ?
でも…今は別に好きな子がいるみたい」
慌てて「違う」と否定するも、残念ながら今日はもう解散しよう…と言う流れになってしまいました。
せっかく三葉がつくってくれたチャンスを棒に振ってしまった瀧。
三葉の残した日記を開きます。
そこには「デートが終わる頃には、1200年ぶり最接近する彗星が見れるね」と書かれていました。
ぼんやり空を見上げる…。
しかし、空に彗星は見えませんでした。
瀧はデートの結果を報告するために、緊急用だった三葉の携帯電話に電話をかけます。
が、しかし。
電話が繋がることはありませんでした。
一方、三葉は髪をバッサリ切り、ショートカットに。
なぜか声色もいつもより元気がない。
祭りに行こう、と三葉を誘った友人たちも、急に髪を切ったうえに元気のない三葉を心配します。
夜空を見上げる三葉。
今日は1200年ぶりに一度、彗星が接近する日。
三葉は夜空に光る彗星を目に焼き付けます。
そして…。
その日を境に瀧と三葉が入れ替わることは、もう、ありませんでした。
三葉と入れ替わることがなくなった瀧は、薄れゆく記憶を必死に蘇らせながら、
三葉が、瀧が、確かに見ていたあの田舎町の風景を描き続ける日々を送っていました。
瀧は、自分と入れ替わっていた少女の名前も、少女が住んでいた町の名前も、もう思い出すことはできませんでした。
それでも、頭の中にわずかに残るあの景色を一心不乱に描いていたのです。
そんな日々が続いたある日、瀧はついに、あの少女に会いに行くことを決意します。
危なっかしい瀧を心配して、友人の司と奥寺先輩もついてきてくれました。
わずかな記憶を頼りに訪れた岐阜県、飛騨地方。
スケッチブックに描き続けていたあの景色を町の人々に見せながら、あちこち探し回ります。
しかし、一向に手がかりはつかめず。
諦めて東京に戻ろうか…と考えていたときに、立ち寄ったラーメン屋さんのおばさんに声をかけられます。
「それ、昔の糸守やろ」
その瞬間、瀧は思い出します。
そう、あの少女が住んでいた町の名前は、糸守町。
しかし、糸守町…と聞いた瞬間、一緒にいた司と奥寺先輩の顔が曇ります。
瀧はあの少女が通っていた高校の校庭に立っていました。
しかし、そこから見える景色は、瀧のよく知る美しい景色ではありませんでした。
想像を絶するほど悲惨な光景。
町はバラバラになり、廃墟と化し、災害危険区域になっていました。
呆然と立ち尽くすことしかできない瀧に、司は言うのです。
3年前、彗星が大接近した日。
割れた彗星の破片が隕石となり、糸森の町に堕ちた。
そして、糸守町に住む何百人もの人々が死んだ。
3年前に…死んだ?そんなわけがない。
だって、あの少女はつい数週間前まで、瀧と入れ替わっていたのだから。
瀧は急いで携帯を開き、あの少女が残してくれた日記を開く。
しかし…開いた日記は文字化けをし始め、少しずつ歪んでいく。
そして…ついにすべて消えてしまったのでした。
納得ができない瀧は糸守近辺の図書館に向かい、犠牲者の名簿を見つけました。
犠牲者が500人以上にも及ぶ大事故。
そこには、あの少女の友人の名前、妹と祖母の名前が記されていました。
そして…
宮水 三葉
そこには、はっきりとあの少女の名前が書かれていたのです。
三葉は3年前、死んでいた。
お祭りに行ったあの夜。
1200年に一度大接近した彗星が堕ちた夜に。
瀧は未だ信じられないままでした。
しかし、確かに3年前、瀧が中学生だった頃、1200年ぶりに彗星が大接近したときがありました。
瀧もそれを家の屋上から目にしていたから…。
つまり、
瀧は2016年を生きる都会の高校生。
三葉は2013年を生きる田舎の高校生だったのです。
三葉が彗星を見た祭りの日、瀧はまだ中学生だった…。
しかし、瀧と三葉が入れ替わっていたのはつい最近のことだったはず。
旅館に戻っても糸守について一心不乱に調べ続ける瀧を見て、奥寺先輩が声をかけます。
糸守の歴史であり、伝統工芸である「組紐」
瀧がいつも右手につけているそれも組紐ではないか…と。
なぜか、ずっとお守りのように右手につけていた組紐。
それは三葉と入れ替わる以前から身につけていました。
でも、いったい誰にそれをもらったのか、いつから身につけるようになったか思い出せない。
その夜、瀧は不思議な声を聞きます。
「瀧くん…覚えてないの?」
悲しげな声は、三葉の…?
