椎名林檎と彼奴等がゆく百鬼夜行 2015
ども!
ずしおうまるです。
11月6日(金)
NHKホール
へ、いってきたのだぜー!!ヤッホーイ!
今回は前日が夜勤だったため、夜勤明けでのライブということで、まあ、死にました。
ちょっとネタバレありなんで、これからライブに行く方は見ないほうがいいかなと思います。
さて、さる11月6日(金)
決戦は金曜日!
この日をたのしみに10月を終えたので、ドキドキしながら当日をむかえました。
が…今月もいろいろと予定が重なっているうえに、夜勤8回という巻き糞みたいな勤務…w
他の部分で希望休2日を使ってしまい、夜勤明けでの参戦となってしまいました。
うちの職場は勤務変更ほぼNGなうえに、有給つかわせてくんないからなー(´Д` )
いちおう朝の10時30分に夜勤がおわり、速攻で家に帰り、いろいろ準備してから12時〜13時まで軽く仮眠をとり、その後ライブ会場へ向かいました。
(あ、画像は当日客席の撮影禁止されているので、ちょっと引用させて頂きました)
NHKホールは渋谷なんてシャレオツな都会にあるもんだから、田舎者のわたしは圧倒されっぱなし。
つーか渋谷なんていかねーし( ゚д゚)!
人が行き交うスクランブル交差点で呆然と立ち尽くし、その後、迷子になりましたw
ファミリーマートのお姉さんに泣きつき、
東急本店のインフォメーションセンターに駆け込み地図をもらい(マジックで線までひいてくれました…やさしい)
セブンイレブンのお姉さんに道を聞き、
代々木公園付近の交番でおまわりさんに道を教えてもらうという…。
たどりつくまでに1時間くらい迷子になっていたかと思います。
15時40くらいにようやくNHKホールに到着。
そのころにはもうへとへとでしたが、なんとか物品販売に並ぶことができました。
ぼんやり並んでいたら、わたしの前に並んでいたカップルの方が
「鳥の糞が落ちてくるから気をつけてくださいね」とご親切に教えてくれました。
なんと優しい方たちなんや。
さすが林檎ファン、やさしい。
ちなみにグッズ販売の列は前回のスーパーアリーナで行われた 林檎博14' に比べると、少なめでちょっと安心。
が、いかんせん建物内での販売だったので回転率はあまりよくなかったのかな、とかんじました。
なんだかんだ買い終えた頃には17時をまわってました。
今回買ったのは、
VネックTシャツとお約束の手旗。
Tシャツには妖怪たちがあしらわれており、今回のライブのテーマである百鬼夜行がモチーフになっています。
よく見ると、いったんもめんとか可愛い妖怪が描かれています。
背中はこんなかんじで、お札をイメージしてるのかな?
が、かんじんの謎の文字がなんて書いてあるのかよくわかりません。
読める方はぜひ、無知なわたしにご教授くださると助かります。
ちなみに手旗のほうもやっぱりよくわからない模様でしたw
今回はシックでオシャレなかんじ。
今まで派手な旗が多かったもんなー。
レシートにも小粋な演出。
「のっぺらぼうならば、顔認証入場のとき、どうなるのだろう」
と、シュールな妖怪にちなんだ小ネタが書いてありました。
いろいろな種類があるようで、ツイッターなんかでも話題になっていました。
18:00 入場開始。
どうせ会場内は混み合うから、近くのNHKの中に入って、便所借りるかと思ったら、警備員さんに止められてしまいましたw
やっぱりスタッフ用のカード的なものがないと入れないみたいです。
ですよねーw
でも、親切にトイレの場所を教えていただき、ありがたかったです。
トイレを済ませ、18:15分頃入場。
入口付近に素敵なお花が届いていました。
さて。座席のほうは…
2階席の前から3列目。
なかなかいいんじゃないか?と思いつつ、座席でグッズをごそごそあさっていると、わたしの席の前2列の方々が、なんかこう…一般人ぽくなひとたちばかり座っているような気がしました。
しかも見たことがあるひとを発見!
斎藤ネコさん?!