その瞬間、瀧は三葉のおばあちゃんと妹の四葉と一緒に行った、あのご神体を思い出す。
瀧は司と奥寺先輩に先に東京に戻るよう、置き手紙を残し、一人であのご神体へ向かうのでした。
3年前、彗星が堕ちた糸守の町。
しかし、ご神体だけは無事に残っていました。
ご神体には三葉と四葉が奉納した口噛み酒がお供えされていました。
3年の月日を経て、すっかり酒となったそれを瀧は迷わず飲み干します。
が、その瞬間足がもつれ、瀧は仰向けに倒れてしまいます…
その時でした。
三葉の記憶が瀧へと怒涛のように流れこんできます。
三葉が生まれた日のこと、
妹の四葉が生まれた日のこと、
母親の二葉が亡くなった日のこと、
父が宮水の家を出て、選挙活動をはじめたこと、
瀧と入れ替わった日のこと、
そして、
あの彗星が堕ちた、お祭りの夜のこと。
ぼんやりと夜空を走る彗星を眺める三葉。
しかし、この後、彗星は堕ち、糸守の町は…三葉は。
瀧は力いっぱい叫びます。
「三葉!逃げろ!」
何度も、何度も、聞こえるはずがない、三葉に向かって。
つぎに瀧が目が覚めたとき…。
なんと再び瀧は三葉の姿になっていました。
奇跡が起きたのか…それとも三葉の半身である口噛み酒を口にしたせいなのか。
そして、くしくも、瀧が目覚めた日は、糸守の町に彗星が堕ちた日…。
瀧は同じ悲劇を繰り返さないため、三葉や糸守の人々を守るため、行動を開始します。
そして、三葉の親友である、テッシーとサヤちんに声をかけある計画を立てるのです。
その計画とは、
彗星が堕ちる前に、変電所を爆破させ、町中を停電にする。
そして、避難放送を流し、高校の校庭に町民を非難させる。
一歩間違えれば…というか、犯罪ですが、瀧に迷いはありませんでした。
瀧は町長である三葉の父にも協力してもらえれば、と淡い期待を抱き、三葉の父にも彗星落下の話をするのですが…。
ふざけるな!お前は頭がおかしくなっているんだ!病院にいけ!
と、一蹴されてしまいます。
カッとなった瀧は、思わず三葉の父の胸ぐらを掴み、睨みつける。
その瞬間、三葉の父は呟きます…。
「お前は、誰だ…?」
結局、三葉の父を説得することは叶わなかった…。
祭りに向かう通りすがりの小学生にも、今すぐ避難するように説得するも気味悪がられるばかり。
もしも三葉ならば父を、みんなを、説得できたのだろうか…。
途方に暮れる瀧の前に、三葉の妹四葉があらわれます。
瀧はせめて、四葉と祖母だけでも避難するように、と説得します。
それを聞いた、四葉は姉の異変を察したのでしょうか。
「お姉ちゃん、最近おかしいよ!
きのうも急に東京にいったりして!」
きのう、東京に行った…三葉が?