2階席最前列、中央付近に座っていました。
ヴァイオリニストとしてCDに参加したり、ライブツアーでもたびたびオーケストラの指揮や編曲を担当している。
最初はそっくりさんなのでは?とチラチラ見ていたけど、見ればみるほどネコさん。
しかも2階最前列と2列目のひとたちは、みんなと違うチケットと、ゲストカードを持っていたので、斎藤ネコさんに間違いないと確信しました。
思わず握手してほしい、盗撮してしまいたいと思いましたが、ぐっとこらえました。
周りのひとたちの中にも、気づいていた方がいたっぽいけど、決して大騒ぎせず、密かに気づいてキャーキャー言ってました。
さすが、おとなしいことに定評のある林檎ファンや。
さらに開演数分前に滑り込むようにこっそりやってきたのが…
わたしの座っていた場所の通路を挟んだ右奥の最前列のほうに、ちょこんと座りました。
やはり、彼は目立つのか周りがざわついていました。
としちゃぁあぁん!ぎゃーす!と心の中で叫んでいたら、会場が静かに暗くなりました。
☆11/16 NHKホール セットリスト
1.凡才肌
2.やさしい哲学
3.いろはにほへと
4.尖った手口
5.労働者
6.走れゎナンバー
7.神様、仏様
8.現実に於て
9.現実を嗤う
10.SG~Superficial Gossip~
11.熱愛発覚中
12.至上の人生
13.ブラックアウト
14.迷彩
15.罪と罰
17.Σ
18.警告
19.マヤカシ優男
20.名うての泥棒猫
21.真夜中は純潔
22.とりこし苦労
23.キラキラ武士
24.華麗なる逆襲
25.御祭騒ぎ
26.長く短い祭
27.群青日和
28.NIPPON
アンコール&MC
29.青春の瞬き
30.二人ぼっち時間(エンディング映像)
曲順が違う可能性もありますが、こんな感じです。
ちなみに、1列目、2列目が関係者席だったためか、関係者のみなさんは座ってじっくり見ていました。
だから、立つべきか立たないべきかめちゃくちゃ悩みましたw
隣のひとは立ってないし、つーか3列目のひとたちはたぶん「みんな立つ?立たない?どっち?」とキョロキョロしてましたw
で、最終的に、
「みんな座っているし、興奮して旗をふりまわして、前の列のひとの頭を殴ったらまずいし、夜勤明けだから座ってみよう」
という結論にいたりました。
はじめてライブを最初から最後まで座って味わえて…なんとも贅沢な気分でした。
〈前半の感想〉
序盤はわりとおどろおどろしいかんじ、というか魑魅魍魎たちが現れた…というようなイメージで見ていました。
テーマが百鬼夜行ですからね。
スタートの衣装はうちかけ。
3曲目の「いろはにほへと」は、きつねの嫁入りをイメージした曲なので、衣装とぴったりでした。
なさけないことに、他アーティストに提供した曲をそれほど聴きこんでいなかったので、聴いたことはあるけどわからないみたいな曲が前半に集中してたかな、と思います。
ただ、どっかで見たファンのコメントで、
という憶測をみかけました。
これにはなるほど!と思いましたね。
そういうふうに考えると楽しいですね。
実際は違うのかもしれないですが、そういった想像を膨らませられるひとはホントすごいなあ。
そして7曲目の「熱愛発覚中」で会場に衝撃が走る。
ナース服で踊りだす林檎さんw
瞬間、一気に会場内がザワつきはじめる!
林檎さん本人もナース服でガラスを割っていた頃を、黒歴史的なかんじで捉えているっぽい発言をしていたし、これは衝撃でした。
本人がやりたかったのか、スタイリストさんがそういったコンセプトにしたかったのかは不明ですが、とにもかくにも眼福でした( ^ω^ )
〈中盤〉
徐々に、にわかファンのわたしにもわかる曲が増え始め、わたしもテンションUp。
「迷彩」からの「罪と罰」あたりが最高でした。
ただ迷彩が少しアップテンポすぎて残念。
もともと長い曲ではないのにもっと短くかんじてしまいました。
じっくり聞きたかったなあ。
罪と罰は相変わらず鬼気迫るものがある。
ほんと好きな曲です。
知っているから安心して聴けるのもイイ。
ちなみに、
16曲目の「セーラー服と機関銃」は、
のびやかでどこか気怠げな声は、なんだかほっとさせてくれます。
ちなみにその間、林檎さんはお色直し。
そして今回のツアーで大変評判がよろしい18曲目の「警告」
初期の頃の曲なので、もともとかなり人気は高いのですが、イントロが始まった瞬間、会場が一斉に熱気に包まれました。
なんだかんだ言って、初期曲は偉大。
わたしも大好きな曲なので、思わず立ち上がりそうになるのをこらえ、目に焼き付けてました。
やっぱりかっこいい。
林檎さんは、
「歌詞についてうんぬんかんぬん言われたくない。ちゃんとメロディーを聴いてほしい」
と、よく言うので、歌詞が神!とか、林檎さんの歌詞が好き!というのは野暮なのかもしれない。
でもあえて言わせてほしい。
やっぱ歌詞がすげーんだわ、この曲。
他の曲も素晴らしいけれど、警告はまじで歌詞が秀逸だと思うの。
「朝の訪れを微塵も感じない夜 闇がこの先の日本を考えるのか
TVも溜息も時計を滅多に止めない 何がこれ程迄に虚しさを呼ぶのだ?」
こんな歌詞おもいつくか?
思いつかねーよ!
〈終盤〉
中盤で体が温まったところで、怒涛のように攻めていきます。
後半からは百鬼夜行も最高潮。
「御祭り騒ぎ」からの「長く短い祭り」が最高でした。
御祭り騒ぎはめちゃくちゃ大好きな曲なので、やってくれて嬉しかったです。
「すべてが初めて 今日がもう来ないことを 知ったのも 初めて 林檎飴が紅い」
の部分で、ひとり感極まりウルウルし始めるわたしw
ステージ上の画面には妖怪たちが踊りながら闊歩する映像が流れ、まさに百鬼夜行さながら。
みんな旗を振り回し、一体となってました。
そしてラストスパートと言わんばかりに堂々と日の丸を背に「NIPPON」を歌いあげる林檎さん。
この曲も右翼問題で散々荒れたけど、なんかそんなもんどうだっていいと思いました。
右翼だと思うひとはそう思えばいいし、違うと思うひとはそれでいい。
否定もしないし肯定もしない。
もうあっというまの時間でした。
まさに閃光のような!
〈MC〉
アンコールってことで、再びみなさん戻ってきてMCのコーナー。
彼が「笑っていいとも!」をパロって、ズモさんと称して司会を進行しました。
余談ですが、今回もヒイズミさんのピアノのパフォーマンスがめちゃくちゃかっこよかったです!
今回はドラム担当の玉田都夢さんの番でした。
いきなりズモさんに話を振られて動揺しまくる玉田さん。
聞いてないんですけどー、と…わたわたしつつ、椎名林檎さんとの出会いについて語ってくれました。
当時、玉田さんは今回のライブでも歌った「労働者」のプリプロ(レコーディングの方向性を決めること)をしていて、どうにもうまくいかず悩んでいる最中でした。
そんな時にスタッフから、「いまから椎名林檎さんが来るから」と言われ、盛大に焦り…。
予定通り現れた林檎さんに、初対面にも関わらず「すいません、帰ってください」と言ってしまうほど煮詰まっていたとか。
そんな玉田さんたちに、林檎さんは、「いいから、とりあえず演奏してみて」と言い、ドキドキしながら演奏したというエピソード。
最終的に林檎さんは演奏を聴いて、すごく気に入ってくれたそうで、ほぼそのままの形でレコーディングされたそうです。
「ズモさんさんがちゃんと進行しないからー」と照れ隠しに必死な林檎さん。
ズモさんは「ごめんなさいw」と笑い、
浮雲さんはマイペースに体育座りをして待機w
ちょっとぐだぐだな空気が漂い、
林檎さんが一言「静かに事故ったねw」と呟き、気恥ずかしそうに「ジングル!」と言って、ヒイズミさんがジングルを弾きMCは終了。
〈アンコール曲〉
最後のあいさつで、
「今回のライブでは、会場の雰囲気によってアンコールを決めているんです」と林檎さんが言っていました。
そして歌ったのが、「青春の瞬き」
エンディングに相応しい良曲!!
が、しかし八王子初日、大阪2日目のアンコールで、わたしの大好きな「虚言症」を歌ったという情報を聞いていたので、もしかして…?と思ってホクホクしていたので、内心ちょっと切ない気持ちになりました。
青春の瞬きも好きな曲だったのでうれしくてうるうるしましたが、虚言症だったら確実に号泣していたと思います。
まだライブで1度も虚言症を聴いたことがないので、聴きたかったなー。
と、残念に思いつつ、なんだかんだ最高の夜を過ごすことができました。
以上!
終始座って聴けたライブは今回が初ってことで、夜勤明けのわたしにとってはめちゃくちゃ助かりました。
さらに斎藤ネコさんや、としちゃんも見れて思わぬ収穫もあり…。
が、帰りの電車では一気に眠気に襲われ倒れるかと思いました。
これで立って旗振って暴れていたら…と考えるとちょっとこわいですw
やー、今回のライブも、めっちゃたのしかった!
ライブ内容ももちろんよかったけど、いろんなひとたちに助けられ、結果たのしめたライブだったと思います。
〈スペシャルサンクス!〉
慣れない都会で迷子になって、道を聞いたわたしに、嫌な顔ひとつせず道を教えてくれた
・ファミマのお姉さん
・東急本店のインフォメーションセンターのお姉さん(地図をありがとうございます)
・セブンイレブンのお姉さん
・交番のお巡りさん
NHKで図々しくトイレを借りようとした不審者に優しくトイレを教えてくれた
・警備員のおじさん
グッズ販売に並んでいるときに、鳥の糞が落ちてくるから気をつけてくださいね、と声をかけてくれた
・林檎さんファンの優しいカップルさん
みなさんのおかげでライブを思う存分たのしめました!
都会のひとはめちゃくちゃ温かかった!!
そして、林檎さんとバンドのみなさん!
たのしいライブをありがとう!
次回はぜひ!さいたまでオネシャッス!
おわり。