糸守の町に彗星が堕ちる前日のことでした。
三葉は瀧と奥寺先輩のデートがどうなるのか心配になり、東京へ向かっていました。
実際は3年のタイムラグがあるため、
三葉が生きる2013年の東京に行ったところで、2人がデートしているはずもないのですが…。
一日中、東京の町を歩き回る三葉。
瀧にひと目でいいから会いたい。
会って話がしたい。
その瞬間でした。
ホームから見えた電車の中の人物に、三葉は見覚えがありました。
慌てて、電車に乗り込む三葉。
そこにいたのは…瀧でした。
英単語カードに夢中の瀧はなかなか三葉に気づかない。
三葉は、勇気を振り絞って、瀧に声をかけます。
「瀧くん…」
瀧は顔をあげ、三葉をじっと見つめます。
「あんた、だれ?」
その瞬間、三葉はショックのあまり言葉を失ってしまいます。
瀧が知らないのは仕方がないことです。
2013年…3年前の瀧は当時、中学生。
三葉との入れ替わりが起こる以前の瀧なのです。
三葉のことを知っているわけがない。
しかし、それを知るよしもない三葉は、ショックをうけて、つぎの駅で電車を降りようとします。
その瞬間、瀧は思わず三葉に叫んでいました。
「…名前は?!」
三葉は瀧の言葉にハッとして、振り返るも、ひとに押されて出口へ押し出されてしまいます。
電車が閉まる直前、三葉は髪を結っていた組紐を解き名前を叫びます。
「みつは!」
この瞬間、三葉の組紐が瀧の手へと渡ったのです。
ずっと不思議だった、瀧がなんとなくお守りとしてつけていた右手の組紐。
三葉と入れ替わりが起きる前から大切にしていたもの。
だれからもらったのか、なぜ大切にしていたのか、ずっと思い出せなかった…。
しかし、それは3年前…三葉からもらった、大切なものだったのです。
すべてを思い出した瀧は、何かに引き寄せられるように、ご神体のある山の方を見上げます。
「…そこに、いるのか?」
瀧はいま自分が三葉になっているということは、三葉もまた瀧になっているのでは…と予測します。
あのご神体がある場所に三葉はいる。
瀧は急いでご神体へと向かいます。
瀧の予想通り、三葉は瀧の姿でご神体にいました。
ご神体で倒れていた三葉は、意識を取り戻し、なぜ瀧の姿をした自分がここにいるのか、不思議に思います。
慌てて、山道を駆け上り、あたりを見渡す三葉。
しかし、そこから見えた景色は残酷なものでした。
消えてしまった三葉の暮らした町…。
その瞬間、三葉はすべてを理解します。
あのお祭りの日、落下してきた彗星によって、糸守の町は壊れてしまったこと…。
そして、自分自身が死んでしまったこと…。
その直後、どこからともなく、三葉を呼ぶ声が聞こえる。
この声は、瀧?
三葉も瀧の名前を呼ぶが、声だけしか聞こえない。
声は届いても、お互いの姿は見えません。
すれ違うふたり…。
しかし、すれ違った瞬間、2人は何かを感じ取る。
「三葉…そこにいるのか?」
お互いの姿は見えない。
でも、確かにそこにいるのはわかる。
その瞬間、日が沈み、黄昏時が訪れます。
黄昏時(誰そ彼)というのは、逢魔が時ともいい、この世ならざるものと遭遇する時間帯である夕暮れ時を言います。
黄昏時の影響でしょうか。
瀧と三葉はお互いにもとの姿にもどり、この瞬間、再び出会うことができたのです。
瀧は右手につけていた組紐を解き、
「知り合う前に、会いに来るなよ」
そう呟いて、三葉に組紐を手渡します。
俺が3年間ずっともっていたんだ。
今度は三葉に持っていて欲しい…と。
三葉は瀧から組紐を受け取り、髪に結う。
そして、今度はお互いの名前を忘れないように、瀧は三葉の手を取り、自分の名前を書きます。
そして、三葉も。
瀧の手を取り、彼の手のひらに自分の名前を書こうとした瞬間。
忽然と瀧の目の前から、三葉が消えてしまいました。
黄昏時が、終わってしまったのです。
瀧の手の平に残ったのは、いびつな線だけ。
彼女の名前を忘れないように、必死に名前を叫ぶ瀧。
「みつは!みつは!」
忘れたくない名前、大事なひとの名前…。
なのに…。
「君の名前は…」
何度叫んでも、何度思い出そうとしても言葉が出てこない。
瀧はもう、あの少女の名前を…思い出せなくなっていました。
その頃、三葉は山を駆け下り、糸守の町に向かっていました。
もうじき彗星が堕ちてくる。
あの少年とテッシーで練った作戦を実行して、住民を避難させるのだ。
テッシーと共に変電所を爆破させ、停電を起こした2人は、お祭りの会場へと急ぐ。
高校の放送室では、サヤちんが住民に速やかに避難するよう、避難指示を出す。
必死に避難誘導をするも、思うように誘導がうまくいかない。
それどころか、変電所を爆破したことと、高校の放送室を使って避難誘導をしたことがバレてしまい、
町役場から直々に、住民に待機するよう指示が出てしまいます。
このままでは、避難が間に合わない。
消防に避難誘導を頼むには、町長である父の力がいる。
三葉は町長の父を説得すべく、夜道を走り出します。
途中、道で躓き、転んでしまう三葉。
空には彗星がもう間近に迫っていました。
そのとき、ふと、忘れてしまっていたあの少年を思い出します。
名前は、もう思い出せない。
でも、三葉にとって、とても大切なひと。
最後に少年に出会ったとき、三葉の手の平に、彼は名前を書いてくれました。
それを思い出した三葉は、そっと、手の平をひらきます。
そこに書かれていた文字は…。
「これじゃあ、名前、思い出せないじゃない…」
三葉は再び立ち上がり、父の元へと走り出しました。
町役場へと向かい、父と対峙する三葉。
その目には確かに決意の光が宿っていました。
あれから5年…
瀧は就職活動真っ只中。
5年前のあの日、糸守の山で目覚めた瀧は、すべての記憶を失っていました。
なぜ、あそこへ行ったのか。
なぜ、8年前に起こった彗星落下事故を未だに気にしているのか、理由はわからないまま。
無意識に瀧が集めた、糸守に堕ちた彗星落下事故の記事。
そこには、
500人以上の住民がいたにもかかわらず、ひとりの犠牲者もなかったこと。
その日、町をあげて大規模な避難訓練をしており、住民が近くの高校に避難していたため、偶然助かったこと。
奇跡的な出来事だ、
ということが書かれていました。
おそらく、三葉があの後父を説得し、彗星が落ちる前に住民を避難させたのでしょう。
確かにこれは、瀧と三葉が起こした奇跡でした。
しかし、そんなこと、瀧は知るよしもありませんでした。
瀧はいまでも、誰かを探しているような感覚がありました。
それが誰なのか、なぜ、そんな気持ちになるのか、わかりませんでした。
そんな何気ない毎日を送っていた瀧ですが、
ある日すれ違った電車に乗っていた女性と目が合いました。
女性が髪を結うのに使っている組紐。
そして、どこか見覚えのある顔。
それが誰なのか、瀧にはわからない。
でも、間違いなく、知っている。
瀧は急いで電車を降りて、女性を探します。
女性もまた、電車を駆け下り、瀧を探しています。
そして、住宅街にある階段でふたりはすれ違います。
そして、
ゆっくりと足を止め、振り返る。
「あの…」
高校生時代に体験したあの不思議な出来事。
奇跡のように、必然のように再び巡り合ったふたりは、お互いに問いかける。
「君のこと、ずっと前から知っていた気がする」
「…わたしも」…と。
以上!
君の名は。のストーリー。
久しぶりに心が震えました。
見てない人は見た方が良いと思います。
めっちゃくちゃおすすめやで!
でもネタバレ書いといてあれだけど、ネタバレ見ないで行った方が、楽しめると思うので、ぜひ劇場でみてください。
そして、主人公ふたりの可愛さに癒されてください。
瀧くんに三葉ちゃんが入ってるときの可愛さと、
三葉ちゃんに瀧くんが入ってるときのイケメンさは異常。
やばいね、DVD出たら買っちゃいそうです。
以上!
君の名はネタバレでした!
おわり。